2022/2/7週｜ハートで仕事をする時代（デジタルマーケこそ）
こちらは毎週仕事をする中で感じたことを綴る、エッセイの一つです。毎週フリートークをしているオードリーさんのオールナイトニッポンを尊敬しているのでこちらも週1更新を目指しています。
改善というか革命
先日、「えっ、めちゃめちゃ改善しているじゃん...！！」とひとりどよめいたことがありました。
近年のデジタル広告の世界は機械学習による運用が進んでおり、人がインプットしたり改善をするドライバーは少なくなってきていると言われています。
また、法人の支援会社（広告会社など）は全社としての経験を知見化しているので、成果については一定以上のクオリティは保たれやすい構造です。
…といった認識を自分は持っていたのですが、冒頭の出来事はこの考えを少し改めるきっかけになりました。
実は上記の改善は、個人の方に出してもらったパフォーマンスであったからです。
背景としては、少しうまくいかなくなっていた施策（量質共に）があり、改善の打ち手含めて手詰まり感があったため、思い切って個人の方にお願いをしたところ、少しの改善どころかx倍の改善がなされており、そこまでいくとは、もはや革命では、、と、驚いた次第でした。。
（以下では法人と個人の二項対立を書きたいわけではありませんので、その点ご留意くださいね。）
いかに真の協力者となってもらえるか
この出来事から自分が感じたのは、 機械学習になって、ドライバーが限られるからこそ、一人の人（担当者）の仕事がそのクオリティを分ける ということでした。
では、なぜこの差が発生するのでしょうか？
これは自分の反省込みではあるのですが、現状以下のように省みています。
❶自社事業への共感・責任感を育み、巻き込む。真の意味で協力者になってもらえるような動きができていたか、いなかったかの違い
❷支援会社の法人内の知見の流通は個人に蓄積しやすいところがあるので、マッチングが大事。そこをリクエストできていたか。
1点目ですが、操作できるところが限られる中でいかに試行錯誤を回せるかが非常に大事で、その試行錯誤を回す一人の人がキーマンです。では、その人と直接会話をし、関係性を構築できていたか？でいうとかなり怪しいところがあります。
当然、自社の事業の説明等はさせてもらっていたものの、主にフロントの営業職の方との会話になります。となると（自分も広告代理店のプランナー職だったから分かるのですが）相対的に直接話す機会は少なく、共感を持ってもらい、協力者となってもらうほど巻き込めていたかというとできていなかったと言わざるを得ません。（法人のプランナーは通常何社も担当しているので構造的にできるのかどうかというところもあると思われます。）
対照的に、直近お願いした個人の方は社内のSlackに参加するのはもちろんチームビルディングへの参加だったり、隣接チームからのフィードバックを直接受け取るなど、もはや社内のメンバーとして協力してもらうくらいの関係値となっています。この辺りの違いが成果の違いにつながっていると考えます。
2点目ですが、会社としての知見の均質化、いわば経験値（知）を共有知にするのは思ったよりも難しいのではないかなと改めて思った次第です。これも自身のプランナー時代の経験を踏まえても、クライアントからの厳しいフィードバックの中でなんとか期待に応えようと出した個人の経験には、その過程で様々な学習が働いているはずです。したがってそのエッセンスだけ共有しても、試行錯誤も込みで共有できない限りは論理的に同じものを再現するのはできない、となります。（頭でわかっても自分で使えるものにはならない。）
ですので、事業会社からすると、自社にマッチしやすい方に担当していただくことが肝要で、そこをリクエストしていくことの重要性を改めて認識しました。
今週感じたことのまとめ
事業会社の立場から…
スタートアップは人がいません。社内外関係なく「協力者」になっていただくために、興味を持ってもらえるか、一緒に伸ばしたいと思ってもらえるか。そこを丁寧にコミュニケーションさせてもらう大事さ。その上でそうなってもらう方とご一緒するのがベターではないか。（その熱量に負けないくらい真摯に仕事をするのは当然。）
支援会社の立場から…
どの企業を誰が担当するか、経験ももちろんですが事業の好き嫌いなども鑑みたキャスティングとマネジメントの部分が非常に大事。
テクノロジーは進化するけれど、今もハートで仕事をする時代ですね…
付随して「働き方」という観点から見ても「一緒に仕事したいな〜」と思える人と再会して働いたりがしやすくなってきているのをひしひしと感じますので、上記で感じたようなことの重要性は増していきそう（この辺はどこかで書きたし、、）
では、今週の週報はこの辺りで。
この後また夢でお会いしましょう、アディオス。
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