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クリエイター界でよく言われる「長時間かけて描くな」について一クリエイターとして思うこと。

159回目のNoteです。
今回はクリエイター界で良く言われる
「長時間かけて描くな」について
一クリエイターとして思うことについて
お話して行きます。

結論からお伝えすると

「全然時間掛けて描いていいと思うんですよね」
そっちの方が楽しいですし。
上級者の方も10時間以上かけて描くのもざら
ですし。
ただ、「無駄な線」や「無駄な配色」
は減らす必要がありますが
それは時間をかけないと
「時短テクニックだ」と
気が付かない場合が殆どです。


特に、これは初心者がこのガセ情報を
鵜呑みにすると
クオリティが下手くそな絵を
短時間で量産する羽目になるので
オススメはしないかなと。

それよりもまずは
「時間がかかっても良いので
クオリティの高いイラストを1枚仕上げる」

時短はそこから考えても全然遅くはありません。

私がイラストを描く場合も大体10~12時間は
最低でもとってますが
これが漫画の場合はペン入れは1時間程度に
収めるようにはしています。
理由としては漫画とイラストですと
見られるページ数もクオリティも
違うからです。

漫画は最低限のペン入れで済むので
イラストの品質よりもクオリティは若干
落ちますが、本質的な事は変わってないので
時短でもそこそこのクオリティには
見えるとは思います。

ですが、それはあくまで結果論であり
「描き続けてたら"結果的"に時短で創作
出来るようになったよね」
と言う話です。

Xではこういうクソみたいなツイートが
バズる度「また初心者狩りか~」と思いますが
まあ、そこまで真に受けないで欲しいかなとは思います。

私の講座のイラストも1時間で
仕上げてはいますが
初心者の方が
「1時間でここまでかけるのか?!やろう。」で
ここまで描くのは
正直キツイだろうなとは思います。
ただあくまでも解説なので
時間は上級者の目安にすぎません。
逆に言ってしまえば1時間クオリティなので
ある程度確認の時間をかければ
そこそこの物にはなるわけですが
特に「実際に描く」よりも
「確認」し 「適切なところ」に「色を置く」
と言う方が正しいですね。

その結果として
「時短でイラストが完成しているように見えてる」
という訳なのですが。

とにかく、
初心者の方は多く描くよりも
正しい資料を見定めて
「それ通りに書けるように時間を掛ける」
方が上達には繋がります。

例えば  クオリティの高いイラストがある場合
「その見本通りの描き方で"時間を掛けて"
描いてみる。」
最初は上手くは行かないでしょうが
後々
「この配色はこういう意味で置いてるのか」
とそこでようやく本当の意味での「時短」に
繋がるのかなとは思います。

手抜きのイラストほど手数は少ないですが
「想像以上に考えて」描いてますね。
理由としては見られる線が少なくなる分
一ストロークはここで良いのかと
割と丁寧に見てるかなと思います。

だからと言って考えすぎないですが
「時短はあくまで"結果論"」
と念頭に置いておいた方が
上達には繋がるのかなとは思います。

Xで「時間をかけ過ぎたら上達に繋がらない」
と呟かれてる方もいらっしゃいますが
それはあくまで
「1枚絵」、「起きてる物事の局所的な解釈」
であって全体を見てません。
長時間かけた、じゃあ次は時短で描いてみようと
「次作の反省点」に繋がるからです。

決して無駄では無いのです。

一見無駄な事に思えることは
「必ず必要な物事」に繋がってる場合が多いです

そのチャンスをたかが
1ツイートのデマ情報で棒に振ってしまうのは
大変勿体ない。

どんどん時間をかけていきましょう。
 精確さはそこそこの時間をかけて
理解するつもりの方が上達するので。
但し、隣には常に「推し絵師」や「好きな絵柄のイラストレーター」の見本を置いておいて下さい

そうすれば路頭に迷って作風に悩むことは
二度と無くなります。
更に参考にする事で
実際にお会いして話す時のネタになりますし笑

あくまで参考になれば良いかなと思います。

今回のNoteは以上です。


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クリエイターの皆様が少しでも楽になればと
思います。
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