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ソラリス
2023年4月16日 15:45
前回はこちら。1.『かもめ』を背景に 漸く時系列が最近に近づいてきたが、稲田との再会は2018年冬のことで、時が経つ速さには眩暈がする。正確には、再会は初めてではなく、2014年にも再会している(その時のやり取りは友好的だった)。2018年の夏には、当人とは会っていないものの、うっかり会わせられそうになり、その頃には自分がどういう被害を受けていたのか理解し始めていたので、顔の原型がなくなる
2021年2月25日 18:19
前回は上から。18. 茶番を続けて、春公演へ・芝居後の茶番 前回『クロイツェル・ソナタ』について熱く書いたが、だいぶ前の記事でも既にちょっと触れていた。数が多くなってきたので、内容が多少ダブりやすくなってきている。とはいえ、偶々私の記事を読んだ人が他の全部の記事を読むとも思えないから、ちょっと位話がダブってもいいかなーとは感じている。全部読んでくださっている奇特な方がいれば、ちょっと申し訳な
2021年2月18日 14:34
※初回から読んでいない方のために…登場する人物は全て実在であり、エピソードは全て実話ですが、モラハラ男稲田については仮名を用いており、他はイニシャルなどです。そして写真には特に意味がありません。17. 共依存、欺瞞1. たった一日の蒸発旅行 「行こう」と、突然晴れやかな笑顔で言われて、はっきりそうとは告げられていないものの、なんとなく一緒に死のうのお誘いであることは理解していた。 今考えれ
2020年12月3日 11:18
前回はこちら。写真に深い意味はありません(辛いことを書いているから、美味しそうなものでも!くらいの意味しか…ありません…カレリアで食べたのです…)15. 役決めと、病気・役者過多 戯曲が決まった以上、次に決めるのは役者だが、これが難航するのは明らかだった。前回も少し書いた通り、この年は例年になく新入生が多く、稲田が選んだ戯曲は登場人物を多く必要とするものではあったが、それでも全然足りなかった
2020年11月23日 14:32
前回はこちら。14.「演出家」先生・稲田・取らぬ狸の皮算用 かなり多くの人が、口にこそしていないだけで、実現できるかもわからない可能性に少しだけ期待してその先のあれこれを考えてみた経験を持っているのではないだろうか。私だってそうだ。もしこれに受かったら……とか、色々。 稲田もそうだが、彼の場合は、良く言えば常識に縛られず、悪く言えばあまりにも非現実的な皮算用が多かった。当人は言っていなか