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本とか、音楽とか、映画とか

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読んだものそのものの感想というよりも、感じたことをつらつらと(本とは関係ないことを)書いたりするんじゃないかな。 最近は映画をさっぱり見てないので、映画の記事は書けるか心配。
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記事一覧

アヒルと鴨のコインロッカー:伊坂幸太郎

アヒルと鴨のコインロッカー:伊坂幸太郎

どうしてだか以前読んだ小説をまた読みたくなることがあって、今回は伊坂幸太郎の「アヒルと鴨のコインロッカー」が読みたくなった。
もしかしたら、どこかで神様の声を聞いたのかもしれない。
前回読んだのは、伊坂幸太郎の小説に興味を持ち始めた頃で、彼の小説が映画化されたり、次々と新作を発表していた頃なので、多分15年くらい前?
手元にあった本はすでに処分してしまったので、今回は図書館で借りた。
ネットで蔵書

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奥の横道:赤瀬川原平(と彼が過ごした家)

恥ずかしながら、ひと月前までは赤瀬川原平氏のことを西川良平氏とまちがえていた、というか同一人物だと思っていた。
X(旧Twitter)で、ある人に赤瀬川原平氏のトマソンを教えてもらい、トマソンや赤瀬川氏のことを色々と調べているうちに、西川氏とは別の人であることに気がついたのである。
いやぁ、それにしても赤瀬川氏はおもしろい。
というわけで、赤瀬川氏の本を図書館から借りてきた。
うちの市の図書館は、

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ゴジラ -1.0(ネタバレちゅーい)、あるいは、戦争の終わらせ方

ゴジラが特別好きなわけではないけれど、この「ゴジラ -1.0」は海外でも評価が高いってことで、Amazonプライムで見てみた。
これ、iMacの24インチのモニタで見てるから、あまり感じなかったんだろうけど、劇場のスクリーンで見たら、迫力ありそうだなぁと思った。
でも、迫力(爆発だとか、大音響)ではそんなに感動はしないので、「あーすごいすごい」で終わりそう。
このあたりは私個人が迫力に対する感覚が

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オールド・フォックス:予告

はじめに
「□□□□□:予告」とタイトルにある記事はすべて予告を見た感想です。
映画本編の感想ではなく、予告の感想です。
その短い予告を見て、勝手に想像を膨らませてしまった記事です。
ですから、ここに書かれたものは、ほとんどの場合は的外れで、映画を知るためにはなんの参考にもなりません。

予告を見るとこの映画の背景は1989年で、この年に侯孝賢は「悲情城市」でヴェネツィアで金獅子賞をとった。
侯孝

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12日の殺人:予告

はじめに
「□□□□□:予告」とタイトルにある記事はすべて予告を見た感想です。
映画本編の感想ではなく、予告の感想です。
その短い予告を見て、勝手に想像を膨らませてしまった記事です。
ですから、ここに書かれたものは、ほとんどの場合は的外れで、映画を知るためにはなんの参考にもなりません。

「ゾディアック」「殺人の追憶」を彷彿とさせる。
こんなこと言われたんじゃ、何がなんでも見なくては。
「ゾディア

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かづゑ的

見てきた。
感じたり思ったことを箇条書きにする。
当然、ネタバレもあるので、知りたくない人はこの先は読まないで。
これは劇映画ではないので、はたしてネタバレになるのかどうかはわからないのだが…。

<ネタバレ>については、自分の考えていることを別記事に書いてあるので、そちらも読んでもらえると、うれしい。

見てたら、どんどんかづゑさんに引き込まれてしまう。
最初は、そうかぁ、かづゑさんがハンセン氏

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ビニールハウス:予告

はじめに
「□□□□□:予告」とタイトルにある記事はすべて予告を見た感想です。
映画本編の感想ではなく、予告の感想です。
その短い予告を見て、勝手に想像を膨らませてしまった記事です。
ですから、ここに書かれたものは、ほとんどの場合は的外れで、映画を知るためにはなんの参考にもなりません。

