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名のつかぬ日々

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濁り血
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人生の命題

年齢とくに性別

この2つの壁を前にすると
とてつもなく生きづらくなる

性別なんて年齢なんて
いいじゃないなんでも
って思うけど

そう思って生きることで失うものも多々ある訳で
そう思っているのは自分だけだということも分かってて
そこを自分の中でどう乗り切るか
頭の中でずーっと考えるわけです

一山乗り越えるまで

目が覚めたら

目が覚めたら

また殻に籠もってしまった
いきなり訪れる

話すことを放棄した口
胸のうちに溜まる言葉

ぼんやりと影が浮かび上がる刻
何故か分からない黒い靄に襲われる

明日には晴れていますように
寝相で散らかった布団を寄せ 身を包め
重い唇を開けグミを頬張る

ゆっくり甘さを溶かし
祈りながら 耐え忍びながら瞼を閉じる

目覚めたら晴れていますように
ちゃんと生きていけますように

理想のプロポーズ

年老いて

死ぬ直前まで一緒にいれたら

その時 結婚しよう

かつての理想のプロポーズ

いま思えば

結婚が 一緒に暮らすことが

必ずしも幸せをもたらすものではないこと

そんな保証などどこにもないということを

幼心に感じ取っていたからこそ描いていた

そよ風が身を包む

老夫婦が手を繋いでゆっくり歩いている

いつかそうありたいとぼんやり思う

でもまだ怖気づく

わたし。なれるのかな。

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藻掻き

心地よく図太く生きれるくらいの

感じないふりをすればいいのだろう

見ないふりをすればいいのだろう

でもそこに何かを感じてしまうから

その感覚を失えば

生きるとはいえない

いつの日からか時間が止まってしまった

私が消えてしまうから

だから私は

他人を受け入れられるほどの

私をまるごと受け入れられるまで

藻掻き続けるんだ

必ず幸せになる

その為に藻掻く

超える

受け継ぎし者

世を去る

私には何が残るのだろうか

血を受け継ぎし者に残るものは

血を引き継ぎし者に引き継がれるものは

自らが骨となるまで

血肉になり得るものは

何だろうか

正義の討論

私が正しい 貴方が間違っている

と思い込んでいる人に

正論を伝えるのは得ではない

無意味の攻防

目的が別の所になっていないか

冷静な目を持つこと

本人が自分で間違いを気付かない限り

何を言っても無駄だと思ってしまう

沈思黙考

人生の生き方とか哲学を考えている人って

周りにいるのだろうか

こういう話なかなか人にできない

考えすぎだよで終わる

一人で思考を巡らす

そういえばよく言われるや

考えすぎって

私の半分は思考でできてるんじゃないかと思う

放っておけば真顔で何か考えている

会話なんてしない可愛げのない奴だ

頭の中では一人で別のことを考えている

聞けるのであれば聞きたい

その人の

人としての在

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無宗教

無宗教という国

共通の信じるものがない分

何かを神のように崇めるオタク文化が盛んなのかなと 

神的な何かの対象が

身近な人だと依存になってしまう

だからアニオタの世界は平和なのだろう

あと自殺率も高いのかなと

信じるものがない人たちにとって

生きる指針というのはかなり重要になってくる

一人で道を歩んでいるようなものだ

果てに 死にたいまで追い詰められたとしても

神様という至極

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ウェットな社会とドライな思考

東京の人はドライだ冷たい

地方の人はそう言う

だから悪いのか?

と聞きたくなるが喧嘩腰になりそう

一旦その言葉は飲み込む

あんた冷たいね



褒める人はそんなにいなかろう

ウェットで居続けるの長所短所がありゃ

ドライで居続ける長所短所もある

それ相応の理由もあったりなかったり

ドライな人かと思えば

意外なところでウェットだったりする

そうやって社会で生きてんなら

別にど

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対話

人に影響される時間が長いと

自分の言葉が書けなくなる

寂しいような

少しは社会に溶け込まなければならない

という焦りもなくはないわけで

一人でポチポチ書いてる時間が

なんだかんだ自由で好きなわけで

でも世の中人と関わることは避けて通れなくて

そんな世の中で

上手く生きられたらいいなぁと

思うんです。

カフェの考え事

笑顔って何でいるんだろう

カフェで雨の外を眺めながら ふと。

人との関係を円滑にするもの

心無いものでもそうなんだろうか

そんなこと考える私はかなり冷たい人間だよな

もちろん無理して笑顔になる必要なんてない

でも

面白くもないのについつい

口角が上がる

相槌を打つ

埋め合わせの言葉が出る

良い人でいたいからなのか

空気を壊したくないからなのか

嫌い

いや笑顔というより愛

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よっぽど心開いた相手じゃないと

話すときは目を合わさない

というか

合わせられない

失礼なのは承知だがどうしても背けてしまう

なんでだろう…

目を合わせて話すと 会話の内容より

その人の温度感だったり

会話の仕方、だったりが入ってくる

同じ信頼や愛情で話せる人がそもそも稀有か

あまりの相手の圧に

言葉が出てこない

途切れ途切れになることが

過去にあった

人さまは人さま

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怯えた貝

深い海の中にいる

呼吸は浅く

動きも小さく

誰にも気配を気づかれぬように

そっと布団の殻に籠もる

慰め

寂しい悲しい

人肌恋しい

ぽかんと空いた穴を満たす

熱く交わしながら囁きあう

言葉に潜む愛の有無などすぐ分かる

快楽より直感が勝る瞬間

そんなわけで

一度脱いだ服と心を仕舞うのには

ほんの少し遅すぎて

ふと

萎えてしまった感情に

流されるがまま鳴き続ける

何年もの間 恋だ愛だの

そもそもそこには何もなかったの、だの

いやはたまたあったのかも、だの

そんな慰め

もうそ

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