[心構編1] 英語学習の本質とは?なぜ言葉は「葉」なのかに秘密があります。
こんにちは、語学の裏設定のSlovarです。
今回から6~7回、英語学習理論と題しまして、英語へのアプローチの仕方についてです。
(2019.5.20追記、心構え編1~3は公開中です。理論編は只今精査中ですのでもうしばらくお待ち下さい。一部、同マガジン内に「アウトプットとインプットのバランス」と称して掲載しております。)
さて、その人の性格や目標に合った学習方法があると思いますが、当サイトの英語学習理論は特に次の3種類の人達を対象にして書きました。
・英語学習に対してやる気満々だが、努力と時間を損したくない人
・英語を学習し終わったあと、別の言語も学習してみたい人
・英語を通して、自分の人格を変えたい人。
(ネイティブみたいに、おおらかになったり、陽気になったり、ポジティブになりたい等)
その理由はマルチリンガルになる過程で、人格、及び人生まで変えた私が今までの学習経験をもとに、英語という枠を超えて、語学全般に当てはまる語学学習理論を紹介するからです。
つまり
英語などの語学に掛けた時間に比例して、外国語能力を手に入れ、自己を内側から変えるにはどのような理論と心構えがあったら良いのか、について語学の裏設定なりに解説していきます。
この語学学習理論を使えば、今まで英語の学習が長続きしたことのないような英語がニガテな方でも、引っ込み思案な自分を変えたい方でも、あるいは英語に加えてもう1言語学習したい熱意的な方でも、学びたい言語を掛けた時間の分だけ習得することができます。
ゆえに深く運用すると1人で何言語も操れるようになることも可能ですし、学んだ言語の数だけ新しい自分を、内側に作ることができます。
それは、「語学は人づくり」として考えているからこそ可能になるのです。あなたが英語をマスターできることを祈って学習理論を伝授します。
それでは、第1日目の内容は「心構えの本質」についてです。
これは、実際の学習手順のお話に入る前にしておかなければならない、語学の心構えのお話です。最初の3回分どっぷり使ってお話をします。
なぜかを対人関係に例えて説明しますと、
脳科学的に立証された対人スキルでも、サイテーな心構えで使うと、表面的には友達が作れている感がするけど、長い目で見ると少しずつ友達を失っていくのです。
語学は人だ。だから友達と接するような、そういう心構えが必要なんだ、という話をしていく次第です。
【語学の裏側式-語学学習論その1-】
[良い心構え]×[良いテクニック]=良い成果
*心構え=0, なら成果は0だ。
1.英語を学んでいて挫折するのは"道理通り"ではないから
これまで英語を学んできたけど望む成果が出なかった...という人は非常に多いと思います。大体の場合、道理にかなっていない学習方法・学習戦略を取っていたという理由に帰結すると思いますが、方法論を直せば済むというわけでも無いのです。
その証拠に、学習方法を何度も変えても、なお英語をマスターできない人が数多く、おそらくあなたの周りにも居ますよね。
理由は何でしょうか?
道理通りではない方法論を選択してしまうに人は、道理から外れた方法論を選択してしまう心構えがあるので、結局方法が変わっても失敗する。
ではどうするか?
心構えレベルから改善していくのです。
英語学習をしようとしている皆さん。英語学習が何であるか、語学が何であるか、ことばが何であるか、ちゃんと説明できますか?対象の本質が分からないのに、単に学習効率を高めるテクニック (方法論)を使用しても、また挫折しますよ?
だから、
英語学習において、英語学習って何だろう、語学って何だろう、ことばって何だろう? という根本に考えを巡らせ理解した上で、学習効率を高めるテクニック (方法論)を使用する。
これが全ての始まりなのです。
これが道理なのです。
【語学の裏側式-語学学習論その2-】
テクニックを学ぶ前に、対象の本質を理解せよ。
2.ことばの本質①、
なぜ「葉」なのか?→生きるため
英語学習は、語学に含まれて、語学は「ことば」に含まれますよね。
ということは、英語学習を理解する上で、まず「ことば」の本質を捉え、次に「語学」の本質を捉えるのが、順番であると思うのです。今回は、ことばの2つの本質についてお話していきます。それぞれ、
・ことばは、生きるためにある。
・ことばは、常にアップデートが必要だ。
幸い、「ことば」の本質を理解する時に、漢字から入ると簡単なので、それを入り口に探求していくとしましょう。
さて、「言葉」は「葉」なのですが、そもそも「葉」は何のためにあるのでしょうか?
