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機能解剖学の勉強で抑えるポイント ②mm単位で正確に触る

こんにちは。

日本身体管理学協会の新美です。

本日は”身体を診る上で必要な解剖学の覚え方”について

二つ目のポイントである”mm単位でできるだけ正確に位置を把握する”

を今日はお伝えしていきたいと思います。

前回のおさらい

前回は、一つ目のポイントである

”名称ではなく、形状を覚える”

をお伝え致しました。

生身の身体を実際に触ったり診たりする時には、

骨や筋肉の名称を言えることよりも、

実際に触れた場所が何か、どのような形状をしているかということの方が

解剖を理解する上では必要である

という内容でした。

ちなみに、今回の講座の中で挙げられていたポイントは3つあり

・名称ではなく、形状を覚える
・mm単位でできるだけ正確に位置を把握する
・筋肉も起始と停止の場所を言葉ではなく、絵で理解する

となりますので、

今回はその二番目の項目についてお伝えしていきたいと思います。

身体を触るのは意外と難しい

人の身体を実際に触ってみると、

人間の記憶が以下にいい加減かということが

わかることがあります。

あれだけ解剖学の教科書を見たはずなのに、

実際に相手の身体でそれを理解しようとした瞬間に

全てが手中の砂の如く、消え去っていく感覚。

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今さっきまで本を見ていたのに・・・

いや、本を見ながらですら、よく分からない・・・

そんな感覚さえあります。

それくらい、実際に行ってみると

身体を診るというのは難しいと思います。

おそらく、素人考えでは、横に本があれば簡単にできると思われますが、

全くそんなことはないんです。

では、それをどのようにして体に覚え込ませていくのか?

その方法の一つが、形状をmm単位で記憶するというものです。

mm単位で正確に

講師の原田さんも

「5mm違ったら、全く違う組織だから、それを触り分けられるようにならなければならない」

ということをおっしゃ言っています。

また、特に骨は、その他の軟部組織である筋肉や腱、靭帯などと違い、

形が変形することがなく、目印としてはわかりやすいですし、

筋肉も靭帯も骨に付着しており、関節は骨と骨の連結によって為しているため、

骨の形状をまずは正確に記憶することが必要になります。

そして、その時に使えるのが骨模型です。

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骨模型を実際に観察することで、骨の形状をより理解でき、

細部の凹凸感や文章だけでは表現しきれない部分まで

感じ取ることができるため、オススメです。

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また、実際に人の身体を触る時にも、

最初は上皮組織や脂肪層があることで、漠然とした感触しか得られなくとも

触る頻度が上がるうちに、指先の感触が敏感になり、

細かな凹凸感や硬度の違いを感じることができるようになると思います。

そうすることで、より鮮明に”相手の身体の中を診る”ことができるようになり、

それが正確な触診や視診につながります。

まとめ

昨日のポイントは、”形状を覚えることが重要である”というマインドセット。

今回のポイントは、その形状を覚えるためには”どれくらいのレベルで覚える必要があるのか?”という部分についての言及でした。

私も日頃からスカルくんを見たり、自分の身体で感覚を確かめながら

日々完璧を目指すように手を磨いております。

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