『商品に値段をつけましょう』仕入原価だけでは決まらない商品の値段設定
本日は、前回書きました「ブランディング基礎理解」を基礎に応用編として書いていきたいと思います。
目次
市場調査
価格設定
付加価値
・市場調査
今回は、街中にあるカフェになったつもりで1杯のコーヒーの価格を決めていきます。
まずは、市場調査です。
自店舗周辺のカフェやコンビニで出すコーヒーの価格を調査します。
それぞれ、値段はバラバラで、100円から800円の間となっています。
ここで競合たちは「なぜ他店舗はこの価格で勝負しているのか」を考えていきます。
それぞれの店舗の特徴をまとめてみました。
上記に記載の市場特徴を踏まえて次に価格設定をしてみましょう。
・価格設定
ここでは、市場調査で分析した結果を参考に価格を設定していきます。
仮定で、
コーヒー1杯につき仕入原価が100円だとします。
単純な話、コーヒー1杯を500円で売ったら利益は400円で、800円で売ったら700円が利益ですよね。
仮に価格設定を800円のコーヒーにするならば、何をしなくてはいけないか、、
それはお客さんに付加価値をつけて提供するということです。
例えば、日高屋で炒飯を注文すると300円程ですが、高級ホテルの鉄板焼きで食べる炒飯は1500円程です。
何が違うかというと、材料も違いますし提供する際にホテルの方は目の前の鉄板で調理するといったパフォーマンスがあります。
これがホテル側がお客様から高額に取れるためにつけた付加価値です。
1杯の仕入は100円として僕なら価格は500円に設定します。
カフェなら安くもなく高くもないと思います、
ここからはこの500円に価格設定したコーヒーを競合に負けないブランディングをしていきます。
・付加価値
付加価値について補足していきます。
ブランディングとは付加価値の集合体!
冒頭で例に出した、スタバとマクドナルドについてもう一度お話しします。
マクドナルドとスタバは営業スタイル、内装、パッケージ全てにおいて似つきませんよね。
両者はどのような付加価値をお客さんに提供しているのでしょうか。
ブランディングをどのように作っているのか、
例えばマックはフランチャイズ制度を取り入れているがスタバは取り入れていません。
フランチャイズオーナーになったら「儲けたいたい」と思うのが普通です。
でもフランチャイズ本部に断りなく価格を変えることはできません、
では、何をしければいけないかというと!
お客さんの回転数を上げることです。
客席の幅を狭くしたり、長居をさせない工夫がされています。
もしスタバがマックの営業方法を実行したらお客さんは来ません。
なぜならスタバはお客さんに”雰囲気”を一番大事に提供しているからです。
スタバは利益よりも雰囲気を大事にしたが故、その雰囲気(内装やドリンク)を求めて客足は途絶えません。
マクドナルドはお客さんに安さと速さを、
スタバはお客さんに雰囲気を付加価値にしています。
前置きが長くなりましたが、コーヒーを500円で売りなおかつ競合に負けないブランディングをするにはどうしたらいいのか、僕なりに下記にリストしてみました。
店舗内装を他にない形へ!半個室を作り出す。
ドリンクオプション(サイズ変更、トッピング、アート)をつける
ホイップアートなどパフォーマンスを取り入れる
器をおしゃれに
コーヒー以外にランチメニューなども
自動注文、自動決算が使用可能に
内装をおしゃれに
今回は「コーヒーに値段をつけよう!」ということでやってきましたが、
ただコーヒーに値段をつけるだけじゃ売れる店舗にはなりません。
そこにはいろいろな工夫が施され、工夫され始めて値段をつけることができるんです。
長くなりましたが、ここまでとさせていただきます。
文章で伝えるって難しいですねm(_ _)m笑
僕なりに一生懸命書いてみました。
ご参考になれば幸いです!
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