haruki asu

暇なので。

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記事一覧

ぐぎゃぎゃぎゃぎゃ

というような声を上げております。 あれやそれがもろもろで、昨年の振り返りと今年の抱負!みたいなことを発表せねばならないのです。明日。もう今日。 (これは深夜に書い…

haruki asu
1年前
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人生か、否か

(追記) 読み返したら酷かったけど再度ネットの海に流しておく (さらに追記) 酷すぎて一度下げたけど、だいぶこの頃の自分とも距離ができてきて、若さだねと思えるようにな…

haruki asu
1年前
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8月26日に寄せて。

366日、毎日が誰かの誕生日だ。それでも、そのうちの幾日かが自分にとって特別なのは、自分自身がその幾日かに紐づけられた幾人かに強い思い入れを抱いているからに他なら…

haruki asu
2年前
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夜の町にて とある女性の場合

長い夜を歩いている。 履きなれたスニーカーでアスファルトを踏みしめ、一歩ずつ進んでいく。どれだけ時間が経ったかもわからない。ただ、歩いていく。かすかな月明…

haruki asu
3年前

コスモス・ユニットバス

こんにちは。もしかするとはじめまして。いかがお過ごしでしょうか。 私が外出をしなくなってからもうふた月ほどが経ちました。いえ、正確なところはどうもわかり…

haruki asu
3年前
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ある日の考えごと 蛞蝓 namekuji

なぜそんな話になったのかはとんと記憶にない。 父親の59の誕生日と、それから両親の結婚25周年の祝いを兼ねて少し豪華な昼食に出かけた日。ディスタンスな配置で、趣…

haruki asu
3年前

ある日の考えごと 木 ki

なぜ子どもは木に登るのだろう、と考えた。 お彼岸シーズンである。三連休ということもあって、家族で連れ立って墓参りに出かけた。空は青く澄み、シジュウカラの声が…

haruki asu
3年前

自己中心的な私と自己犠牲の人(だった)私と深夜の独り言。

(注:これは2020年3月に書いた下書きの掘り起こしです。ここからまた自分も変わったな、と思いつつ。変わるまで外に出せなかったとも言う。by2023年の私) 私は自己中心…

haruki asu
4年前

ぐぎゃぎゃぎゃぎゃ

というような声を上げております。
あれやそれがもろもろで、昨年の振り返りと今年の抱負!みたいなことを発表せねばならないのです。明日。もう今日。
(これは深夜に書いた文章です、今の私より)

やだなぁーー

あれ聞いて!これ聞いて!と人に話すのは大好きなくせして、自分の将来のこと、とか、未来への展望!とか、なりたい姿!とか、そういうのがとっても苦手 で。

良くないなあとは思いながらも、つい「正解」

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人生か、否か

(追記)
読み返したら酷かったけど再度ネットの海に流しておく

(さらに追記)
酷すぎて一度下げたけど、だいぶこの頃の自分とも距離ができてきて、若さだねと思えるようになったので(偉そう?)再掲

死神は多弁。心は聞き上手。
お前はひどい奴だ。
お前の行動が人様に迷惑をかけた。
お前の発言で知能の低さが露呈した。
誤解を与えた。不快にさせた。
お前は取るに足らない。
消えてしまえ。
泣くな。ふさわし

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8月26日に寄せて。

366日、毎日が誰かの誕生日だ。それでも、そのうちの幾日かが自分にとって特別なのは、自分自身がその幾日かに紐づけられた幾人かに強い思い入れを抱いているからに他ならない。

たとえば。幼いころから、「その日」に誰かからの祝福の声をかけてもらってきた自分に。

たとえば。私からの祝福を、ときにはどこか照れたような、ときにははじけるような笑顔で受け取ってくれる身近なあなたに。

たとえば。顔も声も知らな

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夜の町にて とある女性の場合

長い夜を歩いている。

履きなれたスニーカーでアスファルトを踏みしめ、一歩ずつ進んでいく。どれだけ時間が経ったかもわからない。ただ、歩いていく。かすかな月明かりを受けた周囲の家々はどこまでも他人行儀で、のっぺりとした壁はこちらに背を向けている。空気はじとりと生臭く、一息ごとに私の肺を濡らしていた。きぃんと響く静寂が無防備な身体に侵入して胃の中でうごめいて吐き気を誘う。最低な気分だ。

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コスモス・ユニットバス

こんにちは。もしかするとはじめまして。いかがお過ごしでしょうか。

私が外出をしなくなってからもうふた月ほどが経ちました。いえ、正確なところはどうもわかりません。実際、私の持っているこのスマートフォンが示している日時が正しいという証拠はどこにもないのですから。ここでの暮らしもなかなか悪くはありません。だけれどもやっぱり外の人間と話すことも重要なのだそうです。それで、届くかどうかもわ

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ある日の考えごと 蛞蝓 namekuji

なぜそんな話になったのかはとんと記憶にない。
父親の59の誕生日と、それから両親の結婚25周年の祝いを兼ねて少し豪華な昼食に出かけた日。ディスタンスな配置で、趣向を凝らした季節の料理を口に運びながらする話でもなかった。
とにかくなぜだか蛞蝓の話になって、そうしてふと思ったのだ。

「蛞蝓って、自分と外との境界が曖昧そうだよね」
「蛞蝓に自我はないよ」

私によるファンタジックな問題

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ある日の考えごと 木 ki

なぜ子どもは木に登るのだろう、と考えた。

お彼岸シーズンである。三連休ということもあって、家族で連れ立って墓参りに出かけた。空は青く澄み、シジュウカラの声が聞こえる。かなり大きな霊園(東京の、とつければ、ある程度は想像がついてしまうだろうか)であるため、霊園の中には道が幾本も通っており、その脇には大きな木がどっしりと立っている。
墓石をこすったタワシを備え付けの水場で洗いながらふと顔

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自己中心的な私と自己犠牲の人(だった)私と深夜の独り言。

(注:これは2020年3月に書いた下書きの掘り起こしです。ここからまた自分も変わったな、と思いつつ。変わるまで外に出せなかったとも言う。by2023年の私)

私は自己中心的な人間だ。

とはいえ、別に身勝手に人を振り回して周囲から疎まれる、とか、そんな行動をしているつもりはないし、それなりに社会生活も送れていると思う。多分。

ただ、すごく不安になる。

自分が心の内側の内側のそのまた

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