- 運営しているクリエイター
記事一覧
本棚は段ボール Vol.36 『ふつうの相談』/東畑開人
ふつうの相談、を学術的に考える本。
知識のない一般人でも結構、わかりやすかった。
相談、される人になりたいけど私はいつまでたってもあまちゃんで、する側だなあ。
そして私は相談されても自分の思想でいらぬアドバイスを言ってしまうしいいたくなってしまう。
申し訳ない。
なんか、相談にのるのが上手くなりたいなあと思いました。参考にはできそう。
本棚は段ボール Vol.35 『みんな蛍を殺したかった』/ 木爾チレン
なんでも、「持っている人」は「持っていない人」の気持ちがわからない。
だから、「持っていない人」は「持っていない」に加えて持っている人から理解されず、責められたり努力不足と思われたり、思われているのではないかという不安と戦わなければならず、二重苦となる。
逆に、「持っている人」で、自分は「持っていない人」の気持ちがわからないと自覚していて、かつ持っていない人からの嫉妬や、苦しめているという事実、そ
本棚は段ボール Vol.31『ここは退屈迎えに来て/山内マリコ』
山内マリコさんの『あのこは貴族』の映画があまりに良かったので、本を読んでみることにした。
リアルな感じを描くのがすごくうまくて、「わかるわかる」となるのに、リアルが故の"厭さ"がなくて気持ちよく読める。
これは私のテンションの問題なのかもしれない。
決して美しく脚色された現実ではないと思うのだけれど、不思議と厭さがない。
女、というテーマによるものだろうか。
むしろ、現実の脚色されていない作り話だ
本棚は段ボール Vol.30 『インド神話』
神話面白かったけど、全然登場人物の名前が覚えられなかった❣
本棚は段ボール Vol.28 『ステップファザー・ステップ/宮部みゆき』
子供にひどいことをできない、その理由が面白かった。共感した訳ではないけど、なるほど確かに、とは思った。
あまり読まない感じの本だったので、面白かった。
昔は宮部みゆきさんの本、たくさん読んでいたのに読まなくなったなあ、また読もうかな、と思う。
本棚は段ボール Vol.27 『和菓子のアン/坂木司』
読み始めたとき、ああ、将来を決められない女の子が和菓子または和菓子屋さんに出逢って和菓子屋さんで働いて幸せっていう話だなあと思った。
けれどすこし予想が裏切られた。
まず、老舗の和菓子屋さんと出会うのかと思ったら、デパ地下の和菓子屋さん。
というか、よく見たらあらすじに、「お仕事ミステリー!」と書いてあった。ミステリーだったのか。
友達におすすめされて読んだので、中身を全く知らず、あらすじす
本棚は段ボール Vol.25 『そして、バトンは渡された/瀬尾まいこ』
幸せかどうか、不幸かどうかは自分で決める。人にとやかく言われる筋合いはないが、自分で感じる自分の幸、不幸の度合いを、他人にぴったりと当てられると、その言葉には愛を感じてしまうなあと思う。
きっと私のことをよく見ていてくれていなければ、それはわからないことだから。
私は娘の立場で読んで、なんだか結婚がしたくなった。結婚、離婚したとしても、素敵だ。一緒にいようと決めること。それってすごいことだし
本棚は段ボール Vol.24 『被覆と身体装飾の社会心理学/B.B.カイザー』(上、下巻)
小難しい本を読みました。
卒論で使うために買って、使うところだけちょろっと読んで、放置していた本。
つまりは、服が人間を動かし、また人間が服を動かしていくということ。
着るものは、自分を表し、また、人からカテゴライズされる大きな判断材料となること。
それを利用した戦略も取りうるということ。
本棚は段ボール Vol.23 『うどん キツネつきの』/高山羽根子
2024年、はじめに読了したのは本書でした。
高山羽根子さんは、日常を描くのがうまい。日常に、SFが紛れ込んで、物語が終わっても登場人物の生活は続いていく。
SFなのに、心にすっとなじんで、入り込める。
SFの加減もよい。ちょうどよい、不思議さ。
人と人とのつながりを、確かめていくような気持ちになれるあたたかくて笑顔になれるようなお話ばかりです。