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#日常
中谷美紀と、綺麗な言葉で溢れる世界について_2021.12.18
テレビに映る彼女はただの綺麗な女性で、僕にとってはそれだけだ。それにテレビに映る女性は大抵が綺麗だし、美人というのは顔の均整がとれている、つまり特徴が少ないということだから、それもあって彼女はさらに印象を残さず、ただ僕の脳裏を通り過ぎていく。
だけれど、テレビに映る彼女には、テレビが排除したはずの何か翳りみたいなものがほんの少しその表情のなかに沈んでいた気がして、それがぼくにとっては少しばかりの
異様なほど普通にサラリーマンがいるのだ_2021.12.16
家の中はまだ薄暗く、家族の誰もまだ起きていない。
少し前に、iPhoneのアラームが自分のリズムとはまったく無関係に僕を起こして、それによる調子の悪さが身体に広がっている。『自動起床装置』を読んだ時に感じた後味の悪さが蘇る。
まだ眠りが抜けきっていない身体で、よろよろと起き上がると、窓の外が濃い藍色からオレンジ色へのグラデーションになっているのに気付いてしばらく見とれるけれど、美しさよりも、身
ZORNを聴いて思うこと/2020.12
12月は、慌ただしさのなかで日々がいつのまにか過ぎていき、気が付いたらなんとも言えない余韻を残して、無理やり年が終わっていく。毎年そんな感じがする。
発せられることのない声転職して2ヶ月程経った。
この辺になってくると、同僚たちの個性とその裏側のストーリーも少しずつみえてくる。
僕たち設計者の仕事は地味だ。あくまで建物を設計するものとして存在しているので、スター建築家でもなければ、僕らの個性とい