菊池 信孝|ソーシャルな食いしん坊

より良い食体験を届ける株式会社フードピクトの代表取締役|人材採用中|得意分野はインバウ…

菊池 信孝|ソーシャルな食いしん坊

より良い食体験を届ける株式会社フードピクトの代表取締役|人材採用中|得意分野はインバウンド・ガストロノミーツーリズム・フードダイバーシティ|日経優秀製品サービス賞(優秀賞・日経MJ賞)受賞

マガジン

  • 世界一周!食べ歩きの旅

    おいしいものを求めて世界各地へ出かける筆者の旅の記録です。ときどき旅のTipsも紹介しています。

  • 食の未来|トレンド&インサイト

    世界各国でのフィールドワークをもとに、最新の食トレンドと消費者インサイトや、日本の食産業が進むべき未来とそのステップを、国内外の豊富な事例とともに紹介しています。 またこれらの記事を体系的にまとめた「whose foods magazine 2023|Explore the Future of Food」を刊行しています。 https://www.foodpict.com/magazine

  • 記憶に残るひと皿

    いままで食べた料理のなかから、とくに印象深かった記憶に残るひと皿を、手書きのイラストとともに紹介しています。 本マガジンに掲載しているイラストとコメントは僕の個人的な解釈です。またメニューの内容や価格は訪問時の情報です。

  • 仕事の紹介|ワークス&レポート

    ガストロノミーツーリズムのコンテンツ造成支援やファムトリップへの参加など、インバウンド・ガストロノミーツーリズム・フードダイバーシティの分野における仕事を紹介しています。

  • 明日の仕事|ソーシャル&ビジネス

    世界各地にある魅力的な企業や仕事を、現地での取材に基づいて紹介しています。スタートアップやソーシャルビジネスに興味がある方にオススメです。

最近の記事

【2024最新版】北欧nomaがプロデュース|POPL Burgerが世界一おいしかった

 2024年6月にデンマークのコペンハーゲンを訪問し、ミシュラン三ツ星レストランの noma がプロデュースするハンバーガーレストラン POPL Burger(以下、「POPL」と記載)に行ってきました。  本記事では世界各地を食べ歩いている筆者のハンバーガーランキングで、ダントツの1位にランクインした POPL の魅力を紹介します。 1. POPL Burgerとは  コペンハーゲンの観光名所クリスチャンスハウンを抜けて、ひとつ橋を渡った洒落たエリアにある POPL。ち

    • 【2024最新版】廃棄食材でつくる料理が人気の北欧レストラン|Restaurang Spill

       2024年6月にスウェーデンのマルメを訪問し、廃棄予定の食材から料理をつくり提供するレストラン Restaurang Spill(以下、「スピル」と記載)に行ってきました。  本記事では持続可能なフードシステムの構築に向けて、レストランを通して問題提起を続けるスピルの取り組みを紹介します。 1. Restaurang Spill とは  スピルはスウェーデン第三の都市マルメに2018年にオープンした、北欧料理のレストランです。  廃棄予定の食材を購入し、日替わりの料理

      • 【2024最新版】初代バリスタ世界王者を生んだ北欧オスロのおいしいコーヒーBEST5

         2024年6月にノルウェーのオスロを訪問し、バリスタ世界選手権で初代チャンピョンに輝いた JAVA をはじめ、いま注目を集めるコーヒーショップを巡ってきました。  本記事ではコーヒー先進国でもあるオスロのコーヒー文化に興味がある方に向けて、筆者の独断と偏見に基づき、おいしかったコーヒーBEST5を紹介します。 第1位|JAVA KAFFEBAR  バリスタ世界選手権で初代チャンピョンに輝いたロバート・トーレセン氏が率いる、1997年創業の伝説のカフェ JAVA KAF

        • 【2024最新版】北欧を巡るなら国際客船DFDSが快適|コモドア船室体験レポート

           2024年6月に北欧4カ国を訪問した際、デンマークのコペンハーゲンからノルウェーのオスロまでの往復移動に、国際客船 DFDS のコモドア(特級)船室を利用しました。  本記事では DFDS について知りたい方に向けて、事前の予約方法から当日の乗船方法と、コモドア船室を利用してみて良かったポイントを紹介しています。 1. 国際客船DFDSとは?  DFDSは1866年に設立されたデンマークの国際海運・物流会社で、Det Forenede Dampskibs Selskab

        【2024最新版】北欧nomaがプロデュース|POPL Burgerが世界一おいしかった

        マガジン

        • 世界一周!食べ歩きの旅
          10本
        • 食の未来|トレンド&インサイト
          24本
          ¥500
        • 記憶に残るひと皿
          8本
        • 仕事の紹介|ワークス&レポート
          7本
        • 明日の仕事|ソーシャル&ビジネス
          3本

