書けない原因を正しく把握しよう
◆じゃあ「書けない」も環境とネタでできている?
ここまでは「書ける」ということについて考えてきた。
その内容をギュギュっと要約すると、
「書ける=環境+ネタ」でできている、ということだ。
「書ける環境」と「書けるネタ」の両方があって初めて「書ける」という現象が完成する——。そんな内容だった。
ここまで読んできた賢明な読者なら、全知的な読者の視点から、こう思うに違いない。
《なら、きっと「書けない=環境+ネタ」なはずだ!》
《・・・さっきと一緒だ! じゃあ続きは読まなくていいや!!》
どうだろうか。
確かに、「書けない」についても「環境」と「ネタ」に言及するのは確かだ。
でも、私が考える「書けない」に対する結論は、「書ける」の結論(「書ける」=環境+ネタ)とはちょっと異なる。
(この「ちょっと」が、小さいようで実は大きい)
ほら、どっかで蝶が羽ばたいたら、どっかで竜巻が起こる——みたいなやつ、あるじゃん?アレである。(テキトーかよ!)
一見「同じ結論だ!」と思えるかもしれないが、その「ちょっと」の違いに注目して、これからの話を聞いてほしい。
◆ここで全文系高校生の宿敵「集合と命題」のお出ましだ!!
「ヘイ! 呼んだかい?」
そんな陽気な感じてヤツはやって来た。
「もしかして、オレっちの出番かい?」
あああああああ!!!
全文系の悲鳴が聞こえてくる!!!
逃げろ!!ヤツは《集合と命題》だ!!
何でもかんでも”かつ”と”または”で表すヤカラだ!!!
”必要条件”とか”十分条件”とか、条件にうるさいヤツだ!!!
早く逃げろ!!!!さもないと補集合にされるぞ!!!
・・・とまあ、ひどい言われようなのであるが、ここはせっかくご足労いただいたので、《集合と命題》に人肌脱いでもらおう。
「書ける」=P
「環境が整っている」=A
「ネタがある」=B
とすると、こんな命題が爆誕する。
「P ならば A ∩ Bである」
ギャあああああああ!!!
ああ!文系高校生が1人やられた!!アイツはもう空集合だ!!(謎)
まあまあ、まだ生き残っている諸君に、軽く説明をしよう。
これは日本語で書けばなんてことはない。カンタンだ。
「”書ける”ならば、”環境が整っている”かつ”ネタがある”状態である」
ただこれだけである。これは「命題」と呼ばれるもので、数学っぽく書くとこんなふうに表せる。
P ⇒ A ∩ B
ここで数学が得意なあなたはこう思うかもしれない。
《「A ∩ B⇒ P」 は成り立たないの?》
たしかに。鋭い疑問だ。
日本語で表せば、こう言い換えることができる。
《「”環境が整っている”かつ”ネタがある”ならば”書ける”」って言えないの?》
言えそうだ。言えそうだよね? ね!?
結論。言える。
すると、「P=A ∩ B」という式が作れる。
つまり、「A ∩ BならばP」だし、「PならばA ∩ B」ということだ。
ただ、この記事は数学のお勉強ではないので、細かいことは省略。
というより、当の自分が細かいことを分かっていない。(笑)
・・・だいぶ生き残っている人が少なくなって来たようだ。。。笑
だが、大切なのはココからだ。
「書けない」とは、「書ける」の裏返し、「notP」って感じだ。
(厳密な数学の記号とは異なります。許して!)
ここで!!!
オレのターン!!!
《対偶》を召喚!!!!!
ババーーーーーーーーんっ!!!
「P ⇒ A ∩ B」が真ならば
「notA ∪ notB ⇒ notP」も真である!!!
あああああ!!!
やめて!!!
文系のライフはもうゼロよ!!!
・・・。
だいぶ茶番になってしまいましたが、実は、ココ、すごく大切です。
許してください!!!
「P ⇒ A ∩ B」が真ならば「notA ∪ notB ⇒ notP」も真である
実はこれが、
「”書けない”の結論は”書ける”の結論とちょっと違う」のミソなのだ。
◆細かい話はやめにして、結論だけ話そう
「P ⇒ A ∩ B」が真ならば「notA ∪ notB ⇒ notP」も真である
なんで!?と思ったあなた、ごめんなさい、もう数学の話は散々な他の人のためにも、細かい説明は省略させてください。笑
「対偶」「ド・モルガンの法則」とか検索していただければ、それっぽい説明が出ると思います。笑
数学の話は抜きにして、ココからは日本語で、具体的にお話しします。
「P ⇒ A ∩ B」が真ならば「notA ∪ notB ⇒ notP」も真である
これを日本語で言い換えると、ざっくり、次のようになる。
①「”書ける”ならば、”環境が整っている”かつ”ネタがある”」
②「”環境が整っていない”または”ネタがない”ならば、”書けない”」
の、①と②は同じコトを言っている。
これでも、まだ分かったようなわからないような・・・。
実は、この①が「書ける」の説明、②が「書けない」の説明なのだ。
②の注目ポイントは、「または」だ。
「”環境が整っていない”または”ネタがない”ならば、”書けない”」
つまり、「環境」と「ネタ」のどっちか1つでも欠けていると、「書ける」状態にはならない(=「書けない」状態になる)
これ、すっっごく大切。すっっっごく大切なのだ。
なぜか?
その答えを以下で話そう。
(続き)
◆◆◆
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