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20210420 通院メモ 双極性障害の脳の中は・・・

今日の午後リハビリはメディカルレクチャー。
双極性障害とはどんなものなのかということを知るプログラム。
このプログラム自体は、何度目なんだろう。
結構何度も聞いている。
しかし、学ぶ度に色々なことに気がつく。
前回や、前々回に聞いたときにはさらっと流していた内容でも、急に気になったりすることがある。

今日のレクチャーの中で気になったのは2つ。

一つは、双極性障害の脳の中について。
双極性障害というのは、過活動や過集中になりやすい傾向がある。
医学的な論文の内容が紹介されたのだけれど、その原因について神経伝達物質のバランスの話が出てきた。
双極性障害の人とそうではない人と比較した場合、ドーパミン、セロトニン、ノルアドレナリンが30%ほど多いということがわかったそうだ。
これらの物質は、元々脳の働きを活発にする。
そのため、過活動や過集中しやすくなる。
ところが、こうした物質が多くあることで、脳の細胞が傷害されやすかったり神経細胞が傷害されやすいということもわかっている。

つまり、元々脳の活動が活発化しやすい物質があることで、過集中・過活動が起こり、さらにそのことにより脳がとても疲れやすく、しかも壊れていくことにつながっている。

従って、再発を予防するためにも、脳を休める練習をする必要がある。
過活動や過集中にならないようにコントロールする必要がある。

こうしたことを気にしないで生活していると、再発してしまう。
日本人の双極性障害の発症は平均が30才以降、男性が5人に一人、女性が10人に一人の割合。
再発する周期は初発から7年くらいの感覚で再発することがあり、何度も再発している内に再発周期はだんだんと短くなってしまう。
通っているクリニックは、そうならないようにするために時間を掛けてのリハビリを行い、再発予防を主眼に置いている。
クリニックが行っている取り組みの意味が、こうしたレクチャーを元に理解できるようになってきている。

二つ目は、天候性、季節性の躁・鬱の波について。
これは、モニタリングのサインとして自覚しておいて損はないとのこと。
天気が悪いときに気分が下がりやすいという自覚症状があるという人は、光に対しての反応性が強いということができるそうだ。
冬から春になると日中の時間も長くなるし、日差しも強くなる。
これで気分が上がってきているという自覚があるならば、これもまた光に対しての反応性がある言える。
自分の場合、その辺のところがあまりよくわからない。
しかし、光を浴びることで躁転しやすい感覚はある。
やたらとカメラを持ち出して歩きたくなるし、ロングドライブに出かけたくもなる。
活動的な気分になるということは、躁の状態が入っているのだろう。
そうすると、こうした時期の活動を抑えることで、落ち込みを少なくすることもできる。

去年の6月6日に書いたnoteにも今日と同じレクチャーの内容のメモが書いてある。

この一年間を通して、生活リズム、食事の内容、睡眠、運動などといったことを整えてきた。
そうしたことで、確かに落ち込む感じの時もあるがすぐに戻るような感じになってきている。
気分を引きずる思考が出てきても、「それは思考であって、事実ではない。事実はこれだけ。」と把握し直す習慣ができてきたことで、思考を置いておくことができる。
そのうち、忘れる。
引きずらなくなった。

1年前の話がちょっとずつ自分にしみこんで、ちょっとずつ自分を変えていっているのかもしれない。
そうすることが、双極性障害という病気と付き合い、そして再発しないために大切なことなんだろう。

また、同じ話を聞くときに新しい発見があるのかもしれない。

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