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自分の得意を日々の中から発見すること

 仕事をしていると、同僚や先輩のレベルには追いつかないことは数しれず。
これは仕事に限ったことではないのですが、得意と不得意は誰にでもあります。

私は書くよりも話す方が得意だと自己分析しています。
努力しないで苦手を放り投げてしまうのは、やや勿体ないとは思いますが、苦痛なことを続けるほど人生にゆとりはないという考えのもと、基本的には得意を活かすことに労力を割くことを私はお勧めしています。

例えば、先週のnoteにも記載した「接客ロールプレイング」を例に考えてみたいと思います。

接客ロープレ練習そのものも、得意と不得意があるように思います。
それは役割演技法(ロールプレイング)には、役割があります。
接客ロールプレイングを想定すると、

①お客様役
②スタッフ役
③評価者役

タイムキーパーなどもありますが、主に3役は設定します。

接客サービス業に従事している以上、スタッフ役が得意であることは理想なのですが、誰しもが最初から接客サービスのスペシャリストではありません。
天性の感覚を持って接客している方もいらっしゃいますが、誰もが成長の伸び代を持って、ロールプレイングに挑んでいることと思います。  

興味深いのは、スタッフ役よりもお客様役がとても上手な方によく出会います。等身大の自分で演じたことが功を奏するというのではなく、絶妙な客像設定ができる。そんな姿を見かけると、新人でも見込みあり✨と嬉しい気持ちになります。
なぜならば、お客様の気持ちを理解することやお客様の具体的ライフスタイルを想像できる力があるというのは、販売にとって重要な視点です。そのような経験をしているか、これまで他者への理解に努めたことがあるからできるのではないでしょうか。

また、評価者役をすると、スタッフ役の方にとって非常に有益なフィードバックをしてくださる方もしばしば出会います。
店長やトレーナーばかりが評価者役をすることのないようお伝えしているのは、こうした普段の仕事場面では気づきにくい個々の得意に出会える機会がロープレには隠れているのです。
物事の目利きとか善し悪しをジャッジできるという着眼点は、大切にしたいですね。審美眼を養うためにも、素晴らしい接客サービスを間近で目にすることや体験することも更なる強み(得意)に繋がりますね。

どのような業務にも些細な仕事にも、どこかしら得意な面が隠れているならば、その小さな光を見逃さないように振り返ってみる。
第三者である一緒に働く仲間は、互いの得意に気づけるような心持ちでいる。そんなことを日々積み重ねることができたら、安心して働けるなぁと考えた1週間でした。


講師業をしていると、接客ロープレの場面だけを切り取りフィードバックをすることばかりなので、皆さんの得意が鮮やかに目に入ります。もちろん、普段はできているのに存じ上げない故に、その場ができていないと指摘してしまうことも。。

隣の誰かが褒められていることに関心を持つことも大事ですが、隣の誰かになることを目指すのではなく、自分の得意に目を向けて、シンカして行けることを応援しています!!

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