#新卒2年目
イスラム教徒がヒンドゥー教徒の女性を誘惑し改宗させようとしている─インドで広がる陰謀論「愛の聖戦」とは何なのか【クーリエ・ジャポンからの抜粋-Vol.216】
インドの英字週刊誌「アウトルック」は、インドに広まる“ある陰謀論”が女性を苦しめていると報じる。その陰謀論はヒンドゥー過激派によって信じられているもので、「愛の聖戦」と呼ばれている。これは、イスラム教徒の男性がヒンドゥー教徒の女性を誘惑し、妻にして、イスラム教に改宗させようとしているというものだ。
ヒンドゥー過激派がこうしたプロパガンダを展開する背景には、ヒンドゥー教徒とイスラム教徒の宗教対立が
ユーザの動きがリアルに現れるFacebookメタバースで「取得した生体情報」が広告主に売られる懸念【クーリエ・ジャポンからの抜粋-Vol.213】
1月18日、マイクロソフトは、アメリカトップのゲームソフト開発・販売のアクティビジョン・ブリザードを690億ドル規模で買収すると発表し、話題を呼んだ。
同社をはじめとするテクノロジー大手は、メタバースなど新技術への投資と開発を急速に進めている。なかでもフェイスブックを運営するメタ社は、さらにメタバースの開発に集中的に注力し、今後10年間で年間100億ドルを費やすと明言している。
英誌「エコノミ
喫煙文化が復活? アメリカで20年ぶりにタバコ販売数が増加した理由【クーリエ・ジャポンからの抜粋-Vol.211】
アメリカの成人の喫煙率は30年間着実に減少していた。特に2000年以降は着実に低下しており、50年前よりも約66%低くなっていた。しかし、2020年のタバコ販売数は、20年ぶりに増加となった。
米紙「ニューヨーク・タイムズ」は、街角の若者たちに喫煙についてインタビューを行い、その関連性を探っている。というのも、過去20年以上にわたる喫煙率の減少に、最も大きく貢献していたのがその時代の若者たちだっ
運動不足より、友達不足のほうが危険─「友達の数」があなたの寿命と健康に与える“深刻な影響”【クーリエ・ジャポンからの抜粋-Vol.210】
ダンバーの新著『なぜ私たちは友だちを作るのか:進化心理学から考える人類にとって一番重要な関係』には、非常に興味深い発見がちりばめられている。また、全体を貫くテーマとして、社会的な繋がりと個人の生活の質、健康、さらには寿命との関係が考察されている。
本書でダンバーは、ブリガムヤング大学とノースカロライナ大学チャペルヒル校が10年前に行った調査結果を引用する。調査メンバーを一部同じくする別の研究では
リモートワーカーを“本気で保護”するポルトガルの新法がうらやましすぎる【クーリエ・ジャポンからの抜粋-Vol.199】
欧州のニュース専門局「ユーロニュース」などによると、ポルトガルの新法では、雇用主は勤務時間外に労働者に連絡を取った場合、罰則を課せられる可能性がある。
新法では、従業員の自宅の電気代やインターネット料金の一部負担も企業に義務づけた。さらに、リモートワーク中の仕事ぶりを雇用主が遠隔監視することも禁止され、子供が8歳未満なら上司の事前承認なしに在宅勤務ができるようになった。
また、従業員の孤立化対
ルワンダ人行きつけのバーをのぞいてみたら、定番メニューはまさかの“牛乳”だった!【クーリエ・ジャポンからの抜粋-Vol.198】
ルワンダには全土でこのようなミルクバーが見られ、首都キガリだけで何百軒もある。この国では牛乳は国民的な飲み物で、ミルクバーはルワンダ人がしょっちゅう通う行きつけの場所。そこには牛乳を飲める喜びと、人々が触れ合える和やかな雰囲気が漂っている。
ミルクバーでは1日中、老若男女がベンチやプラスチック製の椅子に腰かけ、ガラスのマグカップで新鮮な牛乳を1リットル、また1リットルと飲んでいく。現地ではイキブ
中国「無精子症」患者は700万人! AIによる精子提供マッチングシステムで“命の選別”が始まる⁉︎【クーリエ・ジャポンからの抜粋-Vol.197】
最先端の生殖医療を進める公立病院・広東省生殖医院にこのほど、25人の専任医師・研究員がAIを駆使して無精子症の研究・治療に取り組む「広東省無精子症診療センター」をオープンさせた。
北京大学第三医院の姜輝強・泌尿外科主任によると、ここ10年、中国では無精子症患者が増えており、男性総人口の1%(約700万人)、不妊症男性(約4000万人)の15%(約600万人)が無精子症といわれる。
センターは、
日本はなぜ「大麻」に厳しいままなのか? 米紙が取材【クーリエ・ジャポンからの抜粋-Vol.194】
大麻は怖いもの──日本社会で幼い頃から、宮部貴幸はそう教え込まれてきた。だがそれは、自分の幼い娘が特殊なてんかんと診断される前の話だ。
インターネットで治療法を必死に探して、思いがけない救いの手に巡りあった。大麻から抽出される「カンナビジオール(CBD)」と呼ばれる成分だ。
仕事でカリフォルニアに出張したとき、奇跡を期待して、この魔法の液体が入った小さな琥珀色の瓶を購入した。
期待は裏切られ
無重力状態の実験で見えた「障がい者が優秀な宇宙飛行士になりうる可能性」【クーリエ・ジャポンからの抜粋-Vol.193】
世界中を移動するエリック・イングラム(31)の生活には、車椅子が付き物だ。彼は、生まれつき関節異常を引き起こすまれな先天性難病「フリーマン・シェルドン症候群」を抱えている。宇宙飛行士になるのが夢だったが、2回応募していずれも門前払いされた。
しかし10月に行われた特別な飛行体験で、イングラムはいっさい物に触れることなく、宙に浮いて体をくるくる回した。月面重力が再現された飛行では、もっと驚いた。地