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『見つけるちから、育むじかん』に込めた想い【園長先生インタビュー#01】

こんにちは。セイバンスマイルこども園note編集部のカシマです。
今回は、セイバンスマイルこども園の顔ともいえる、園長先生に開園への想いをインタビューします!

【プロフィール】
野瀨 直子
約20年間、公立保育所・私立保育園・私立幼稚園・認可外保育園の他、ニュージーランドの幼稚園に勤務。
各園で、モンテッソーリ教育や右脳教育などに関わる。

第一回目は、セイバンスマイルこども園の開園に至った想いを中心に、お届けします!

「生きる力」が低くなっている、この子たちは将来どうなるんだろう…?

ーどんなきっかけで、セイバンスマイルこども園の開園がスタートしたのでしょう?

自由時間にある子どもから、「先生、何したらいいか分からない。教えて!」と言われたんです。この言葉に大きな衝撃を受けました。
約20年間子ども達をみてきましたが、年々『自分で考える機会』が減っていて、決定権までも大人に委ねていることが日常にあります。

今の子どもたちは、幼児期にあまりにもチャレンジすることが少ないのです。
「公園に行くと汚れるから嫌!」「泥んこ遊びは嫌!」と言う子もいます。
お茶をこぼすと、大失態をしたかのように固まって立ち尽くし、私が「こぼれたら拭くよね。」と伝えて初めて動き出すんです。

そんな姿を日々見ていて、「生きる力」が低くなっているこの子たちは、将来どうなるのか?と不安になりました。

だからこそ、五感を使って『自分で』やってみること、自分の意見を発信したり、お友だちの意見を受け止めることなど、全力でチャレンジし、全力で失敗できる環境、全力で成功を喜び合う環境が必要であると痛感しました。

目先の成長だけではなく将来を見据え、時代に合わせた園づくり、一方通行にならない園づくりをしたいと思い、開園する運びとなりました。

『自分』にとっての充実した人生を送って欲しい!

ー『見つけるちから、育むじかん』に込めた想いを聞かせてください。

自分にとっての充実した人生を送ってほしい!根底はこれです。
セイバンスマイルこども園での生活を通して、成功や失敗、嬉しいことや悲しいことなど、日常に起こる些細なことを全力で経験し、自分でじっくり考え次の挑戦につなげてほしい。
与えられたことだけこなす人ではなく、自分の頭で考え・自分の心で感じ・自分の力で将来を切り開き、自分の人生を豊かに生きてほしい。

これらの想いを込め『見つけるちから、育むじかん』としました。

この想いは私だけでなく、セイバンスマイルこども園に関わる全ての人に共感していただき、保育理念として大切に育てていきたいです。
子どもも大人も境界線なく、一緒に『生きる力』をレベルアップしていきましょう!

ぐっとこらえて!『経験の芽』を摘まないで!

ー『生きる力』について、親御さんにお願いがあるんですよね?

そうなんです。冒頭でも少し触れましたが、最近では親御さんがまだ何も起こっていないのに、「あぶないよ!」と先回りして言ってしまっている姿をお見かけします。

これって実は、親の『あぶない』が『一番あぶない』ことに気づいて欲しいんです。
いろいろなことを考えて、とっさに言ってしまう気持ちは、とても分かります。でも、『経験の芽』を摘んでしまっているんですよ。

『生きる力』これって様々な能力が合わさっています。
身近なところだと、危険を察知する『危機管理能力』、これも自分で経験するからこそ育まれるものです。

是非、子どもたちの『自分の力を試す経験』を見守りながら、いろいろなことを挑戦させてあげて下さい。
親御さんたちも、『子どもを見守る力』が必要なのかもしれませんね。
今一度、ご自身の声掛け振り返り、見直してみて下さい!


#02へ続きます!


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