と言うと、
木という全体のためにあるのです。
もっと言うと、太陽光を吸収し、木という全体が生きるために葉があるのです。
言葉も同じで、
あなたという全体のためにあるのです。
同じように、外の世界の情報を吸収して、アナタが生きるために言葉があるのです。
「葉」はなぜあるか?
→木のためにある。
「言葉」はなぜあるか?
→あなたのためにある。
どちらも、「生かす」ためにある。
つまり、言葉を扱う語学は、生きることもテーマであるとも言えます。まずこれが1つ目です。
【語学の裏側式-語学学習論その3-】
ことばについて学ぶことは、「生きること」がテーマとなる。
3.ことばの本質②、
なぜ「葉」なのか?→アップデートが必要だから
「葉」は冬になると散り、春になると生まれ変わるので、「葉」は毎年生まれ変わるものであると言えます。
このように「葉」は毎年新しいものへとアップデートされるのです。
もし、毎年のアップデートが止まってしまったら?
葉のない木になります。すると、木は徐々に衰え始め、やがて枯れて死にます。
「葉」のアップデートが止まると、「木」は死ぬのです。
言葉と人間も同じ関係にあります。
人間は毎日のように、新しいことを学んでいき、新しい言葉が頭に入ったり、頭の中で新しい言葉を作ったりしますよね。もしこれが、止まったら?
頭の中に新しいものは入らなくなってしまいます。そうすると、考えが凝り固まってしまうのです。すると頑固になります。また、認知症や、アルツハイマーにもなりやすいです。そのような方は、同じことばかり言っていますよね?
つまり、衰えが始まるのです。
葉も、言葉も、アップデートをやめると、衰えが始まってしまうのです。
同じ話ばかり聞かされる時、何と思いますか?「飽き」ませんか?そう、あなたが言葉のアップデートが止まると、周りから「飽き」られるのです。
葉が毎年落ちるのは、「秋」ですよね。「秋」が来ると、次は冬です。そう、木が枯れて衰える季節の始まりです。
なぜ、「飽き」と「秋」が同じ読みなのか分かりますか?
それは「秋」も「飽き」も、次は衰えのシーズンが待っているからなのです。
だから、葉も、言葉も、アップデートをやめると、衰えが始まってしまうのです。木に、新鮮な栄養を届けるために葉はアップデートを続けなくてはなりません。脳に、新鮮な情報を届けるために言葉はアップデートを続けなくてはなりません。
【語学の裏側式-語学学習論その4-】
言葉をアップデートし続けよ。
【語学の裏側式-語学学習論その5-】
故に語学は習慣である。
ということで、この記事のまとめを
・言葉は、脳に新鮮な情報を届けるためにアップデートが必要だ。
・言葉は、あなたを生かすためにある。
・ことばを扱う「語学」は、生きることもテーマになる。
・語学は習慣だ。
と言えるのです。
これが、英語を学ぶ上での、基本姿勢となります。と言うより、英語に限らず、どんな言語を学ぶときにも必要な心構えとなります。
第二回は、もうちょっと深く、「木&葉」と「人間&言葉」を比べて行くことで、さらなる本質を炙り出していきます。これを知れば、噛めば噛むほど味が濃くなる魔法のガムのように、英語学習・言語学習が面白くなるはずです。
それでは、また第二回でお会いしましょう!
いつも記事を読んでいただきありがとうございます。英語学習に苦しんでいる方、つまらなそうに嫌々語学を学んでいる方が周りに居ましたら、シェアしていただければと思います。楽しく、深く、語学に取り組める人が1人でも増えたら幸いです。