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戸隠の蕎麦|記憶に残るひと皿

宮崎県の高千穂で蕎麦を食べたあの日
つぎの目的地は長野県の戸隠に決めたんだ。


まだコンコンと雪が降る2月。
東京での株主総会の帰りに寄り道をして
戸隠にあるそば処「たからや」さんを訪問した。

ガラガラっと引き戸を開けると
ふんわり漂う出汁の香りと、灯油ストーブの温もり、
そして優しそうな店主が迎えてくれた。

そば処「たからや」のエントランス。
杉玉ならぬ「蕎麦玉」が飾られたエントランス。
蕎麦玉は新蕎麦の入荷を知らせるとともに商売繁盛を願う縁起物|筆者撮影(2024年2月)


注文したのは天ざると
日本酒を熱燗で。

ちょうど蕎麦が切れて
これから打って時間がかかるから、と
おでんと野沢菜にタケノコをサービスしてくれた。

タケノコと野沢菜とおでん。
日本酒を頼んだだけで幸せなセットができあがり|筆者撮影(2024年2月)


あぁ、もぅこれだけで至福。

おつまみと熱燗をチビチビ。
体がポカポカしてきたタイミングで
天ざるが完成。

天ざるセット。打ち立ての蕎麦と、揚げたての天ぷら。
職人技が光る端正な仕上がり。美しく輝いていました|筆者撮影(2024年2月)


戸隠産の蕎麦を使用した
打ちたて、湯がきたての、ざるそば。
食べやすいよう盛ってくれているのも嬉しい。

まずは塩だけで、
蕎麦の香りを楽しんで。
まぁ食べ方はひとそれぞれなので
好きなように食べればいいんですけどね。

おいしい蕎麦に
揚げたてのサクサク天ぷら。
おかわりした熱燗との相性もバッチリ。

あまりにもおいしそうに食べていたのか、
店主が蕎麦の切れ端もサービスしてくれた。

最後は蕎麦湯で締めて
ほっこり、まったり。

おなかもココロも満たされてから
雪の獣道をひとり歩いて戸隠神社へ。

戸隠神社に向かう雪が積もった獣道
歩みを進めるたびに沈み込む雪道。もちろん熊出没注意|筆者撮影(2024年2月)


神職が祝詞を唱えながら引いてくれる
戸隠神社の珍しい祈祷御神籤(おみくじ)の結果、
つぎの目的地は出雲に決まりました。

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