少し前進

前回このブログを更新したのが2月に開催されたコミティア143の直前でしたが、時が過ぎるのは早いもので5月5日開催のコミティア144が迫っています。今回新刊はないのですが、前回ありがたい事に全ての本が完売となったので過去作を増刷して持っていきます。入稿するだけなのに、グダグダとまだ時間あると余裕ぶっていたらいつも使っている印刷所は注文数が多いのかすでに注文できなくなってしまっていて、別の印刷所で無事入稿はできたもののこちらもタイミング的にギリギリで直接搬入の期日には間に合わず、自宅に配送してもらう事となってしまいました。今回のコミティア144はゴールデンウィーク中の開催という事もあり、お客さんが増えそうなのと前回新刊で出した「天使の血」がティアズマガジンのP&Rで紹介してもらえたので、3つの本を合計で230部も刷りました。これ全てを自力で会場まで運ぶ事を考えると憂鬱です。

前回出した「天使の血」をきっかけに二つの雑誌で担当編集さんに声をかけて頂き、現在はその二誌で連載を目指している状況です。連載会議に参加するにはまずその雑誌の賞でデビュー以上の賞をとり、そこから何度かの読切掲載を経なくてはいけないと思っていたのですが、特にそういった決まりがあるわけではなく一定の水準に達している事が作品で分かれば問題ないようです。実際若い学生の漫画家志望の方がデビューを目指すとなると結果的にそのルートが一番の近道だとは思いますが、僕のように30代半ばから漫画を描き始めた身からすれば途方も無い道だなあと思っていたのでラッキーでした。そんなわけで有難い事に3月の頭あたりから仕事と、二誌での連載企画出しで忙しい状態が続いています。ここ3年くらいずっと足踏み状態が続いていましたが、ようやく前に進み始める事ができたかなと思います。仕事の方が落ち着いたので、しばらく漫画の方に集中してこのチャンスを物にできるように頑張りたいと思います。

ずっと読切企画ばかりを考えてきたので連載となるとまた構成の仕方が全然違って難しいです。しかしキャラクターのイメージと大きな世界観が出来上がってきて、こいつがこんな事したら面白いんじゃないかとか、こうすればもっとキャラの動機に説得力がでるんじゃないか等、あーでもないこーでもないと打ち合わせで担当さんと話すのはとても楽しいです。

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