20231219「遊びの反転」

それって違うから
でもいいようになるなら
でもいっかなんて
自分が決めることでもないから
任せておこう
きっと上手くできるだろうと
その他のことをして
間接的によくなるなら
それもまたいい感じ
知らない誰かは
出会ったのなら
きっと何かが合うはず
そんなタイミングでの出来事
端から上手く行くも
そうでなくとも
だんだんわかる
いやそんな気がして
わたしも何だかいい感じなら
あなたはきっとわたしの鏡

姿形や口調何もかも違う
けれどもどこかで波長が合うように
馴染む過程で出入りして
街の片隅でうろちょろしては
やあとかへいとか
交わすとか何とか
交信しては
近づき離れつつ
意識のどこかを改変して
紛れこむ雑事の紙切れを裏紙として
透かした文字に気づくかもしれない
空白の欄の埒外では
縦横に伸び縮みして
離れ小島ままで
航路が準備される
たどたどしいが
それでいい
賑わいを集め
体現される年末の朝

パーティーとかも
ずいぶん行ってないけど
毎日そんな感じだから
もういいよって
賑やかでも
合間合間にこなしつつ
遊びの方が多いけれど
反転させれば意味も増える
削ぎ落としたそれらの中に
光るものが紛れているなら
儲けものぐらいの適当さでも
それはそれでこれはこれだと
区別しながらも
ふざけているのかどうなのか
ったくって思うけれども
そんな感じがちょうどいい
感化されつつ感化してしまって
含まれる革新の隣で待っててくれる
さてと繰り出そう見えない網目を潜って