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私のキャリア、今昔

人材会社で働いていると、沢山の人と会ったり話したりできる。
今日は私の今の仕事と、前の仕事のおはなし。

「会社の顔」の人たちに会ってみて

それまで学生だった私は、販売のアルバイトこそしていたものの、
BtoBの世界は未知の領域だった。
だからこそ、BtoBの会社に入って、
「働く人たち」に会ってみたいと思った。

そんな思いで入社したのは、ITコンサルの会社。
でも、BtoB営業として出会えるのは、THE 企業人という感じの
「会社の顔」をしたお客様ばかりで、
なんとなくつまらなく感じてしまったのだった。

新規開拓担当だったこともあり、
壁一枚を隔てて、ずっと本心を探り合うような営業は、
自分も相手も何も曝け出すまいとする感じで面白く思えなかった。

今思えば、それは私の偏見だったとも思う。
固く考えすぎずに、自分自身もっと自然体で相手に接していたら、
また違った感想を持ったかもしれない。


「生身の人間」に会える仕事がしたい

1社目で働いていたある日、やっぱり
「会社の顔」の人たちのために働くよりも、
BtoCの領域で「生身の人間」に会える仕事がしたいと思った。

そして、転職をしようと思ったときに考えたことは、
自分の興味を活かせることと、長く続けても苦痛にならないこと。
もう一度、自己分析をして、よくよく考えた。

私の場合、それは「人の考えや気持ちをきくこと」だった。


それも、「今日の夕飯なにしよう?」という軽い内容よりも、
「どう生きていきたいか」「自分はどういう人か」というような
その人の価値基準にまつわる話が特に好きだった。
(なんで好きだったかは、また今度はなそ?)

その点で人材会社は、沢山の人の
仕事や人生に関する価値観や考えを聞ける。
「生身の人間」としてのお客様を相手にできる。
その上で、自分が何かお客様の役に立てる可能性がある。

パズルが完成したような気持ちで、ああこれだ。と思った。
思い立って直ぐに、国家資格キャリコンの資格講座を申し込んで
転職に備えて勉強し、無事人材会社に入社して今に至る。

私には、「生身の人間同士」の付き合い方が性に合っている。

それはもちろん、大変なことでもある。
分かり合えないことも、怒らせてしまうこともある。
でも逆に、とっっっても感謝されることもある。

お互いに人として接するからこそ、
喜怒哀楽の感情が出てくるものだとも感じるし
やり取りの全てに意味があると思える仕事だから。
基本的に、今の仕事が私は好きだし、適職だと満足している。


これからどうしよう?

適職だと、自分でも納得できるまで落とし込めたのは
1回目の転職にしては上出来だったなあと思う。

今の会社で2年が経って、沢山の人と話してみて、
もっと話したいという気持ちもあるし、
前までは全く興味がなかった、「データ」にも興味が出てきた。

求人掲載のPV数、CV率、登録者推移・・・
これまでは「単なる数字」と思っていたけれど、今は違う。
この数字は、「そのサイトに集まる人たちの総意」。

データから読み取れることは、感覚的な印象ではない、
より実態に基づいた、人の感情や思いだと感じるようになった。

適職を続けるうちに、新しい興味が湧いてきたのは、
自分でも思いがけない誤算だったけれど、
はやくに気づいて自分の人生に向き合ったからこその
次の展開なんだろうなーと思う。

今までの自分も、これからの自分も
点と点が繋がった先の私であることに変わりはないけれど、
今までの気持ちに固執しすぎず、
これからの自分が思うことも受け入れて生きていこうと思う。

ご清聴ありがとうございました。



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