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ソニー 77回目の創立記念日

ソニー広報部のRTです。5月7日は、ソニーグループ(旧社名:東京通信工業)の創立記念日。77回目にちなんで、今回は「77」がつく商品を独断でピックアップします!そして本日の蔵出し写真のポイントは、” Go Sony! ”と”英国”です。

1.心がなごむブロッサムカラー

アーカイブを眺めはじめた私の心を最初につかんだのは、パステルのカラーリングがかわいいウォークマン「WM-EX77」。ラベンダー・ミント・プラムといったブロッサムカラー(色に合ったイメージの花の名前)を展開。シックなブラックももちろん選べます。1991年11月1日発売。

再生・早送り・巻き戻しなどの主要操作ボタンを本体の正面に集中させたデザイン。スライド式のカバーでホールド状態にでき、カバンにいれて持ち歩く際にも誤動作を防ぎます。大事です。

1991年発行の、プレスリリースの1枚目も持ってきました。ソニーのホームページにプレスリリースが掲載されていくのは、まだ少し先の話です。当時は、印刷したプレスリリースと写真をセットにして記者クラブに持参し、ずらりと並ぶ新聞社ごとのポストに一部ずつ投函していました。

他に2モデルも同時発表したことがわかります。当時のウォークマンのロゴは、靴を履いて歩いていますね。

2.窓から覗く幾何学模様

2000年3月発売の再生専用MDウォークマン『MZ-E77』は、ポップなデザインが目を引きます。キャビネット上部に窓があって、MDディスクが入ってない時には、幾何学的な模様が楽しめます。

付属のリモコンは、どのカラーにもマッチするクリアな仕様。

窓にクローズアップしてみると‥‥、ブルーとシルバーは波形模様、 オレンジは格子模様。細部までおしゃれです。

3.迫力の重低音を紡ぎ出すドデカホーン

低音域用のスーパーウーファーと共鳴管を備えていて、迫力のある重低音を聴かせるCDラジカセ、ドデカホーンCDの第3弾「CFD-D77」。片側デッキはカセット、もう片方はCDディスクに対応。CDの楽曲をカセットテープに自動編集録音する「CDシンクロリバース」に対応しています。CD発売開始の1982年から4年後にあたる1986年に発売し、音質と機能性の両方にこだわる音楽好きに好評を博しました。

当時の総合カタログには「カラダで聴ける、CD重低音体感サウンド!」の文字。本体の上部にある「DoDeCa Zone」コントロールを上げるほどスーパーウーファーが力を発揮して、重低音の迫力が増します。

型名が目に飛び込んでくるインパクトのあるデザイン。カセットとCDで、正面から見たデザインが非対称なのも私の好きなポイントです。ドデカホーンTVも存在します。

4と5. 薄型スタイリッシュ&回転レンズで自分撮り

2002年11月に仲良く発売となったのは、サイバーショット「DSC-F77」と「DSC-FX77」。300度まで回転可能なレンズで、自分撮りはもちろん、好みのアングルで撮影が可能。光学ビューファインダーも付いています。レンズ部をくるりと出すと高速起動で電源オンができます。しまえばすっきりのフラットボディで、持ち歩きにも便利!

レンズ部がくるりとなる「DSC-F77」。装着したままレンズ部を回転できるワイドコンバージョンレンズも、オプションとして用意。写真を撮る楽しみがグンと広がります。懐かしさもあいまって、取扱説明書を読み込んでしまいました。

もうひとつの「DSC-FX77」は、「撮る」「見る」「飛ばす」がキーワード。同じ機種同士で画像データをワイヤレスで交換できる、Basic Imaging Profile対応のBluetooth機能を搭載しています。先進感にあふれたモデルでした!

同日発表の二つのモデルは一見よく似ています。さて、「DSC-FX77」はどちらでしょうか‥!

正解は、左が「DSC-FX77」。Bluetoothの文字が側面の黒い部分にかかれています。
拡大してみてみると、青く光っている部分も良くわかります。

6. 華やかな5色展開&薄いのに光学式手ブレ補正!

2008年9月発売のサイバーショット「DSC-T77。光学4倍ズームに光学式手ブレ補正機能を搭載しながら、とにかく薄い!筐体はステンレスで、レンズカバーで本体を側面まで覆うことで、薄型ながら本体の堅牢性もバッチリ確保しています。

本体側面までぐるりとレンズカバーが覆います。
“Slim & Colorful”をコンセプトに、「ブラック」「シルバー」「グリーン」「ピンク」「ブラウン」の華やかな5色。
薄いボディの中に、考え抜かれて設計されたレンズや画像処理エンジンなど。

番外編

そして7といえば、いまの私の押しはフルサイズミラーレスカメラのα7シリーズ。2013年に「α7」と「α7R」を発売して以来、世界中の皆さまとともに歩み続けています。

(9がひとり混ざっていますが)α7シリーズの家族ショット。

さいごに

今回は強引に77の特集をお届けしましたが、皆さまにもなじみある商品はあったでしょうか。一つの商品を作り上げるのに、各要素のPJが存在し、その集合体としてのPJもあり、とにかくたくさんの社員のパッションが詰まっています。大事に作り上げた商品の名付けには、皆の想いが込められます。それらを想像すると、「よし、これは77でいこう!」と型名が決まった瞬間の会議室の声も、鮮明に聞こえてくるような気がしますね。

ソニーグループは1946年(昭和21年)5月、資本金19万円、従業員数約20名の小さな会社「東京通信工業」としてスタートしました。ソニーの旅は、これからも続きます!

本日の蔵出し写真館 2点

1976年の創立30周年記念式典の一コマ。創立30周年記念として募り、最優秀に選ばれたソニーの新しい歌「船は進む」を歌っています。歌いだしは「この海の向こうに限りない世界~♪」、途中には「Go Sony!Go Sony!」の歌詞も入ります。前列右から、井深、盛田、岩間(第4代社長)、大賀(第5代社長)。拡大すると、ネームプレートをつけているのもわかります。
1974年12月、イギリス・ブリジェンド工場の開所式で、チャールズ皇太子(現イギリス国王チャールズ三世)を案内する盛田。ウェールズに建てられたこの工場では、カラーテレビを生産。今回の77回目の創立記念日は、チャールズ英国王の戴冠式の週末と重なりました。

歴史を綴った26本のストーリー「タイムカプセル」と、1945年から1996年までのソニーのあゆみを物語にした「Sony History」もこの機会にぜひご覧ください。

執筆:広報部RT