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少しお堅く『靴用語 靴の各部名称 vol.1』

少々マニアックではありますが、靴作りの様子を書く際に出てくる 
靴の各部の名称と役割をひとことで解説した用語集。
シロクロ製靴の記事を読む際の一助となったら幸いです。

【 紳士靴(外側) 】(靴の外側にあるパーツ)

アッパー(甲革):靴の上部の足を包むパーツ全体の総称。 
表革(表/甲表):アッパーにおける外側の革。
ヴァンプ(爪先革/前甲):爪先から指の付け根付近を覆うパーツ。
羽根 :靴の中央で内側と外側に分かれた、甲の上部を覆うパーツ。
アイレット(鳩目):靴紐を通す穴。
タン(ベロ/舌革):靴紐と足が触れるのを防ぐ、羽根の下側に位置するパーツ。
クォーター(腰革):甲の上部から踵周りにかけてを覆うパーツ。
トップライン(履き口):足を入れる、靴の上部のカーブ。
コバ :アッパーより、はみ出した底の外周部分。
アウトソール(本底/表底):地面と接する、一番下の底。
ヒール :靴の踵部に取り付けら、踵の高さを上げるパーツ。
トップリフト :ヒール部の地面と接する一番下のパーツ。

【 紳士靴(内側) 】(靴の内側や内包されているパーツ)

ライニング(裏革):足と接する、アッパーにおける内側の革。 
トゥパフ(先芯):爪先部の表革とライニングの間に挟む芯材。
カウンター(月型芯):踵部の表革とライニングの間に挟む芯材。
インソール(中敷き):足底と接するクッション性のあるシート。
中底 :アッパー、芯材、底が付く、靴という構造物の土台
中物 :アウトソールとインソールの隙間を埋める詰め物。
シャンク :土踏まず下部に入る「靴の背骨」的役割の強度部材
ミッドソール :アウトソールとインソールの間に入れるソール。



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   伊藤孝|シロクロ製靴(奈良の小さな靴製作所)
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