見出し画像

しゃがみ込み動作のメカニズムと臨床応用の仕方と解釈&アプローチについて!

今回は、しゃがみ込み動作について解説するコラムです。

しゃがみ込み動作は、股関節屈曲・膝関節屈曲・足関節背屈の組み合わせによって行われると思われている方も多いと思います。実際にそれらの可動域があることでしゃがみ込みが行えることも事実ですが、、

臨床的に1番重要になってくるのは、、
しゃがみ込み動作を行う際の質になってきます。

その辺りも踏まえて、、
実際の臨床的な考察まで踏まえてお伝えしていきますのでお役立て頂ければと思っています。

しゃがみ込み動作のメカニズム

しゃがみ込みのメカニズム

しゃがみ込み動作のメカニズムについてですが、、

しゃがみ込み動作ができるできないで考えた際に、できない方はしゃがみ込みをしようとすれば後方にバランスを崩してしゃがみ込みのポジションを保てないです。前方にバランスを崩すという方は基本的にいないと思います。


しゃがみ込みをする際に、、

股関節屈曲可動域や膝関節屈曲可動域はどの人にも必要であって、制限がある以上はフルで下降することは誰でも難しいです。

そこがクリアできているということが前提条件として

足関節背屈可動域が過剰に確保できる方であれば、足関節背屈可動域を使うことでしゃがみ込みを行うことが可能です。

確かに、重心を完全に前方に移動させることができればしゃがみ込みを行うこともできますが、足関節だけでそこまでの可動域を確保することは正常可動域以上の可動域が必要になってくるため、普通であれば動作遂行は困難です。

足関節背屈に依存したしゃがみ込みではなく、他の関節を共同的に使うことでしゃがみ込みを行えることが理想的な状態だと言えます。

足関節背屈に依存しないために重要になってくる考え方として

しゃがみ込み動作は、下方に重心を下げていく動作になることは間違いないですが、その中でも前後への重心移動が必要になってきます。


身体重心が前方重心になると、、

普段から重心が前方重心になっている方は、身体重心として後ろがある状態というのを身体が知らないため、、

例えばしゃがみ込み動作などで重心を上下移動をさせる際に後方に重心が移動できる状態を作ることが難しい方が非常に多いです。

ここから先は

1,283字 / 4画像
「セミナーに行きたい」「参考書を買いたい」でも、「お金も時間もない」勉強したくても勉強できない理由を全て取っ払ったオンラインで学べる学校。「現場でしっかり結果を出したい」セラピスト・トレーナー・インストラクターに必要なスキル習得ができる環境が臨床ガチ大学(月4~6本配信)

業界最大規模の購読者数700名以上●「現場でしっかり結果を出したい」セラピスト・トレーナー・インストラクターのためのマガジン●"臨床で本当…

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?