【絵本】「ぼくは小さくて白い」 和田裕美 ミウラナオコ 絵
「いまの自分がもっているものを否定せず、受け止めて勇気をもって生きてください。あなたはあなただけの良さを持っているのです」
「ぼくは小さくて白い」 和田裕美 ミウラナオコ 絵
子どもにとって、親の「ひとこと」ってとても重く響きます。
何十年たっても、「あの時」 言われた言葉を思い出すことがあります。
とくに
勇気づけられた言葉って、辛いときに心の引き出しから勝手に飛び出してきてくれて、自分を救ってくれました。
この絵本は、営業やコミュニケーションなどのコンサルタントをされていて著書も多く、人材育成に携わっている和田裕美さんが書かれたものです。
あとがきには
「今は亡き母に感謝をこめて」と、次のように書いています。
きっと
和田さんにとってお母さんからもらった「光り輝く言葉たち」が、この絵本の核になっているんだと想像できました。
◇
小さくて真っ白いペンギンは、他のペンギンと違うことをコンプレックスに思っていました。
他と違ってひとりぼっちで、さびしい真っ白なペンギンは思い悩みます。
すると
どこからか、お母さんの声がきこえてきました。
ペンギンは、見えないお母さんに向かって語りかけます。
コンプレックスって、やさしさにつながるんですよね。
さみしさも、悲しさもいっぱいもってるからこそ、人の気持ちをわかってあげられるやさしい人なんです。
そして
その心を持ち、めげずに頑張って歩いていけば、勇気と出会い、夢と出会うです。
【出典】
「ぼくは小さくて白い」 和田裕美 ミウラナオコ 絵 朝日新聞出版
荒神咲夜さん、ありがとうございました。
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