読者👩 ライバル👹 自分😲 の視点でnoteを分析してみた！ 👀

今回はビジネスフレームワークである「３C」を使って、あなたのnoteを「経営」の視点から一緒に分析してみましょう。この記事の後半では、私の「３C」を実際に分析してみました！

「顧客（customer）」「競合（competitor）」「自社（company）」、経営に重要な利害関係のある3者の視点で分析をして、バランスの良い経営戦略を構築していくという考え方が「３C」です。

noteの利害関係者

経営活動には必ず、複数の利害関係者がからんできます。その中の代表選手が顧客、競合、自社です。
noteに置き換えると、読者（顧客）、ライバル（競合）、自分です。

読者（顧客）の視点

読者の視点には、特定の１人をみる方法と、全体をみる方法の２つがあります。特定の読者の性格、ニーズ、行動パータンなど、１人を分析する「ミクロ」の視点と、投稿テーマの投稿数、規模、構造、成長率など読者全体を分析する「マクロ」の視点があります。

ライバル（競合）の視点

競合の視点とは、ライバルの数、強さ、特徴、資源、戦略、差別化ポイントなどを意味します。例えば、いつも使っているタグで、ほかにどんな投稿がされているか、他の投稿と違った個性が出せているかなどの視点です。

自分の視点

自分の視点とは、私たちはどうしても自社の視点に偏り、独りよがりな分析をしがちです。自分は自身のnoteをこう評価していると、改めて振り返ることも大切な視点です。

３つの視点の中では、もっとも大切なのは、言うまでもなく読者の視点です。

優先順位は　読者＞競合＞自分

より多くの人に読んでもらえる、楽しんでもらえる投稿を実現するには、「読者」を満足させる価値を提供できるかを考えなければいけません。

次に、競合の視点ですが、noteにおいては、公式にランキング機能やポイント制度などがありません。note内では、意図的に競争が生まれない仕組みになっているので、ライバルないしあなたが尊敬するnoterたちが、どんな工夫をしているか、主体的に調べる努力をしないと気づきにくい環境と言えます。

そして、最後に自分の視点であり、優先順位は、読者＞競合＞自社というのが、３Cの基本的な考え方です。

以下、分析項目を３Cでまとめてみたので、もしよかったら、この投稿のコメントや埋め込みで回答してみて下さいね。

読者（顧客）
Q１：あなたのnoteを今読んでいる読者、将来これから読んでもらいたい読者は誰？
Q２：読者はどんなニーズを持っているのか？
Q３：何が「購入」「サポート」の決め手になったと思うか？
Q４：普段の投稿のテーマや、実際に投稿で使っている「タグ」は何が多いか？
Q５：そのテーマの規模（関連タグの投稿総数はいくつか）、将来性はあるか？

競合
Q６：あなたのnoteのライバルはどこなのか？
Q７：ライバルnoterたちの強みと弱みはなんなのか？
Q８：ライバルはnoteをどう活用しているのか？
Q９：ライバルたちは読者からどう見られているのか？
Q10：新たにライバルとなるところはないのか？

あなた
Q11：あなたは何を目指してnoteを投稿しているのか？
Q12：あなたの強みと弱みは何なのか？
Q13：反響があるパターンと反響がないパターンは何なのか？
Q14：自分が書きたい投稿に必要な経験や時間を十分に持っているのか？
Q15：投稿を継続するのに適した生活習慣になっているのか？

読者の視点を忘れないために、たまには、読者に直接質問を投げかけたり、アンケートを取ってみるのも面白いかもしれません。

競合の視点は、普段から他の人の投稿を読む習慣が必要ですね。ライバル視がしにくい仕組みのnoteでは、良い意味でのライバルは見つけにくいはずです。いつも投稿しているタグの人気投稿を読む習慣をつけたり、人気投稿のコメント欄を意識して読んでみるのも面白い発見がありますよ。

