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ひよこクラブVol.18 出席を取る意味

①必ずチャイムと同時に授業開始する。
②毎休み時間に教室に行って生徒とおしゃべりする。
③毎朝、早めに教室前やフロアに立って生徒に「おはよう」する。
④がんがん授業見学する。
⑤HR見学する。
⑥いろんな授業法を試してみる。
⑦何でもばしばし動く。
⑧授業やHRの始業と終業の挨拶は、必ず全身を生徒に見せて行う。
⑨毎回、必ずフルネームで生徒の出席を取る。
⑩問いかけ以外は「わかりやすさ」が大切。

 今回は

⑨「毎回、必ずフルネームで生徒の出席を取る」

についてお話しします。

 ひよこのみなさんが勤めている学校では、フルネームで生徒を呼ぶHRや授業はどれぐらいの割合でしょうか? 
 もしかして空いている席を指して
「そこ、だれ?」
と周りの生徒に尋ねて出席を取る先生がほとんどといった学校もあるのではないでしょうか?

 今回は「毎回、必ずフルネームで生徒の出席を取る」ですが、なぜ必要だと思いますか?
 それは、出席を取ることは生徒とのコミュニケーションの機会だからです。

 クラス生徒とのコミュニケーションは、担任こそが他のどの教員よりも多く取るべきです。事務担任ではないのですから。

 できることなら休み時間や放課後、ふらふらしながら生徒と語らいたいところです。そしてそういう触れ合いこそ、本当は一番大切な仕事のはずです。でも現実はそう簡単にはいきません。毎日、毎時間、毎分、毎秒、授業やその準備、部活、校務、保護者対応等に追われています。

 すると一番大切なはずの生徒とのコミュニケーションの機会が一番少なくなったりします。それは本末転倒なんですけど、抱える種類とその量が多すぎて何ともならないことはよくあります。

 でもそんな自分を正当化ばかりしていると、ふと気がつくと数日間、下手すれば1週間、自分のクラス生徒の中に、会話できていない生徒が出たりしませんか? 場合によっては目を合わせてうなずきあった記憶すらないような生徒が生まれます。そこに生徒の成長や教育があるとは言えません。

 だからこその出席取りです。生徒と目を合わせながらフルネームをしっかりと呼ぶ。生徒に「はい」と答えさせる。

 たったそれだけのやりとりを、毎日朝と帰りのHRで、授業の始まりで、欠かさず行う。できることはやりましょう!

忙しいと先生ほど、出席を大切にします。そしてそういう先生はブラックなシステムと本当の意味で闘い続けているんだなあと思います。

 あれ? そんなこと当たり前にやっている? レベルの低いお話でしたか? もしそうなら失礼しました! すばらしいです。最後の日の最後の授業まで、ぜひ続けてください。とてもすてきなことだと思います。







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