        記事

          【2024最新版】職人のこだわりを特別な食体験として提供するフードホール|Malmö Saluhall

           2024年6月に北欧スウェーデンのマルメを訪問し、利用されなくなった貨物倉庫をアップサイクルしたフードホール「Malmö Saluhall」に行ってきました。  本記事では北欧の食文化とガストロノミーに注目し、伝統的で高品質な食品や料理とその職人をインキュベートする同施設の取り組みを紹介します。 1. Malmö Saluhall とは  スウェーデンで三番目に大きいマルメ市にある Malmö Saluhall(マルメ・サルホール、以下「フードホール」と記載)は、180

          ¥500

          【2024最新版】職人のこだわりを特別な食体験として提供するフードホール|Malmö Saluhall

          ¥500

          【2024最新版】深夜到着のコペンハーゲン空港で、朝まで安全かつ快適に過ごすポイント

           2024年6月に北欧4カ国に行く機会があり、フライトのスケジュールがうまく噛み合わなかったため、デンマークのコペンハーゲン国際空港で一夜を過ごしました。  本記事では同じように空港泊を検討している方に向けて、同空港で安全に過ごすためのポイントを紹介します。 1. 現地代理店予約の深夜着フライト  いつもの出張時には深夜到着のフライトは使わないのですが、今回はスウェーデンにある現地代理店がフライトを手配してくれたため、あまり嬉しくない深夜到着のフライトに。  関西空港を

          【2024最新版】深夜到着のコペンハーゲン空港で、朝まで安全かつ快適に過ごすポイント

          出雲の糸撚魚|記憶に残るひと皿

          戸隠で蕎麦を食べたあの日、 次の目的地に決めた島根県の出雲市。 どこか土井善晴さんのような雰囲気の店主と 目配りと気配りが抜群のおかみさん夫婦で営む小さなお店 久鶴(ひさづ)さんにお邪魔した。 料理は刺身、焼き、揚げ、米と汁。 地元漁師から仕入れたその日の魚を 店主と相談して決めていく渋好みのスタイル。 日本酒は地元の酒蔵、 旭日酒造か富士酒造しか置いていない。 この潔さが、またカッコイイ。 ちょうど予約時間までの街ぶらで 旭日酒造の酒蔵に寄って食前酒を味わったので

          出雲の糸撚魚|記憶に残るひと皿

          パン屋を超えたベーカリー|TIONG BAHRU BAKERY in Singapore

           2024年3月にシンガポールで訪問したベーカリー&カフェTIONG BAHRU BAKERY(以下「ティオン・バル・ベーカリー」と記載)が、おしゃれなパン屋を超えた世界観で面白かったので紹介します。 1. ティオン・バル・ベーカリーとは  シンガポールのなかでも歴史的な建造物が多く残り、おしゃれなショップやカフェが並ぶ人気の TIONG BAHRU(ティオン・バル/地元の人はチョンバルと発音)地区のなかでも、いつも行列が絶えないティオン・バル・ベーカリー。  フランス人

          ¥500

          パン屋を超えたベーカリー|TIONG BAHRU BAKERY in Singapore

          ¥500

          戸隠の蕎麦|記憶に残るひと皿

          宮崎県の高千穂で蕎麦を食べたあの日、 つぎの目的地は長野県の戸隠に決めたんだ。 まだコンコンと雪が降る2月。 東京での株主総会の帰りに寄り道をして 戸隠にあるそば処「たからや」さんを訪問した。 ガラガラっと引き戸を開けると ふんわり漂う出汁の香りと、灯油ストーブの温もり、 そして優しそうな店主が迎えてくれた。 注文したのは天ざると 日本酒を熱燗で。 ちょうど蕎麦が切れて これから打って時間がかかるから、と おでんと野沢菜にタケノコをサービスしてくれた。 あぁ、もぅこ

          戸隠の蕎麦|記憶に残るひと皿

          世界で人気の食体験をいいとこどり|Open Farm Community in Singapore

           2024年3月にシンガポールで訪問したレストラン Open Farm Community が、世界の人気レストランの食体験をいいとこ取りしていて面白かったので紹介します。 1. Open Farm Community とは?  Open Farm Community(以下「OFC」と記載)は、シンガポールで近年注目を集めるおしゃれスポット Dempsey Hill の入口にある3,250平方メートルの都市型農園を併設したレストランです。  シンガポールで人気のベーカリー

          ¥500

          世界で人気の食体験をいいとこどり|Open Farm Community in Singapore

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          【うめきたTalking'about】 世界の食トレンドと消費者が求める3つの役割を紹介しました|Q&Aも紹介

