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月2本のnoteを3年間続けたら、情報アンテナの感度が高まった

この記事では、私のnoteのネタ収集方法を紹介します。

特殊な情報源があるわけではなく、日々の情報に対する感度をいかに高めるかが重要だ、というのが結論です。

私なりの情報インプットのルーティンや、そこから生まれたnoteの記事を使いながら、具体的に紹介できればと思います。

ネタが枯れた所がスタート地点

2020年2月に日経COMEMOのKOLに就任させて頂いて以来、月2回欠かさずnoteを書き続け、この記事で70本目になります。

よく、「どうやってネタを作っているの?」と聞かれるのですが、実際には自転車操業というか、常にネタを探している日々です。

もちろん、2020年当初は、これまでの社会人人生を振り返り、ネタをリストアップして書き始めました。

しかし、10本も書けば、ネタは尽きてしまいます。

実は、この「ネタが枯れた」ところからが、本当のスタートだと思います。

自主的に書いているnoteだったら10本程度で諦めていたと思いますが、日経COMEMOのKOLという立場と締切があるがゆえに、3年弱もの間、続けることができました。

では、ネタ枯れの危機から書き続けるために、私が行ったことは何か。

それが、情報のインプット方法を整えることでした。

ここからは、私がnoteのネタを集めるために行ったことを紹介します。

1.日経新聞を読み、ツイートする

まず、朝のルーティンに「日経新聞を読み、気になる記事をツイートする」という行動を組み込みました。

具体的には、朝一番にコーヒーを入れて、朝食の前にiPadで日経新聞(紙面ビューアー形式がおすすめ)を読む時間を15分、必ず取るようにしました。

そして、気になった記事はクリップ機能で保存しておきます。

次に、毎朝の通勤時間が約30分あるのですが、その時間を使って、保存しておいた記事をTwitterで投稿します。

例えば、こんな感じです。

記事をツイートする際、ただ記事のURLを投稿するだけでなく、個人的な感想もセットで書くようにしました。

そうすると、ツイートに対して「いいね」が集まる時と、そうでない時があります。

反応がよかったツイートの中から、「これぞ」と思ったものをnoteの記事にしていきました。

この一連のプロセスから生まれたのが、例えばこちらのnoteです。

日経の記事を読んでいて、ふと目に飛び込んできた「興味のないオーディエンスにはとくに『小さい主語で話す』ことがだいじです」という大阪大学の谷口先生のコメントに「なるほど!」と思い、Twitterの投稿を経て、記事に書きました。

その結果、「スキ」の数が目標の100を超える記事になりました。

※私がなぜ「スキ」100を目標にしているのかについては、昨年末に書いた下記のnoteをご参照ください。

このように、朝のルーティンに情報インプットを埋め込むことによって、ネタが自然と生まれる仕組みを整えました。

2.セミナーや研修でネタを探す

2つ目の情報インプット源は、セミナーや研修です。

noteのネタが枯渇した結果、セミナーや研修を真剣に聞くようになりました。

もちろん、これまでもある程度真剣に聞いていたのですが、自分の仕事に役に立つかどうかに加えて、「noteの記事にかけるか?」という視点も加わり、より一層ちゃんと聞くようになりました。

当たり前ですが、セミナーや研修は、わからない人がわかるようになるために、その道のプロが解説してくれるものです。

そこに、自分自身の実体験を加えることで、十分にnoteの記事になる、ということがわかってきました。

例えば、管理職向けの研修に参加した時に、1on1について教えてもらったことを、自分の経験談を加えて書いたnoteがこちらです。

こちらの記事は、note公式が選ぶ2022年の30本にも選ばれるなど、今年一番のヒット作になりました。

他にも、ある先輩コンサルタントに教えてもらった「究極の質問」というセッションについて書いた記事も、同じフォーマットから生まれた記事です。

この記事は、講演会の質疑応答タイムを活性化する方法を紹介しているのですが、周りの方から「記事を読んで、実際にやってみたよ!」という嬉しい反応をたくさん頂きました。

こちらも、「学び」+「実体験」という組み合わせで生まれた記事です。

このように、noteを書き始めてから、日頃の学びに対する吸収力が高まったような気がします。

3.後輩に教えたことからネタを見つける

最後に、自分自身も情報源になる、という事例です。

例えば、後輩にアドバイスをしている時に、ふと「これnoteのネタになるな」と思う瞬間が増えました。

後輩へのアドバイスも、先程のセミナーや研修と同じで、わからない人にわかりやすく伝える、というプロセスの一つです。

そのような場面に、noteのネタが隠れているのです。

例えば、ある後輩に広告の企画書のアドバイスをした時に、「課題を洗い出すより、もっと良い点に目を向けた方がいいよ」と話しながら、「これって広告に限らず、どんな仕事においても大事だよな」と思い書いたのがこちらの記事です。

また、自分が講師を務める「発想力研修」で教えながら、「これってnoteの記事になるな」と思って書いたのが、こちらの記事です。

このように、自分が後輩や周りの人に話していることや教えていることも、記事のネタになるのです。

むしろ、記事に書くことによって、「もっとこう教えればいいのか」と気づくこともありました。

ですので、普段話していること、教えていることを書いてみることは、すごくおすすめです。

情報アンテナの感度を高める

今回は、noteのネタをどのように生み出し続けているのか、私なりの方法について書いてみました。

何か特別な情報源を持つというわけではなく、普段目にする記事や、何気なく参加しているセミナー、後輩との会話などの中に眠っているネタを見つける「情報アンテナの感度」を高めるのが大事だと思います。

ぜひ皆さんも、自分なりの情報インプットのルーティンを作ったり、日々の生活や仕事の中で、ネタを見つけるための「情報アンテナの感度」を意識してみてください。

さて、今回の記事をもって、3年弱お世話になった日経COMEMOのKOLは、卒業させて頂くことになりました。

いつも的確なアドバイスや、貴重な機会を頂いた日経COMEMOスタッフの皆様には大変感謝しています。

もちろん、これからも一個人としてnoteやTwitterで定期的に情報発信していきますので、引き続きよろしくお願いいたします。

※Twitterの方も、引き続き気になる記事をコメント付き投稿していきます。


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