予告の最初は「母なる証明」を思い出したけれど、すぐに映像に見入ってしまった。
映画の前半ではきっと息子と一緒の

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PERFECT DAYS

PERFECT DAYS

見てきた。
感じたり思ったことを箇条書きにする。
当然、ネタバレもあるので、知りたくない人はこの先は読まないで。

<ネタバレ>については、自分の考えていることを別記事に書いてあるので、そちらも読んでもらえると、うれしい。

さて、PERFECT DAYSについて
オープニングの東京の朝焼けが良い。
箒の音で目覚めるヒラヤマさんだが、彼が自販機でコーヒーを買うゴトンの音で目覚める人もいるんだろうな

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ネタバレなんて怖くない

映画はなにもお話だけではないだろう?
そう思っているので、ネタバレなんてのは気にしない。
よっぽど監督が「映画の結末は誰にも言わないでね」な「サイコ」のような映画だと別なのだが、基本的にはお話をよっく知っていても映画は見る。
だって、おもしろい映画は繰り返し何度でも見るもんね。
「ガタカ」が公開された時なんて、1週間に3回くらい映画館に通った。
なんなら、次のセリフも言えちゃうぜくらい見ても、おも

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ゴッドランド:予告

はじめに
「□□□□□:予告」とタイトルにある記事はすべて予告を見た感想です。
映画本編の感想ではなく、予告の感想です。
その短い予告を見て、勝手に想像を膨らませてしまった記事です。
ですから、ここに書かれたものは、ほとんどの場合は的外れで、映画を知るためにはなんの参考にもなりません。

そーいえば、「ミッシング」という映画があったな。
見たことはないけど、たしか布教ものの映画ではなかっただろうか

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せかいのおきく

せかいのおきく

これ、おもしろいのかなぁ。

すいませんね、初っ端からこんなこと書いちゃって。
江戸末期と現代がごちゃ混ぜになった感じで、これ現代のお話で良くない?と思ってしまいました。
主人公のおきくも武士の娘ってよりも町人の娘って感じだし、主人公のあの二人もミョーに明るくて職業的な卑屈さ(?)が感じられなくて、人物の作り込みが浅いなぁと感じてしまった。
あの糞尿べっとりの桶、もっと生理的嫌悪感が滲むように生々

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ピアノ・レッスン -4K版-:予告

はじめに
「□□□□□:予告」とタイトルにある記事はすべて予告を見た感想です。
映画本編の感想ではなく、予告の感想です。
その短い予告を見て、勝手に想像を膨らませてしまった記事です。
ですから、ここに書かれたものは、ほとんどの場合は的外れで、映画を知るためにはなんの参考にもなりません。

この映画はすごそうだな。
いや、すでに一度はこの映画を見ているんだが、やはりこの映画はすごそーだ。
映像が圧倒

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PERFECT DAYS:予告

はじめに
「□□□□□:予告」とタイトルにある記事はすべて予告を見た感想です。
映画本編の感想ではなく、予告の感想です。
その短い予告を見て、勝手に想像を膨らませてしまった記事です。
ですから、ここに書かれたものは、ほとんどの場合は的外れで、映画を知るためにはなんの参考にもなりません。

この役所広司の表情って青山真治監督の「ユリイカ」で見たなぁ。
ホワァっとした焦点があってないような目。
「ユリ

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なかなか「壁」にたどり着かない

「それからはジャズ喫茶を経営する傍ら、毎晩キッチンテーブルで書き続けた」
Wikipediaによると、村上春樹の第一作「風の歌を聴け」はキッチンテーブルで書かれたらしい(この時に書かれたテキストが「風の歌を聴け」とは言及されていないので、これは僕の勝手な想像)。
普通はキッチンテーブルは食べ物を食べる場所で、そんな何かを消費する場所で何かを創造するってのはおもしろいなと思う。
僕もキッチンテーブル

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