#88「言葉の持つ力の大きさ、それはときに世界を変える」【読書感想】
「言葉の持つ力の大きさ、それはときに世界を変える」
僕は言葉の持つ力の大きさを信じています。
そんな中で、言葉の持つ力を強く感じる作品に出会えました。
それは、原田マハさんの『本日は、お日柄もよく』です。
読んだきっかけ
僕は言葉に触れるのが好きで、言葉の持つ力を信じています。
あらすじを見て、そんな僕にピッタリな作品だと思い手に取りました。
このような方にオススメの本です
言葉に触れるのが好き
言葉の持つ力を感じられる作品を読みたい
あらすじにあるスピーチライターという仕事が気になった
新たな挑戦をしたいが、その一歩を踏み切れず悩んでいる
あらすじ
感想
1つ1つのスピーチの言葉に心が動かされ、まっすぐな気持ちにさせてくれた
言葉が鋭利になっている今の時代だからこそ大切にしたい作品
「言葉の持つ力の大きさ、それはときに世界を変える」
それを強く実感できる作品でした。
場面ごとに出てくる1つ1つのスピーチの言葉には、伝えたいことが端的に伝わっていて、まるで血が通っているような感じさえします。心が動かされ、まっすぐな気持ちにさせてくれました。
スピーチライターという仕事を通じて、日常においても参考にしたいことがありました。
特に印象に残ったのが、話すより聞くことが大切であること、状況によって言葉をかけるタイミングを変えることです。
そして、冒頭にあるスピーチの極意、その十。
僕は読み終えるまで守れなかったな。
言葉は魔物でもあります。使い方次第で人を励ましも傷つけもする。
言葉が鋭利になっている今の時代だからこそ大切にしたい作品だと思いました。
そして、今年読んだ本の中でNo.1といえるフレーズに出会いました。
それが以下のフレーズです。
一瞬にして心を掴まれました。
自分自身が、誰かが困難に直面したとき、この言葉をかけてあげられるようになりたい。
この先もずっと胸に刻んでおきたいです。
また、新たな挑戦や何かを変えたいと思った時に、そっと背中を押してくれるような物語となっています。
そういった時もきっと、言葉が持つ力が発揮される瞬間なのでしょう。
人生の岐路に立たされたとき、読み返したいですね。
それにしても久美さん、かっこいい……