自己中心的な私と自己犠牲の人(だった)私と深夜の独り言。

 (注:これは2020年3月に書いた下書きの掘り起こしです。ここからまた自分も変わったな、と思いつつ。変わるまで外に出せなかったとも言う。by2023年の私)
 
私は自己中心的な人間だ。

   とはいえ、別に身勝手に人を振り回して周囲から疎まれる、とか、そんな行動をしているつもりはないし、それなりに社会生活も送れていると思う。多分。

ただ、すごく不安になる。

自分が心の内側の内側のそのまた内側のあたりで他人を見下して、どうでもいいと思っていることが行動の端々からバレないか、いつも不安だ。

   わたしが自己中心的だというのはそういうこと。

行動というよりも精神的な部分で、私はどうしようもなく自己中心的だと自覚していて、それでも普段はそれが行動に滲み出ないように気をつけながら生きていて、でもやっぱり元が自己中心的なのでちゃんと取り繕えているかわからない、というそういう話。

   例えば、

他人の話(自分の興味の範囲外の話題だと特に)を聞いているのが苦手。

(それがバレないように取り繕おうとして適当な相槌を打つスキルだけが上がっていく)

反対に、自分の話はいくらでもしたいし聞いてさえもらえればいつまででも続ける。

実際には相手も私が相手の話に適当に対応していることをわかっているんじゃないかと思う。それでも私を見捨てないでいてくれて、私の話を聞いてくれる優しい友人に恵まれているから私は今もこうして生きながらえているのかもしれない。

   で、だ。なんで急にこんな話を始めたのかと言うと、いろいろ考えて思ったことがあったからで、それをなぜここで下手なりに文章にしているかというと、Twitterで吐き出すにもなんだか気が引けたからだ。


そもそもの話

   いきなり話題が変わるように思われるかもしれないが、そもそもの話、私は小中高のざっと12年の間、他人に自分の気持ちを打ち明けるということをほとんどせずに成長した。それは、共働き家庭のひとりっ子としての特性だったのかもしれないし、中学校の時の「いじられキャラ」ポジションの弊害だったかもしれないが、別にそんな理由についてはどうでもいい。

とにかく他人を信じられずに、そして自分を信頼できずに、自分の悩みは自分でひたすら抱えて、他人にはとりあえず笑って対峙。自分が我慢すればなんとかなる。これが私のモットー、みたいな所もあった。なにそれ、自己中と真逆では?むしろ自己犠牲の塊では?

   もちろんこれが楽な時も多い。悩みを打ち明けて的はずれなアドバイスをされるのは苛立つものだし、妙な噂を立てられることもない。他人に頼むより自分でやってしまった方が好きにできるし簡単に物事が進むように思えることもある。ただ、やっぱり他人を信頼できないのって、結構しんどいし、他人に仕事を振った方が最終的に疲労度合いと成果物の収支がプラスになることが多い。と、気づけたのはまあ大学になって人に頼ることを覚えたからなんですけれども。

   というわけでまあ高校でもいろいろあって、大学では、人に頼るようになった。で、不思議なもので人に頼るようになると、人に相談ができるようになる。信頼は信じ頼ると書くんだね。そんなことはどうでもいい。じゃあなにが大事って、自分の悩みを死んでも人に打ち明けなかったこの私が。そこです。正直びっくりである。

で、結局?

   これがどう自己中心的私の話と結びつくのかといえば。

   結論から言えば、自分は多分、他人との関わり方を滅私の方向でしか学んでこなかったのだと思う。他人と関わる時に自己主張することなく、それを自分の中にだけ隠して、表面上を取り繕うことで生きてきた。当時は他人のことも信頼していなかったので、それで別段問題はなかった。

   一方で、現在の私。他人のことは信頼したい(信頼する相手は選ぶけど)。そして、相手を信頼すればこそ、もう自分を殺して相手に合わせて取り繕う必要がなくなる。自分の悩み、自分が話したいこと、自分、自分、自分。そこで気づく、あれ?相手のことは?

   滅私の方向性で人と付き合っている時も、結局それは自己防衛であり、パッシブな自己中心的振る舞いだったのだと思う。でも、自分を痛めつけて殺しているし、なにより他人のことを信頼していないので大して気にならなかった。のかな。

でも後々、自分を解放した時、その滅私の時からの自分の癖なのか、あるいはもともと自分がそういう性格なのか、その自己中心的な態度がアクティブな方向で外に出ていってしまう。困った、取り繕わなければ。

って結局取り繕ってるじゃん、という話。

でも、信頼できるようになったバージョンの私は相手に対して積極的に取り繕いたいわけではないんだよなあ。でも信頼はしているくせに私は相手には価値を置けないのかなあ。せめてバレたくないな!!!!!大事だから!!!という気持ちなのかも。

人に読ませることを想定せずに書いてしまったんだけど(読む人もそういないだろうし)、共感してもらえたり、するものだろうか。

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