マガジンのカバー画像

空色のうんち

66
エッセイ、日記
運営しているクリエイター

#冬

青い冬

青い冬

1月14日、凡庸な冬の日。偶然、突発的に、なんの要因もなく、自分が成人した日のことを思い出した。

1992年生まれの方はピンとくる。大雪の成人の日。

成人式の二次会、中学生の頃大好きだった女の子を見つけて話しかけた。が、何から何まで煙に巻かれた。もういいやと酒を飲み続け、僕はそのまま煙になった。そこらへんで帰りたさそうにしていた友達を見つけて、一緒に大雪の中を歩いた。

寒さのせいで会話をする

もっとみる
下手な鉄砲になりたい

下手な鉄砲になりたい

あけおめ。眠り棒ダョ。

年末年始休みはだいたい家に引きこもり、文字通りじっとしていた。いつものことだ。

大晦日のザワザワした感じが苦手である。なんか、一体感が怖い。カウントダウンの渋谷スクランブル交差点に僕を放り込むと、身体中の穴から液体を出しながら憤死するに違いない。来たる終焉のために血液をオレンジジュースにしておこう。ギャルが”マジウケる”と言ってくれるかもしれない。

そんな僕だけの恒例

もっとみる
冬が寒くってほんとにやだった

冬が寒くってほんとにやだった

12月ですね。一昨日くらいに、今年最初の寒波が日本列島を襲って、僕は冬からの一発目のジャブでKOされた。失神KO。

“四季の中でどれが1番好き?”と聞かれたら、夏の頃の僕は”冬”と答えるだろう。けれども実際冬が来たら話は別。僕の言っている冬は、空想の世界の話だから。

僕の友達に、リアルな冬が大好きなやつがいる。彼は去年の冬、寒いのが楽しすぎて、大雪の中大笑いしながらバンパイアウィークエンドを熱

もっとみる
朝焼けがすごく綺麗なのに寒くて外に出られない

朝焼けがすごく綺麗なのに寒くて外に出られない

今年出会った大好きな音楽を聴き返していたら、悶々としてしまい、また夜更かしをしてしまった。

僕の、こういう夜の観察日記をつけるとしたら

・冷めたコーヒーをちびちび飲む
・おしっこする
・タバコを吸う

くらいしか書けない。客観的事実はないに等しい。最近はゲームも飽きているのでやっていない。

頭の中ではいろいろと巻き起こっている。でも、ほとんど頭の中で終わるので世界はなにひとつ変わらない。

もっとみる
缶コーヒーみたいなひと

缶コーヒーみたいなひと

仕事に行く前、ギリギリまで布団の中でうだうだする。いやだなあと思いながらシャワーを浴びて、少しスッキリ。そして、いやだねえと思いながら仕度をして、コンビニでパンとレッドブルを買い、駅へ向かう。

というルーティンがあったのだが、この時期になるとレッドブルが寒すぎる。翼より毛布が欲しい季節。

僕は保守的なので、こういうルーティンを崩すのが苦手だ。先週富士そばに3回行ったのだが、好きだからという理由

もっとみる