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『M-1』と『パリコレ』と『フィットネス業界』と

こんにちは。

日本身体管理学協会事務局の新美です。

本日は日曜日ですので、

ちょっとプライベートな私個人の内容を

お届けさせていただきたいと思いますので、

もし宜しければ、最後までお読みいただけると嬉しいです。

M-1を見て感じたこと

先週の今日は、年に一度の漫才大会である『M-1グランプリ』が開催されました。

近年の注目度は非常に高いようで、視聴率は関西では30%を超えたとも言われております。

さて、そんなM-1について今回は、

私が一視聴者として、見て、感じたことをここに書きたいと思います。

M-1は『パリコレ』である

まず、ここ数年非常に感じるのは、M-1とは『モード』を披露する場だなと。

もしかすると既に、同じようなことを発信されている方もいらっしゃったらごめんなさい。(検索では引っかかりませんでした。)

モードとは「流行」のことで、

モダンという言葉からきたもの、特にファッション業界で使われることが多い言葉です。

モード系ファッション、なんていう言葉もあります。

ちなみに、モードとモード系は似て非なるもので、

モードはその時代の『最先端のファッション』、モード系をわかりやすくいうと『モノクロや黒を多用したファッション』と言えるかと思います。

なぜ『モード系=黒いファッション』なのかというと、

これは80年代に、それまでの欧米で多用されていたカラフルなファッションに対して

日本のヨウジヤマモトやコムデギャルソンが、それまでタブーとされていた喪服の象徴である『黒』で全身をコーディネートするファッション

をパリコレにて世に打ち出し、

それが今になっても廃れることなく定番化したことによって、

当時のモードからモード『系』という一種の『型』が生まれたと言われています。

つまり、時間という淘汰に耐え残ったものが、

一つのスタイルとして確立されたものの象徴だということがわかります。

『モード』は常に『クラシック』の土台にある

話を一度M-1に戻すと、

近年のM-1は「誰も傷つけないお笑い」や「ツッコまないお笑い」など

クラシックなお笑いとは、一見逆に見えるような方法で

笑いを取っていく手法が目立つようにもなっています。

今年優勝のマジカルラブリーのネタも、

優勝後には「あれは漫才じゃない」と言われるなど、賛否が別れています。

これなどは前提として、漫才は「ツッコむもの」「ボケとツッコミが掛け合うもの」という型、それまでに培われた『クラシック』があるからこそ

その逆張りであったり、クラシックの概念を壊すものが現れたりし、

新しい笑いの形である『モード』が作られているように私には映りました。

ただ、ここで抑えなければいけないのは、

やはり『基本となるクラシック』を知っているからこそ、『モード』が作れるということです。

世界的に超有名なデザイナーである、ジョンガリアーノというが残した名言にも

ファッションとは”引用”と”編集”である

という言葉があります。

常に引用元という元ネタ(クラシック)があって、それを時代に合わせて編集する作業がファッション(モード)であると。

実際、マジカルラブリーのネタにしても、

2017年のとろサーモンが優勝した年に挑んだネタと

ネタの大枠の構成はほとんど変わっていないと言えます。

(もちろんさらに昇華させ、専門的に見れば、全く違うものと言われるのかもしれませんが)

ですが、その年は最下位で終わり、上沼恵美子から「好みじゃない」などと酷評されています。

ですが、3年経った今年はそれが優勝。

もしかすると、マジカルラブリーのモードがようやく時代にフィットしたという見方もできるのかもしれません。

ただ、それが『型』として生き続けるのか?それとも時代とともに淘汰されるのか?

これについては、まだまだ答えが先になるところです。

フィットネス業界における『モード』と『クラシック』は?

そして、かなり前置きが長くなりましたが、

振り返ってフィットネス業界を見てみると、どうでしょうか?

今月の頭にもスポルティックに参加させていただきましたが、

あそこで披露されている『モード』はどれくらいのものが

10年後20年後に『クラシック』として、受け継がれていくのでしょうか?

そもそも、本来のクラシック(医科学的な原理原則)をどれくらい理解し、それを解釈をして、時代に合わせて編集しているのか?

これはもちろん他人事ではなく、私も戒めとして、

とにかく考えなければならないことですし、

今後も発信していかなければならないことだと

改めて感じた次第でございます。

ちょっと長くなってしまいましたが、

本日も最後までお読みいただきありがとうございます。

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