もしかしたら、趣味ではじめたnoteをビジネスの視点から考えること自体に、抵抗を感じられるかたもいるかもしれません。普段であれば考えないだろう「考え方」にふれることで、今までにない発見があれば嬉しいなと思います。

ビジネス・フレームワーク (日経文庫ビジュアル)

伊藤静代の「３C」

ここからは、実際に私のnoteを例に３Cの分析をしていきます。

読者（顧客）

Q１：あなたのnoteを今読んでいる読者、将来これから読んでもらいたい読者は誰？

私の読者の代表者として、この投稿にコメントをくださった「kojuro」さんを参考にさせて頂きます。

kojuro｜note

「kojuro」さんは、お仕事されているので、お忙しい時間の合間にnoteを読んで頂いています。行動パターンは、早起きで、決まった時間に決まった投稿者の記事を読むような習慣があります。食べたり、飲んだりするのがスキな方で、家族思いな人情があります。将来は、kojuroさんのようなユーモアがあって、打てば響くような、誠実な対応の読者の方に読んでもらいたいと考えています。ここまでが「ミクロ」の視点です。

ほか読者の比率で言えば、女性のほうが比較的多いという印象です。主婦の方も何人もいらっしゃいます。将来的には、クリエイティブな活動してきた、または家庭をこれまで支えてきたが、将来、noteからライティングや芸術作品などで活躍したい、と創作意欲がある女性に読んでもらいたいと考えています。こちらは「マクロ」の視点です。

Q２：読者はどんなニーズを持っているのか？

kojuroさんは、どんなニーズを持っているのでしょうか。過去に頂いたコメントを読み返してみます。

音声でコメントありがとうございます。返しとは。新しいですね。色んなアイデアで、やっていくのが、凄いですね。

パートナーさんの、お誕生日おめでとうございます。時間が解決するとはいっても、その間に命を消費している。その考え方、改めて思いました。焦りの元凶は、そこにあったかと。他のことをやって、時間をまつ、という意識、手立ては、正しいのかもしれませんね。

私も、甘酢が好きで。おいしそうですね。いつも、いつも。

パートナーさんと、伊藤静代さんを、もっと、応援したくなりました。

カレー弁当。夢の、至福のお弁当。確かに、勇気はいると思いますが。いや、至福。幸福。最高です。

コメントからは、「美味しいものがスキ」「応援したくなるような人がスキ」「新しい発見や学びあることがスキ」「時間や人生の使い方に含蓄のある考え方がスキ」というニーズが読み取れそうです。

ほか読者全体では、パートナーと私の箱推しタイプと、私の創作や企画ものを応援してくれているタイプの２通りがありそうです。それぞれ、「ふたりの幸せを応援したい」「今までに見たことも聞いたことのない新しいアイデアを目にしたい」というニーズがあります。

Q３：何が「購入」「サポート」の決め手になったと思うか？

私が毎日投稿しているエッセイ「今日のパートナー」にいただく、サポートはどういった目的で使われるかが明確で、使われた情報が投稿で共有されることが決め手になっていると考えています。このシリーズは、サポートされたお金がすべてパートナーへのプレゼントに使われて、その報告を投稿で行うというものでした。

Q４：普段の投稿のテーマや、実際に投稿で使っている「タグ」は何が多いか？

私が普段使っているテーマは、「哲学」が多いです。これはnote大学のひな姫さんのサークルでのアドバイスがきっかけで、テンプレートで毎回付けているタグですが、これまでにこのタグで何度もクラッカーをもらいました。

note大学｜ひな姫💖note4年目🌷月間48万PV＆全体1千万PV🌼毎日投稿☆フォロバ100

Q５：そのテーマの規模（関連タグの投稿総数はいくつか）、将来性はあるか？

では、「哲学」のタグがついた記事があるかというと、107272 件ありました。ある程度の大きさのタグと言えます。将来性については、月次データを整理するなど、もう少し詳細な調査をする必要がありそうですね！

