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「新しい生き方、働き方を創る!」

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#NPO

第五話 初めての東北被災地、現地入り。

第五話 初めての東北被災地、現地入り。

物資の支援を行なっていたが、次の活動を模索していく中で、
「現地に行かないと分からない」という思いが強くなっていった。

4月6日、知人であるプロフォトジャーナリスト、佐藤慧氏の団体NPOみんつなの現地入りに同乗させていただき、岩手県陸前高田市に現地入りした。
SETからは私一人だ。
出発前に多くのメンバーからメッセージをもらった。
プレッシャーと期待を胸にいざ、出発。

到着した時のことを今でも

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第四話 震災とどう向き合うか?

第四話 震災とどう向き合うか?

(写真は学生の頃に行っていた「サッカーを楽しみながら国際協力」を行うWorldFutの2011年3月末の卒業式の様子)

3月後半になって、ようやく私自身、
「この震災とどう向き合うのか?」が見えてきた。
 
最初は、「日本で起こった有事の事」という風に捉えており、
「なんで同じ日本人なのに何もしないだろう。」
と思うことがあったり、感情的になり大切な仲間を傷つけたりもした。

でもよく考えてみた

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第三話 支援物資の経路を確立、ようやく届いた僕らの想い

第三話 支援物資の経路を確立、ようやく届いた僕らの想い

3月16日、突然知人の社会人の方からの電話。

「現地で活動しているNPOともつながった。
物資支援をしたい企業は集まった。輸送経路もできた。
あとは搬入搬出仕分け作業をする人と場所だけがない。
三井くんのところでできないか?」
という内容だった、

団体のメンバーが倉庫を所有しており、そこは使用可
能であるとの事。
そして人手の面で、それならばできるのではないかと
思った。
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第二話 なにもできない自分、悔しかった。

第二話 なにもできない自分、悔しかった。

2日後(2011年3月15日)、
テレビで報道される死傷者、
行方不明者が一気に1000名以上跳ね上がった。
僕たちは、活動の糸口を必死に探しもがいているだけで、
東北の助けを求めている方々に対して、
まだなにもできていなかった。

本気をだせばなんでもできると思っていた自分。
でも多くの人が苦しんでいる状況になにもできない。

今まで様々な活動をしてきて、
今回の震災でも私にできる事が多いと思っ

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