マガジンのカバー画像

冠攣縮性狭心症への道のり…最後までわからない病名は…

12
私の小さな体のあちこちの不調のサインは、凄まじい心臓カテーテル負荷検査によって「冠攣縮性狭心症」へ繋がりました。そこに行き着くまでの道のりには一つずつ道しるべがあったのに…ずいぶ…
運営しているクリエイター

2023年12月の記事一覧

最後までわからない病名は…Ep6(6)

最後までわからない病名は…Ep6(6)

私の体は…細分化された

「奥歯の噛みしめすぎ」
「逆流性食道炎」
「萎縮性胃炎」
「頸肩腕症候群」
「リュウマチ」

長い長い道のりだった

その症状は
すべての答えに繋がっていた

最後までわからない病名は…

それは・・・

かかりつけの病院の先生に
私に降りかかっているこの
諸々の
症状を告げると

高血圧が時々あること 
家族性高脂血症があったことから
大きい総合病院へ紹介
それは循環器

もっとみる
最後までわからない病名は…Ep6(7)

最後までわからない病名は…Ep6(7)

私の誤算は
心臓は
胸の左側にあると思っていたこと
本当の心臓の場所は…
今ならわかる

最後までわからない病名は…
とうとうわかる

それは・・・

担当医は予測していた
それを確定するためには
検査入院の必要がある
入院か…
躊躇する私に
担当医は
「するんですか?断るんですか!」と
答えを急がせる

そんなに急がなければならない事態?

その緊迫感に押されて納得する

その検査は、心臓カテー

もっとみる
最後までわからない病名は…Ep6(8)

最後までわからない病名は…Ep6(8)

薄れる意識の奥で
今までのあちこちの不調を
一つひとつ思い起こしていた
私の体…
ごめんね…

最後までわからない病名は…

それは・・・

階段3段目くらいから
目の奥で火花が散り
全身にバケツで水…のような冷や汗
胃が真反対にひっくり返るほどの吐き気
頭にヒビがが入っているような頭痛
自分の体に起こっていることが
もうなにがなんだか訳がわからない
助けて…

「検査なんてやっぱりしなければよか

もっとみる
最後までわからない病名は…Ep6(9)

最後までわからない病名は…Ep6(9)

最後までわからない病名は…

それは・・・

「冠攣縮性狭心症」

私の体のあちこちの不調のサインは
すべて
心臓発作だった

心臓は
胸の真ん中にあったのだ

地獄の様だった検査の後
そのままベッド上で寝かされたまま
担当医と研修医の先生二人で
私の左右の鼠径部を
それぞれ
圧迫止血される

それがまた
痛い
…痛いことのオンパレードだ

そんな私を無視して
私の頭上で飛び交う
医師二人の会話

もっとみる
最後までわからない病名は…Ep6(10)

最後までわからない病名は…Ep6(10)

最後までわからない病名は…
「冠攣縮性狭心症」

安静時狭心症とも
異形狭心症とも言うらしい

え…?
よくある突然死…ってなるもの?

治療法はなく
手術とかで完治するものではないらしい
一生
死ぬまで
薬を飲む
発作が起きたら…ニトロ…

いやいや
死ぬまでって
突然死の可能性があるなら
死ぬまでって基準はないのでは?
なんとも解釈が出来ない
…なら
プラークとかで血管が詰まっていたり
血管が

もっとみる
冠攣縮性狭心症…最後までわからない病名は…Ep6(11)

冠攣縮性狭心症…最後までわからない病名は…Ep6(11)

全く予想だにしなかった…と言いつつ
思い出したことが一つある

言われていた
ずっと前に
いつか
心臓に影響があるかもと…
そうそう
確かに言われていた

今更思い出したよ
あの時だった

それは・・・

もう20年前
ある出来事がきっかけで
元々
「若年性高血圧」…と言われていた血圧が
どんどん上がってきた

それこそまさに…若年…の頃は
全く無症状だったのに
凄まじい頭痛が起こるようになった

もっとみる