          2023年10月12日(木)にグランフロント大阪の都市魅力研究室で開催された「うめきたTalkin’ about」に筆者がゲストとして登壇し、世界の食トレンドと消費者が求める3つの役割をテーマに話題提供をしました。 本記事では話題提供の概要と、参加者のみなさんとの意見交換の一部を紹介しています。なお本記事は、筆者が代表を務める株式会社フードピクトの大学生インターンによる取材原稿を編集しています。 1. 世界の食トレンドと消費者が求める3つの役割 こんにちは、株式会社フード

          【うめきたTalking'about】 世界の食トレンドと消費者が求める3つの役割を紹介しました|Q&Aも紹介

          【コミュニティビジネス起業セミナー】の講師を担当しました|Q&Aも紹介

          2023年9月30日に地域しごとサポートセンター神戸が主催する「コミュニティビジネス起業セミナー」で筆者が講師を担当し、代表を務める株式会社フードピクトの事例紹介と、続くパネルディスカッションに登壇しました。 この日の登壇者は筆者の他に、武藤紗貴子さん(株式会社人と音色 代表取締役)と松岡喜久子さん(NPO法人インクルひろば 代表理事)のお二人。パネルディスカッションの司会は、地域しごとサポートセンター神戸の飛田敦子さんでした。 本記事では、筆者による事例紹介と、参加者か

          【コミュニティビジネス起業セミナー】の講師を担当しました|Q&Aも紹介

          【瀬戸内海国立公園の食と自然環境の循環】ファムトリップに専門家として参加|3日目レポート

          2021年11月に実施された「瀬戸内海国立公園(淡路地域)食と自然環境の循環」をテーマとする環境省のファムトリップに、食と持続可能性の専門家として筆者が参加しました。 この記事では3日間のファムトリップの3日目の内容を紹介します。1日目と2日の記事はこちらをご覧ください。 3日目のテーマは、インバウンド向けのコンテンツ検討です。 今回のターゲットは1日目と2日目に続き、20~30代が中心で新しいことへの挑戦や経験、自分にとっての意義に価値を置き、優先度の高い事項に重点的

          【瀬戸内海国立公園の食と自然環境の循環】ファムトリップに専門家として参加|3日目レポート

          【瀬戸内海国立公園の食と自然環境の循環】ファムトリップに専門家として参加|2日目レポート

          2021年11月に実施された「瀬戸内海国立公園(淡路地域)食と自然環境の循環」をテーマとする環境省のファムトリップに、食と持続可能性の専門家として筆者が参加しました。 この記事では3日間のファムトリップの2日目の内容を紹介します。1日目の内容は下記をご覧ください。 2日目のテーマは、アクティブ層向けのコンテンツ検討です。 今回のターゲットは、自然体験やアウトドアが好きな20~30代で、新しいことへの挑戦や経験、自分にとっての意義に価値を置き、優先度をしっかりとつけて高い

          【瀬戸内海国立公園の食と自然環境の循環】ファムトリップに専門家として参加|2日目レポート

          【瀬戸内海国立公園の食と自然環境の循環】ファムトリップに専門家として参加|1日目レポート

          2021年11月に実施された「瀬戸内海国立公園(淡路地域)食と自然環境の循環」をテーマとする環境省のファムトリップに、食と持続可能性の専門家として筆者が参加しました。 この記事では3日間のファムトリップの、1日目の概要を紹介します。 1日目のテーマは、グジュアリー層向けのコンテンツ検討です。 本日のターゲットは、50~60代が中心で他者や世間における評価に価値を置き、旅行の全ての事項で高額な消費を行う従来型ラグジュアリー層(Clasic & All Luxury)ではな

          【瀬戸内海国立公園の食と自然環境の循環】ファムトリップに専門家として参加|1日目レポート

          【2023年から2024年のインバウンド対応に向けて】訪日外国人観光客の食の多様性に言語の壁を超えて接客ができるツール「FOODPICT(フードピクト)」

          コロナが明け、2023年に入り日本への外国人旅行者が増えています。 日本政府観光局(JNTO)が2023年9月20日に発表した「2023年8月訪日外国人数(推計値)」は215万6,900人となり、コロナ前の2019年と比較すると85.6%(2019年は252万人)まで回復しています。 出典:訪日外客数(2023年8月推計値) 2024年には航空会社各社による国際線の運航拡大や、中国からの団体旅行の解禁、さらに2025年には大阪・関西万博(日本国際博覧会)も開催予定で、外国

          【2023年から2024年のインバウンド対応に向けて】訪日外国人観光客の食の多様性に言語の壁を超えて接客ができるツール「FOODPICT(フードピクト)」