好きな人ができる(おすすめの方法)
なぜかうちのテレビの
録画機能が気まぐれで、
今期ドラマの
数話が録画されていない事態。
仕事の終わりに
観るのが楽しみなので、
1話のあと飛んで、3話、5話、
録画されたドラマに限って
ああ好きだあと
空白の展開に
思いを馳せながら
飛び飛びの物語を楽しんでいる。
そんなときふと
前クールのドラマ
『不適切にもほどがある!』
(これは全話観れた!)
で、岡田将生さんが演じた
ナオキのセリフを思い出す。
「僕、ドラマって全部通して
観たことないんですよね」
☆
好きな人ができた。またできた。
ドラマを観ると
好きな人が増える仕組み。
『虎に翼』の
トラちゃんとか
『おいハンサム!』の
お父さんとか
『アンメット』の
ミヤビちゃんとか。
ドラマを観ることは
わたしの世界に
好きな人が増えることと
同じだ。
ドラマに限らず
映画もマンガも小説も詩も
好きな人と出会える場だ。
こんな人がいたんだ
こんな人がいるんだ
と、励まされたり
肩の力が抜けたりする。
ままならないドロドロしたものが
キレイにラッピングされた
世界の片隅で
笑ったり
ほほえんだり
飲み込んだり
耐えたり
焼肉丼を食べたり
日々を生きる人たちが
わたしの世界線上に現れて
わたしの世界が
好きな人で賑やかになる。
創作物か実話かは
ほんとうにどうでもいい。
彼らを生み出した原作者や
制作チームの思いが
立ち現れた事実が
実在なのだと
わたしは思っている。
だから
『この世界の片隅に』の
すずさんも
『となりのトトロ』の
カンタのばあちゃんも
『カルテット』の
すずめちゃんも存在する。
「新しいものを創りだす」
カタカナ英語で使われる
クリエイティブは、
クリエーション(創造)を通して
物語の人々に魂を宿す。
魂の温度が
わたしたちを温めたり
鳥肌を立たせる。
住民票に存在しない人たちは
わたしたちのなかに
たしかに存在している。
・
・
・
「ドラマなら途中の回だけ
観たようなもんだぞ」
阿部サダヲさん演じる
昭和ど真ん中の市郎に説教され
「僕、ドラマって全部通して
観たことないんですよね」
令和の若者ナオキが
さらっと答える。
「6回とか7回? だけ観て、
その回が好きなら、
僕にとって
好きなドラマです」
伏線回収という
つじつま合わせのご都合を
軽やかに飛び越える
好きのかたち。
いろんな「好き」を
想定外の人からうっかり教わって
世界に好きな人が増えていく。
☆
昨日観た『アンメット』8話は
ミヤビちゃんと過ごす美術館を通して
綾野先生も好きになった。
また一人増えた。
ままならない世界を
生きるために
好きな人を増やすのだ。
そうしていつか
好きな人たちの
すてきな要素を取り込んで
わたしたちの一部になるといいなと思う。
しんがき佐世 公式サイト
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