【8】21歳、沖縄の離島でリゾートバイト②
大学中退して、沖縄の離島でリゾバして、海外バックパッカーになるまで。
沖縄編、今回は小浜島について紹介します🏝️
↓リゾートバイトとは?
リゾバを始めた経緯はこちら
小浜島ってどこ?
2023年9月から翌年3月までの半年間、沖縄の離島・小浜島でリゾートバイトをしました。
小浜島って知ってますか?
朝ドラ『ちゅらさん』で知ったという人、あとは星野リゾートの店舗があることで知っている人もいるようですが、ぼくは全然聞いたことなかったですね笑
一口に沖縄と言っても、本島の他に数多くの島々があり、東西に約400km、南北に約1,000kmに渡って点在しています。
ちなみに、400kmというと東京から神戸まで、1,000kmというと東京から鹿児島までくらいの距離です。
それほどまでに離れていて、しかも海を渡らなければ行き来できないので、島によって風土や文化が大きく異なっています。
ぼくがいた小浜島は、沖縄の中でもずっと南西の方、那覇よりも台湾に近い場所にあります。
ほとんど外国みたいなもんですね(^^)
石垣島という比較的大きな島の近くに集まった島々を八重山諸島といい、その中の一つが小浜島です。
地図に載らないくらい本当に小さな島で、面積は約8km²、人口はなんと600人にも満たない!
小浜島の目と鼻の先にあるのが、世界遺産でもある西表島(ニシオモテではなく、イリオモテと読みます)。
絶滅危惧種であるイリオモテヤマネコで有名です。
それから、日本最南端は沖ノ鳥島と学校でも習いますが、「人の住む陸地としての」最南端が波照間島です。
波照間島では、日本では例外的に南十字星(サザンクロス)を観測することができます。
南十字星は、オーストラリアやニュージーランドなど、南半球の国の国旗に描かれています。
この周辺の石垣島や西表島には、最南端のコンビニ、最南端のバス停、最南端のマクドナルドなど、「最南端」がたくさんあります(^^)
最南端であると同時に最西端であったりもしますね。
石垣島や八重山諸島については、また次回詳しく紹介します♪
「小浜島ってどこ?」と聞かれたら、とにかくめっちゃ南にあるよというお話でした。
コンビニもない島
「小浜島ってどんなとこ?」と聞かれたら、とにかく「何にもない島」です。
どれくらい何にもないかと言うと、コンビニがありません。道路には信号機もありません。
島内に買い物ができる場所は、個人経営の商店がただ一つあるだけです。
品数は少なく、値段も高めで、閉まってることもしばしば(^_^;)
だから、買い物をするときは、フェリーに乗って石垣島まで行きます。
小浜島から石垣島までフェリーで30分程度。
離島の住民にとってはフェリーが生活に欠かせないので、「離島割」でフェリー料金が半額程度になります。
料金は離島割で900〜1200円くらい、時期によって少々変動します。
そのため、リゾバ中はぼくも住民票を小浜島に移していました。
自分の住所が「沖縄県八重山郡竹富町小浜」になるというのは新鮮な経験でしたね(^^)
石垣島にはだいたい月に2回程度行っていました。
通販も利用できますが、離島であるため届くまで時間がかかることもあります。
不便ではありますが、人工物が少ない分、自然がそのままで残っていてとても穏やかなところです。
街の音が無く、波の寄せる音と鳥の囀りだけが聴こえます。
緑の木々と、ハイビスカスなど沖縄独特の花に囲まれた道を、ただ一人歩いていく。
空は広く、なんだかとても身軽になった気分です♪
そして、四方どこへ向かって歩いても、あっという間に海に出ます!
八重山の傾斜を登り降りするとき、向こうに海が見え隠れするのが面白いです(^^)
ビーチはがらんとしていて、この海を独り占めできる贅沢!
小浜の海は遠浅。干潮時には海辺をずっと真っ直ぐ歩いて港まで行けますが、満潮になると歩く道がなくなってしまいます。
ある日は、島の端っこまでひたすらに歩きました。
片道で2時間くらいでしょうか。
ホテルの送迎以外でバスは走っていないので、どこへ行くにも歩いていきます。
「自転車でも周れる」という触れ込みの小浜島ですが、流石に端から端まで歩く人は他にいなかったですね笑
細崎(くばさき)海岸まで歩くと、海の向こうに西表島が見えます。
展望台からは、四方を海に囲まれた島を一望でき、それぞれの方角に周辺の島々を見つけることができます。
何にもないところですが、そこがいいとも言えます。
日々の忙しさや悩みを忘れて、心を癒すことができます。
また、世俗的なものから離れたい人にとってもいいでしょう。
小浜島の動物たち
もう言葉はいらない気がしてきました。
写真だけ貼っていきます。
ローカルなレストラン
小浜島にはチェーン店のレストランなんて一切ありません。
その分、個人経営の小さな飲食店に独特の風情があります。
沖縄の気候
日本の気候は基本的に温帯ですが、沖縄は亜熱帯に区分されます。
東南アジアにちょっと近い感じです。
意外なことに沖縄の最高気温は、夏でも35℃前後。
実は40℃以上を観測したことはないんです。
しかし、日射しと紫外線があまりにも強烈で、夏の沖縄では温度以上に暑さに苦しめられます。
半日歩いただけでもあっという間に焼けてしまって、暑い時期がずっと続くのでいつまでも日焼け跡が消えません。
「沖縄の冬ってどれくらい暖かいんだろう?」という疑問を持つ人も多いでしょう。
結論から言えば、冬は普通に寒いです。
しかし、晴れていれば12月でも半袖で過ごせるでしょう。
一方で、曇りや雨の日は強い風が吹き、気温以上に寒さを感じます。
我々は気温から暑さ/寒さを判断してしまいがちですが、実は体感温度に重要なのは気温そのものよりも日射しや風の強さ、湿度などなのかも知れません。
それでも、他の地域に比べれば、寒さはずっと控えめです。
観測史上、沖縄では雪が降ったことは2回しかありません。
しかも、その2回も正確には「みぞれ」なので、純粋な雪が降ったことは一度もないのです。
沖縄でも、季節の変化を感じることはあります。
まだ、気温は高いままで紅葉のような分かりやすい秋らしさはないんだけれど、太陽がやさしくなってきたり、風が涼しくなってきたところに、秋の訪れを感じます。
しかし、季節とは、春から夏、夏から秋へと、グラデーションで変わっていくものではないのかも知れません。
「昨日は夏だったけど、今日は冬」「昼間は夏だけど、朝夕は冬」というように、そのときの天候によって夏と冬が混在しているものなのかも知れないと思いました。
沖縄では、夏と冬は隣り合わせなのです。
そして、現在、全国および世界各地では、様々な異常気象が観測されています。
いつまでも夏が続いたり、急に寒くなったり。
沖縄だけでなく、どこでも夏と冬が混在する世界になっていくのかも知れません。
数日の旅行ではなく、数か月以上「住む」ことで季節の変化を肌で感じることができます。
また、水面の色合いや潮の高さ、波の勢いなど、その時々で海が違った顔を見せていることにも気づかされます。
今回はこんなところで。
次回は、石垣島、竹富島、西表島について紹介します♪
では、また👋