西塔しゅんけ

漫画家 来年春からの連載に向けて準備中です。

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最近の記事

喜びと不安

今年の抱負は漫画家デビューだったのですが、11月24日発売のスペリオールに『シェアボディー』という読切を載せて頂けた事によりその目標は達成できたのかなと思います。発売日に近所の本屋でスペリオールを購入し、家まで自転車を飛ばしていた際に不思議な気持ちの高揚があり、この感じ何か懐かしいな〜と思ったのですが、10代の頃に好きなアーティストのCDを買って早く聞きたいと帰路を急いでいる時のそれと同じだと思いました。そんななんとも言えない気持ちだったのですが、この時の感覚をしっかりと覚え

    • 少し前進

      前回このブログを更新したのが2月に開催されたコミティア143の直前でしたが、時が過ぎるのは早いもので5月5日開催のコミティア144が迫っています。今回新刊はないのですが、前回ありがたい事に全ての本が完売となったので過去作を増刷して持っていきます。入稿するだけなのに、グダグダとまだ時間あると余裕ぶっていたらいつも使っている印刷所は注文数が多いのかすでに注文できなくなってしまっていて、別の印刷所で無事入稿はできたもののこちらもタイミング的にギリギリで直接搬入の期日には間に合わず、

      • COMITIA143

        長い間書いていた漫画がようやく完成したので2月19日に開催されるコミティア143にて販売します。83ページとやや長めな作品で、仕事等で何度も中断したながら描いていたら5ヶ月くらいかかってしまいました。 83ページは短編しては長い方だと思いますが、全てを描き終えて読み返してみると意外と話としてはそれほど長くはない。むしろ短い。ずいぶんと時間がかかっているので勝手に壮大なものを作っているような勘違いをしてしまっていましたが、それが少し内容にも反映されてしまったような気がします。

        • ようやく再開

          しばらく忙しく漫画活動が止まってしまっていましたが、最近になりようやく再開しました。実は6月にはネームは完成し、7月に下書きも全て終わっていたのですが、そこから色々と忙しくなったのに加え、9月のコミティアの日程を勘違いして参加できなくなってしまったという事も重なり作業がストップしていました。 今描いている漫画は76Pで正直短編というのは長すぎるのですが、以前描いた漫画を人に読んでもらったところ内容に対してページ数が少なすぎるという意見を頂き、自分自身も50P以内に無理やり収

          漫画活動再開

          昨年末からずっと仕事で忙しく漫画を描く余裕がなかったのですが、ようやくそれも落着き新しい作品を描く準備をしています。フリーで活動しているため漫画を描いている期間はほぼほぼ無収入になってしまうので毎年まとまった期間仕事をして、しばらくお休みを頂き漫画を描くというローテーションで経済的なバランスをとっていたのですが、今年はある程度両方とも並行して進めていけると良いなと思っています。本格的な作画期間になってしまうと難しいかと思いますが、それ以外であれば週の稼働日を上手く割り振ること

          漫画活動再開

          過去作をまとめてみて

          先日参加したコミティア138は売上が好調でいつも以上に楽しかったです。これまでは精々20部くらいだったのが、今回はなんと100部以上も売れたのです。1つ前のコミティア137で出した本をティアズマガジンのPush&Reviewに掲載して頂いたおかげだと思います。感想を送って下さった方には感謝しかありません。 今回のコミティア138には過去作をまとめた本を新刊として出したのですが、それを編集するにあたって久しぶりに過去作を全て読み直してみました。これまでに6本の短編漫画を描いて

          過去作をまとめてみて

          漫画家志望友達

          今描いている漫画のネームがひと段落して、まだ修正しなきゃいけない箇所は多々残っているものの一つ肩の荷が降りたような感じです。4月頭に一度48Pほどの内容で一度描き上げたのですが、時間を置いて読み返してみるとあまり面白くなかったため根幹のテーマとキャラだけ残して結局全て描き直しました。その後も途中で詰まりまくり気がつけば6月も半ばに…。 どうすればネームを早く描けるのか…と色々試してきましたが、最近はザーッとB4用紙にアイデアを書き溜めていったものをマインドマップアプリでまと

