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#300字小説『バトンパス』/走らない【#シロクマ文芸部】/#Monthly300/「毎月300字小説企画」第10回のお題「つなぐ」
◆小牧幸助(シロクマ文芸部・部長)さんの
「走らない」から始まる小説・詩歌を書く企画に参加します。
なおかつ
◆「毎月300字小説企画」#Monthly300 第10回のお題「つなぐ」 も活かして創作しました。
※詳細は本文後に記載
#300字小説 、1分程度で読了可能な超短編小説ですので、
ぜひご一読ください。
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『バトンパス』
走らないと、バトンをつなげない。
「リレーだから当たり前」と言われるのは、わかっている。
独走も併走も二人三脚も、みんな息苦しそう。
二人三脚はバランスを崩しやすく、独走の方が楽だと途中で紐を外す組も多い。
本心ではのんびり歩きたい人、休憩を挟みつつじゃないと体調を崩す人もいる。
怪我している人には、手をつなぎ「一緒に歩こう」と声をかける人が居て然るべき。
だけど実際は、「走れない奴は最初からバトンを持つな」と見放された気分になる。
「自分の子孫を残したい」という人間の本能でもあるはずの、命のリレー。
爽快に走っているのは、ほんのごく一部。
「自分の子どもを自分の手で育てたい」は、贅沢な嗜好品になってしまった。
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自ら「バトンをパス」(子どもを持たない選択をした)した人も、
もちろん尊重されるべきだと考えます。
その人の自由であり、誰からも批判されずに、「バトンパス」するべきだと
責められることのない世の中であってほしいと思います。
そして、「バトンパス」したくてもできない人がいることも理解し合える世の中、また、「バトンパス」したい人が「バトンをパス」しないで済むように……いろんな事情で、自分の子どもを持つことを諦めることが少なくなる世の中の方が、素敵なのではないかと感じます。
#シロクマ文芸部 /10/5発表・10/9〆切のお題
「走らない」から始まり、なおかつ
「毎月300字小説企画」第10回のお題「つなぐ」で創作した
超短編小説(300字小説)でした。
文字数:300字(空白・改行を除く文字数)
◆小牧幸助(シロクマ文芸部・部長)さんの企画に
参加させていただきました!
詳細は、下の記事をご覧ください。↓
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《今回投稿した300字小説の趣旨説明》
毎月300字小説企画 さんの企画に参加させていただく予定の作品です。
公式アカウント:@mon300nov
第10回のお題は「つなぐ」だそうです。
※ 詳しくは、毎月300字小説企画 さんのTwitterアカウントをご覧ください。
◆前回の「毎月300字小説企画」第9回のお題「育つ/育てる」で創作した
300字小説はこちらです。ぜひすきま時間にでも、お読みください。↓
◆はじめましての方へ……プロフィール記事はこちらです。↓
想田翠/140字小説・短編小説 @shitatamerusoda
創作したらここにまず投稿するので、時間がある時に覗きにきてください。
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