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「1日たった5分」で手に入る大きなもの

今週予定されている某出版社のオンライン忘年会で「今年買ってよかったもの」を発表しないといけないらしいので、ずっと今年何買ったっけ?ってぼんやり考えているのだけど─

なんだろう…まったく思いつかない。

これは買って良かったって人に言えるようなものが何もない。

何も買ってないわけじゃない。
買い物はしているはずなんだけど、
決め手にかけるというか、
これ便利だった!とか、
これはオススメしたい!
というようなものが本当に何もない。

困ったな…と思いつつぼんやり考えていたんだけど、
先日ふと「買った」ものではないけど、
「手に入れたもの」でいちばん大きなものはこれだったかも
というものに気がついた。

今年手に入れた一番大きなものは、
「1日5分」という考え方
だったかもしれない。

できないって思ってたことを細切れにして
毎日5分だけやることで
「やれない」→「やれる」に変えることができる。

この気づきが今年の一番の収穫だった。

「1日5分」やる。
小さな小さな毎日の行動革命。
今回はこれについて書いてみたいと思う。

1日5分:踊る

いちばん大きかったのはこれ。

去年この動画を見て「これを踊りたいなー」って思ったのが始まり。
「いいなー」と思いつつも、フリを覚えるのだけでも大変そうだし、
練習する時間なんてないし、ムリムリと思いつつ、

でも、「1日5分」毎日練習したら、
もしかしてできるようにならないか?

1日5分だけ、でも必ず毎日やる。
そう決めて、去年の12月にはじめてみた。

毎日5分だけだけど、本当に毎日毎日練習した。

途中でこんなことを書いていた。

1日たった5分なんだけど、毎日やるっていうのがすごくよくて、少しずつ覚えて、繰り返してってやっているうちに、きちんと身体が覚えて、うまくなっていくのがわかる。何かを習得していく喜びをちょっとずつ実感している。
そうか、毎日ちょっとずつでいいんだ、とにかく短い時間でもコツコツやればうまくなるんだ〜

そして365日、1日も休まずに1年続けてみた。
その結果はこちら↓

とにかく1日5分でいいんだ。
その気づきは大きかった。

1日5分:起きたばかりの自分を整える

これもだいたい5分程度で終わることの一つ。

起きて最初にやるルーティーン。

起きたらまず外に出て
空の写真をスマホで撮って
インスタにアップして
深呼吸を3回して
ストレッチを3分ほどする

このセットで5分弱。

今朝も、もちろんやった!
5時半頃

まだ真っ暗だったので、もう一枚2時間後に撮り直した。

たった5分のルーティーンだけど、これがすごくいい!

いまは外が寒いので少し厚着して外に出ている。
最初は「寒っ!」てなるけど、
ストレッチしているうちに身体が少し温まってくる。

1日5分:瞑想する

毎朝、瞑想している。
10月から3ヵ月くらい続いている。

ストレッチをして部屋に入ったら座って瞑想する。
これもだいたい5分くらい。

そんなんで効果あるの?って感じなんだけど、
朝一で瞑想をはじめてから、夜よく眠れるようになった。

そこに関連性があるのかは不明だけど、
この3ヵ月、睡眠が前より快適なので
瞑想のおかげかもと思って理由は考えずに続けてみている。

瞑想がいいのは何となく知ってる。
色んな本にもその効果は書いてある。
とはいえそんな時間がないのでやらないでいた。

ただ、あるときこれ5分くらいでできないかな?って試しにやってみた。

瞑想の時短モード。

5分で終わる瞑想のやり方を自分なりに考えてみた。
何冊かの本を読んでなんとなく考えた適当な自己流瞑想。

約1分半 深呼吸 そして「いま、ここ」を心で唱え静かに沈黙
約1分半 心の中で昨日を振り返って昨日の自分を褒めちぎる
約2分  今日一日の理想の流れを想像して「最高の1日になる!」って確認する

こんな5分のセット。
とくに時間は計らない。
なんとなくこのくらいっていう時間配分。
5分で終わることもあれば10分くらい経ってることもある。
心地よければそれでよし。

バックにはスマホアプリの「YURAGI」という無料のアプリで安らぎそうな音を流している。

このアプリ、水の音とか鳥のさえずりとか自然音に、
安らぎ系の曲を組み合わせて、
自分好みのリラックス音源を簡単に作れるのでとても気に入っている。
しかも無料!!!
水の中にいる感じとか、森の中にいる感じとか、日によって音を変えている。

