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理科系のぼくとスピリチュアルな父

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スピリチュアル系男子である父と、理科系博士のぼくの成長記録。
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#エッセイ

はじめまして

ぼくと父の会話の備忘録をマガジン(理科系のぼくとスピリチュアルな父)にまとめていこうと思います。
もともとは別のブログサイトで書いていましたが、移転させました。

思い出せる限りのエピソードを書こうと思います。

今回はこのマガジンに登場するであろう人間を紹介します。

登場人物家族


スピリチュアル、オカルトが好き。
ラジコンが好き。

現在何をやっているのか聞くのが怖くて聞けない。

座右

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ノストラダムスの大予言をめぐって

ノストラダムスの大予言をめぐって

#幼少〜小学生

皆さんは覚えているだろうか。

前世紀末の重大事件。

そう、ノストラダムスの大予言だ。

ぼくはまだ小学生だったが、
今でもその年のことは、かなり鮮明に覚えている。

テレビではノストラダムスの大予言の特集を毎週のようにやっていた。

その年までのぼくは、父の影響かオカルト・スピリチュアル的なものを普通に信じていた。

特にノストラダムスの大予言には執心した。

なにより、世界

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テレビでエッチなシーンが流れた時の対処法

テレビでエッチなシーンが流れた時の対処法

#幼少〜小学生

家族でテレビを見ている時、
ふいにエッチなシーンが流れることが有る。

ぼくが小さい頃、
ぼくの家族の場合はこんな感じだった。

母は心を無にしていた。

兄はどこか気まずさを感じているようだった。

ぼくは普通に見ていた。

父はぼくを見ていた。

なんなら父はぼくに話しかけてきた。

「どう?」

ぼくはそれがもの凄く嫌いだった。

もし自分に子供が出来たら、こんな時に話しか

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蝉取り

蝉取り

#幼少〜小学生

父は小さい頃から蝉取りが好きだったらしい。

そのせいか、ぼくらが小さい頃、
夏になると必ず父に連れられて、蝉取りに行った。

そのときの父は色々教えてくれた。
「桜の木によく居るんだよ。」

「大きいのはクマゼミ。」

「この鳴き声はニイニイゼミだ」

「ここにはアブラゼミが多いんだよ」

「ツクツクボウシ、ヒグラシは割と珍しい」

「ほらあそこにいるよ」

「とれそうだよ」

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父の独り言

父の独り言

#大学生〜大学院生

テレビを見ていると父はよく独り言を言う。

例えば、

あるお笑い芸人さんのことをさして
「こいつら全然面白くないね」

和装の女性の髪型をさして
「なんでこんな髪型なんだろう」

と言った具合だ。

大抵の場合、
何故そういうことを思ったのか理解できない事が多いのでぼくは
「なんで?」
と聞き返す。

すると、例えばこのような会話が繰り広げられる。

例1:気に入らないお笑

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父の一人暮らし

父の一人暮らし

#中学生〜高校生

父は昔一人暮らしをしていたらしい。

中学生の時その事について聞いてみた。

ぼく「一人暮らしってどんな感じ?」
父「結構楽しかったよ」

ぼく「いつやってたの?」
父「大学生の頃かな」

ぼく「どこで?」
父「家の近くだよ」

ぼく「どういうこと?」
父「俺の実家の近くでしてた」

ぼく「どのくらい近くだったの」
父「徒歩5分くらい」

ぼく「近っ!!それって一人暮らしってい

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父と地獄のミサワ

父と地獄のミサワ

#大学生〜大学院生

ぼくは地獄のミサワが好きだ。
どんぐらい好きってもう超好き。

ファンタのプレゼントキャンペーンで

景品が地獄のミサワのTシャツだったときは

欲しすぎてファンタを数ヶ月で100本以上飲んでしまったくらい好き。

そして、好きが講じて結果的にTシャツをゲットできた。

ある日、このTシャツが家に届いた時、
ぼくは喜びの余り父に見せたのだった。

ぼく「地獄のミサワってしって

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ダウジング2 広域を探す父

ダウジング2 広域を探す父

#中学生〜高校生

ある日、

父がリビングで地図を広げ、なにやら真剣な表情で立っていた。

右手にぶら下がっていたのは、水晶のペンダントのような物。

そして机の上には東京都全域が収まった広域な地図。

ぼくは嫌な予感を感じつつ、

何をしているのか聞いてみた。

「財布落としちゃったんだよね。」

ああ、これが引き寄せの法則というやつか。

一応、話を掘ってみた

ぼく「というと?」

父「い

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父が初めてくれた本

父が初めてくれた本

#中学生〜高校生

高校生の時の誕生日。
父がぼくに本をくれた。

記憶の中では、これが初めてもらった本だった。

この本だ。
「ザ・シークレット」

ご存知の方も多いのではないでしょうか。

なんてったってベストセラー。
所謂自己啓発系の金字塔。

「引き寄せの法則」をいい出した本。

もらってしまったので一応読んだ。

雑に要約すると
「悪いことも、いいことも思った通りになってしまう」
という

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サンタ再来

サンタ再来

#中学生〜高校生

ぼくにとってサンタクロースは小3でいなくなったと思っていたが、一度再来したことがあったことを思い出した。

それは中学生の頃だった。

その頃、ぼくの家は実質的に別居状態で、父は少し離れた場所に暮らしていた。

ぼくはその頃から夜更かしが好きだった。

夜はゲームをしたり、ネットやチャットをしたりして、
昼は学校で寝るという生活をしていた。

今思えば親に心配をかけていただろう

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遺伝

遺伝

#幼少〜小学生

ぼくにはコンプレックスがある。

足だ。
扁平足なのだ。

もう真っ平ら。

温泉やプールサイドでつく足跡は人間のソレではない。

走ればすごく疲れるし

靴もほとんど合わないし

いいことは特にない。

父の遺伝だ。

治療法もたくさん試したが効果はなかった。

タオルを足の指でつかむ

テニスボールを握る

サポートを試す

裸足で過ごす

サンダルで過ごす

きっと効果が出

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利き聖水(念編)

利き聖水(念編)

#中学生〜高校生

聖水の作り方1の続きです。

念によって聖水が作れるようになった父は、
聖水を作っては自分で飲み、たまにぼくにも飲ませるというスタイルでいつも通り生活していた。

「味がぜんぜん違う」という父であったが。
何年たってもぼくには違いがわからなかった。

そこで、ある日、本当に見分けることが出来るのかテストをしてみることにした。

ぼく「本当に味変わってるの?」

父「うん。飲めば

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ある日、父にマウスをプレゼントした

ある日、父にマウスをプレゼントした

#大学生〜大学院生

ある日、ぼくは父にマウスをプレゼントした。
父が使っている外付けマウスに付いて不満を垂らしていたので。

父の誕生日か、クリスマスか忘れたが、マウスをプレゼントしたことが有る。
たまたまAmazonでトップに出てきたのでふとその事を思い出した。

まさにコレ。

これは無線式のトラックボールマウスで、
windowsのマウスの中では場所も取らず、手首も痛くならず
とても使いや

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父の工作

父の工作

#大学生〜大学院生

父は工作が好きらしい

この間もペン立てを作ったらしく
自慢してきた。

自慢するほどでもないけれど、
そんなに悪くないとも思った。