          漫画家志望友達

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          『頭の中にさようなら』

          『頭の中にさようなら』

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          三度目の正直を目指して

          去る二月に「ちばてつや賞」に漫画を投稿したのですが、残念ながらまたもや選外となってしまいました。その後少し意気消沈していたのですが、そもそも初投稿の漫画がいきなり奨励賞とはいえ賞に入り、担当編集もついたりとこれまでが上手く行きすぎていて、これくらいの挫折は漫画家志望であればみんなしている事だよなと気持ちを切り替えました。 ちば賞に限らず新人賞はあくまでデビューへの通り道に過ぎないので、そこまでこだわらずに月例賞でも…と思ってはいたのですが、ここまで挑戦してきたので未練も少し

          三度目の正直を目指して

          無事完成

          なんとか2月末が締め切りだった「ちばてつや賞」用の漫画を完成させることができました。年末年始を使って書き上げたプロットは漫画すると42−6ページくらいになってしまいそうで、その内容のネームと作画を2ヶ月で、しかも仕事もしながら完成させるのは無理だと判断して急遽別の短めの作品を描きました。24ページのSF短編です。 僕は数をこなすのが一番の上達への近道と信じていて、どれくらいのペースで量産できるのかという事に執着があります。あまり早さばかり求めるのも良くないとも思うのですが、

          新年明けましておめでとうございます。

          毎年元旦に書初めをしているのですが去年は「変」という文字を書きました。漫画を描き始めるにあたって仕事面で変化できるように、という願いを込めて書いた一字でしたが世の中全体でも多くの事が変わってしまった年でした。いくつか仕事がなくなったりはしたもののそんな中でも漫画に集中する事ができて自分は恵まれている方だなと実感しました。 去年の年始からネタ考えて2月のコミティアの出張編集部に持っていって、そこから手直しして「ちばてつや賞」に出して奨励賞を頂いて担当がついて…までは順調だった

          新年明けましておめでとうございます。

          進捗なし

          最近全く漫画を描けていません。現在プロットの修正段階なのですが仕事が忙しく暫く手がつけられない状態が続いてしまいました。余裕が少し出た際にいざ再開しようと意気込んでみたものの、時間が空きすぎて話にのめり込めず、なかなか進められない状態です。 プロット、ネームであれば通常業務と並行してやっていけそうだなと甘く見ていましたが、作画よりもそういった考える作業の方が通常の仕事との両立は難しいなと思いました。まだ話を作るという事に不慣れなせいもあってか、それだけに集中できる体制がないと

          インクトーバー

          今年の夏引きこもって描き上げた漫画が不発に終わり、少し落ち込んだのですが、あまり引きずってもしょうがないので早速次の作品に取り掛かっています。絵に関しては結構頑張ったな~と思いつつ、途中で二転三転した事もあり話に関しては自分のやりたい事がブレてしまって結果的に、ややフワフワした感じの話になってしまったな~と反省しました。とは言えそんな無茶苦茶悪いというほどでもないとは思うので、別の賞なりに出せばいいのですが今はまだ今の担当がついている雑誌で頑張りたいと思っています。 インク

          インクトーバー

          作業スピード

          ここしばらくずっと描いていた漫画がようやく完成して、8月31日締め切りの「ちばてつや賞」に無事出すことができました。過去の記録を確認すると6月の中旬からネームを描き始めて7月20日にネームが完成、その後ネームの微調整だったり休みをとったりで7月25日から下描きを始めて最終的に完成したのが8月30日なのでトータルで原稿を描く日数だけを考えると35、6日かかった事になります。そこから休んだ日を差し引くと大体31,2日くらいで今回の漫画が46ぺージであることを考えると一日あたり1.

          作業スピード

          ひたすらネーム

          ひたすらにネームを描く日々をおくっています。一度ザーっと52ページほど描いてそれを整理してページを減らしたり、不自然なところを直したり、分かりにく箇所を分かりやすくしたりと、様々な修正を繰り返ししているのですが修正点を指摘してもらう度に「なるほどね~」と発見があるので、どれだけ自分が漫画の描くということについて無知であったのかというのが身に沁みます。そして遅い。 描いていて一番難しいなぁと思うのはキャラクターの心境の変化で、これがもっと自然にかつ説得力がある形で描けるように

          ひたすらネーム

          編集部

          先日初めて編集部に行って、今描いている漫画の打ち合わせに行ってきました。出版社に行くこと自体初めてだったのでこういうところなのか~と新鮮で面白かったです。編集の方は4月の半ば頃からついて下さっていたのですが、コロナの影響で会う事ができず今回ようやくお会いする事ができました。 よく編集と合わなくて、という話を耳にするのですが幸い今のところそのような印象は全くなく、むしろまだ全く会社の利益になるかどうかも分からない自分に対してものすごく丁寧にアドバイスや漫画の基本を教えて下さっ