これ意外にいい習慣になったと思っている。
お金も手間もかからないし、ただ座ってぼーっとするだけで心地よくなれるなら、やってみて損はない気がする。

1日5分:掃除する/磨く

夏頃から毎朝必ずどこか1箇所を小さく掃除することをはじめてみた。
正確には掃除するというより磨く感じ。
これもだいたい1日5分くらい。
もう半年近く続いている。

曜日別で場所を決めて、水回りを中心に毎日5分だけ磨く。
こんなスケジュールでやっている。
月曜 風呂 
火曜 台所
水曜 トイレ
木曜 洗面台
金曜 リビング
土曜 仕事部屋
日曜 トイレ

基本は普段あまりやらなそうなところを磨くことにしている。
例えば台所だと調味料のビンとか、
電子レンジ回りとか、小さいところだとペッパーミルの受け皿とか。
汚れを見つけては磨く。

これがけっこう気持ちがいい。
磨くってけっこう無心になれるし、何かがきれいになるのはけっこう嬉しい。
けっこうオススメ。

1日5分:企画を考える

企画を考えるというと大げさなんだけど、
毎朝ニュースやSNSのチェックをして、
その締めくくりに企画や思いつきをメモしているってもの。

5分くらいざっといろいろ目を通して、
残りの5分は気になったものを掘っていく感じ。

ただ読んでるだけはもったいないので、
こんなものがあったらいいな!
これ本にならないかな?
ってことを探しながら読むようにしている。

何年か前からやっていたことなんだけど、
気がつくとだらだら見てしまったりするので、
今年から5分+5分くらいとある程度時間を決めてやるようにした。

たった5分、あまり意味がなさそうに思うかもしれないけど、
じつはこのメモがきっかけでベストセラーが生まれていたりもするので、
あながち捨てたものでもなかったりもするのです。
たかが5分、されど5分。

1日5分:前日の良かったことを書く

前日の良かったことを朝5分スマホのメモに書くようにした。

最初は3つ箇条書きで書いていたけど、
最近はちょっとした詳細も残すようになった。

例えば昨日のお昼のことはこんな感じ

ずっと気になってたカルビラーメンを食べた!
伊勢佐木町モールの中の韓国料理の店
映画の時間に間に合わなくなる?って時間だったけど頼んでしまった。
前の人のオーダーより早く出てきた奇跡でなんとか映画にも間に合った!

奇跡的に映画に間に合った!最高!!
ジャックアンドベティで「偶然と想像」
満席!
そして最高の映画!!!!
なんか泣いてた。
偶然の出会い、話すことで生まれる奇跡のような共感。
人はなぜ話すのか?自分への赦しと他者への肯定。
カルビラーメンでお腹が刺激されて
静かなシーンでお腹の音が劇場に響いて恥ずかしくなる

よかったこと3〜5個くらいこんな感じで書いている。
履歴を見たら今年の3月15日にはじめたので9ヵ月続いている。

スマホのメモに書くとブログに使えたり色々使い回しできて使い勝手が良いので、
手書きの日記を20年続けてるけど、やめちゃおうかな…って思ってる。
来年考えよう。

1日5分:noteの下書きをする

noteを投稿するのは週に一回月曜日って決めてるんだけど、
それがしんどて仕方なくて…
そんなにしんどいなら「毎日やってみるか!」ってはじめた習慣。

毎日書くと言ってもアップするわけではなくて下書きにストックしておくってもの。

8月頃に試しにはじめてみて、最初は毎日きちんと文章を書いていた。
どうせアップしないじゃん…って思いながら。
それがあまりにも面倒でこんなnoteを書いたりもした。

実際きちんと書くのは面倒でやめちゃおうと思ったんだけど、
ある日、これも書く時間を5分くらいにしようって思った。

1日5分適当に書く
なんでもいいから書く
文章になってなくてもいいから書く
スマホのメモ帳に適当に書き殴る

noteの下書きに流し込んでタイトルをつけて保存

こんなやり方にしてみた。

これなら楽に続く!
しかもちゃんと書こうと思ってたときよりも書いたものが使える!?

