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ヘタレ師範21話A 「おやじ狩り」
第1話「出会い」へ戻る第20話「五郎とジオン」へ戻るーーーーーーー前書きーーーーーーー
五郎がジオンからあれだけの攻撃を受けながら、なぜゾンビのように急激に回復できたのか?
そのゾンビ回復?は、彼だけでなく、ミヒやミヤギ夫婦にまでできるのか?。
今回21話あAそしてBとCでは、それについての説明とゴボウ道場の成り立ちについて語ることにしよう。
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数年
ヘタレ師範 第17話「リベンジ」
第1話 「出会い」ヘ戻る前回 15話「ゾンビ」へ戻る
約束の稽古日の夜がきた。
前回と同じ人間が五郎の道場に一堂に会していた。
しかし、五郎だけは前回と同じではなかった。
彼の顔は形がすこし歪になっていた。
鼻筋に絆創膏が貼られている。二の腕にも数か所アザが見える。
まるでヤクザにでもヤキを入れられたような姿だった。
ジオンたちは違和感を感じたが、不思議なことにミヒたちは何の関心も心配もして
ヘタレ師範 第12話「スキ」
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前回 11話「貫手(ヌキテ)」へ戻る
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はた目にはミヒがジオンを指さしているように見える。その姿勢のままミヒは。
「お姉さんスキ、だからワタシ・・・」
あまりに場違いの言葉だ。
ジオン「な、何ィ?」
ジオンも他の連中も、道場破りの緊張感がどこかに吹っ飛んだ。
ミヤギ「好きって、ミヒお前、試合中にコクるなんて?しか
ヘタレ師範 第11話「貫手(ヌキテ)」
第1話 「出会い」ヘ戻る
前回 10話「振り袖稽古」へ戻る
最初の立ち合いはミヒとテッキだった。
ミヒは、特に構えず。自然体で立った。表情はやわらかく、緊張感も殺気もまるでない。
テッキが小声でボソッと。
「そんな棒立ちで大丈夫かよ? いくら女同士でも、舐(ナ)めてるとケガするぜ。
ジオンはな、プロレスラーのガンカクさえ気絶させたことがあるんだ」
ミヒはにっこりと
「アリガト」
テツキ
ヘタレ師範 第7話「庇い手(カバイテ)」
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3人が振り向くと、ゴマ塩頭の初老のオヤジがニヤニヤ笑っていた。風体を見るとどうもカタギには見えない。
すると、今度は別の声がした。
「それにさあ、ここの見物人も、アンタたちも、今の試合見て、青ゴリラが勝った。白帯のほうが負けた‥なんて思ってんだろねえ?」
声の主は、ゴマシオの横に座っていた中
ヘタレ市販 第8話「押忍!」
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前回 7話「オープントーナメント(庇い手)」ヘ戻る
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ドドン!爆発したような音をたてて、道場の扉がいきなり開いた。
開け放された扉の向こうに、金髪に赤い口紅のジオンを真ん中に、歌舞伎メイクのガンカク、ツーブロックマンバンのテッキが立っていた。
彼らは例のド派手な真っ赤な衣装に身を包み、三体の仁王像のように睨みつけてい