競合

Q６：あなたのnoteのライバルはどこなのか？

私のライバルとなる投稿は、例えばどこになるのでしょうか。これがどうして難しい、noteで見つけようとするのが至難です。「哲学」の定番記事を何本が査読してみましたが、特徴としては、①文章量が多い、②論文調、③専門性が高いという特徴がありました。

Q７：ライバルnoterたちの強みと弱みはなんなのか？

特に、③の専門性は、サッカー選手、学者、政治家、CEOなど、それぞれの肩書や専門的知見をもって語られるそれぞれの分野での「哲学」的な思考が、他人には真似できない「強み」となっていました。

一方で、興味がない人にとっては、とても読めたものではない文量であるということで、万人受けしない「弱み」があると言えるかもしれません。

Q８：ライバルはnoteをどう活用しているのか？

「哲学」のタグで活躍する人たちはいずれも、「あなたは何者ですか」について、明確な回答を持っていて、自分の書籍のような形でnoteを活用しているように見受けられました。

Q９：ライバルたちは読者からどう見られているのか？

興味深いことに、読者の多くが、投稿者が語る「例えば〜のような人がいたとする」と同じような経験をした人たちで、自分たちの経験を赤裸々にコメントに投稿しているということでした。もともと興味がある人しか読めない文章量です。それほどに関心がある人は、自身のライフイベントと共通点のある、とても重大なことと同じ話題が投稿にあったので、ライバルのことを読者は賛同者あるいは反対者といったポジションをとって、ときに悩み相談をし、ときに批判的なコメントをしています。

Q10：新たにライバルとなるところはないのか？

これは私と同じ専門性がある人が、「哲学」カテゴリーを主なタグとして使用するかという問いです。仮設としては、「同棲をしている」「男性」「彼女の話を話題にする」「日常投稿多め」のいずれかに該当する人のうち、note大学に習い「哲学」カテゴリーに毎日投稿する人が当てはまるかもしれませんね。

あなた

Q11：あなたは何を目指してnoteを投稿しているのか？

私はnoteを通して「女性クリエイターの幸せと活躍」を目指して、パートナーをテーマにしたエッセイを通して、力強い女性の生き方を投稿しています。

Q12：あなたの強みと弱みは何なのか？

私の強みは、一日の文章のインプットとアウトプットする量が人より多いこと、学生時代から社会人生活を通して女性と共生する時間が多いことが挙げられます。弱みは、飽きっぽいこと、計画性がなく時間をかけすぎてしまうこと、小難しい表現が多いことです。

Q13：反響があるパターンと反響がないパターンは何なのか？

反響があるパターンは、視覚的な共感を得られる「写真」や「落書き」などで、読者がすんなりと理解してもらえる投稿が書けたときです。反響がないパターンは、難しい理屈が多い文章にもかかわらず、私のプライベートな部分が全く書かれていない＝共感・感情移入しにくい投稿をかいたときです。

Q14：自分が書きたい投稿に必要な経験や時間を十分に持っているのか？

私は毎日３投稿を目標にしていますが、必要な作業時間を確保できないときがあります。最近では、写真の撮影にパートナーの協力してもらうことで、おやつの画像を撮影してもらうことも増えました。また、毎月の書籍の購入代金にはかなりのお金をかけています。パートナーのように、頼れる人を見つける、興味のある書籍を読む習慣があることで、足らない時間と経験を補っています。

Q15：投稿を継続するのに適した生活習慣になっているのか？

リモートワークが再開し、これまで通勤時間に取られていた拘束時間を、投稿や睡眠などのリフレッシュの時間に充当することができました。最近は、土日のどちらかを休む日、執筆する日と決めてからは、毎日投稿が苦ではなくなったと感じています。

長文になりましたが、以上、私の「３C」分析となります。ここまで読んでくれた方、本当にありがとうございました。

「私も分析して欲しい！」という方がいましたら、ぜひコメントで教えて下さい。この投稿に追記する形で書かせていただきます。

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