結局書いた下書きは「下書き」のまま塩漬け状態で、
月曜日には新しく文章を起こすんだけど、
「ああ、そういえばこんなことどこかに書いてたな」って、
タイトルを見て探して、
保存していた下書きの一部が使えたりしてこれがけっこう役に立つ。
今回のnoteもその下書きが大いに役に立っている。

1日5分:読書のアウトプット

今年の2月から毎日本を読むという習慣をはじめた。
今日で301日、301冊読んだ。

読んだ本のアウトプットメモをTwitterに書いている。
これにかける時間もだいたい5分って決めている。

本を読みながら大量に書いていたメモをざっと読み直して、
「ここが役にたった」「こんなところがよかった」という箇所をピックアップ。
それをTwitterに収まる文字数に調整するという作業。

本の振り返りをしつつ、
短くすることで覚えてられるサイズに内容を圧縮するようなイメージ。
これでけっこう内容が記憶に定着する。

とにかくこれを毎日コツコツとやっている。
Twitterアカウント

だいたい5分のアウトプットタイム。
300冊目のメモはこんな感じ。

もっとしっかりやるともっといいんだろうけど、
あまりきちんとやろうとしすぎるとたぶん続かない。
毎日やれる範囲で無理なく続けられることでやっていくのがちょうどいい。
どうしてもちゃんとやりたくなったらあとでやり方を変えればいい。

1日5分:ゲームを進める

人によってはスーパーどうでもいいことかもしれないけど、
自分にとっては死活問題とも言える大問題。

「時間がなくて新しいゲームが全くできない」
ゲームを買っても最初の1面で終わり、最初のボス倒して終わり、
積ゲーが増える一方で「ゲームを最後まで遊ぶ」
というのがなかなかできないでいた。

それを解消すべくはじめたのがこの習慣。

1日5分、ゲームを必ず進める

これでゲームができないストレスがかなり軽減された。

最初にこれでクリアしたのが2月に発売された
「帰ってきた魔界村」

なかなか難しくて、すぐに死ぬ。
でもこれを1日5分(長いときは20分とかやったと思うけど)
毎日、確実に1画面でもいいから先に進めて終わるようにした。

2月に買って、5月まで毎日遊んでクリアした。
ゲームもコツコツと地道に少しずつ進めていく!

その後も「偽りの黒真珠」というアドベンチャーゲームをクリアして、
いまは「イーストワールド」ってゲームをやっている。

アクションRPGなんだけど、面クリしながら物語を進めていく感じで、
1日5分やるのにちょうどいいゲーム設計。

いったいいつ終わるの?ってくらいゆっくり遊んでいる。
とにかく何日かかってもいいから最後まで遊ぶ。

前日どこまで進んだかわからなくならないように、
ゲーム進行の記録をメモするようにしている。

12/19 :旧市街に戻る>新しい道発見>よく地図を見ろ!
12/20:草を燃やしつつ先に進む>次は地下研究所?

こんな感じの自分用の1行メモ。

昨日クリアできなかったことを、今日クリアできたって喜びを味わう。
少しでも先に進んだという感覚を実感する。

たった5分だけど、ゲームならではの小さな達成感を毎日味わう。

1日5分ゲームを進める!
これマジでオススメです!!!!
これがいちばん最高の発見かもしれない。

1日5分で手に入るもの

ここまで書いたことは今年始めたものばかりで、毎日必ずやることにしていること。
つい最近はじめたものもあるけど毎日やっている。

これ以外にもたくさん毎日やっている朝の習慣はあるんだけど、よく考えるとだいたいこういう5分くらいで終わることをセットにしてやっているんだなと改めて思った。
どうしても時短できないものもあるけど大体5分のコンパクトな細切れにしている。

5分なら無理しなくても時間が作れる。
5分なら無理なく続けられる。

本を読んだりしていて、
「あ、これよさそう、やってみよう!」って思っても、
結局「時間がないから無理」ってスルーしてしまうことがほとんど。

でもそれを5分だけのコンパクトなサイズにして、
無理なく続けられる方法にして毎日やってみる。

朝、掃除をするといいらしい
そんなの面倒臭い>でも5分だけならできるかも>やってみよう

朝、瞑想するといいらしい
そんな時間の余裕はない>でも5分だけならできそう>やってみよう

踊りたいダンスがある
習いに行く時間はない>5分だけ独学で勉強してみる>やってみよう

ゲームを最後まで遊ぶ時間がない
まとまった時間が取れない>毎日5分だけならできるかも>やってみよう

「1日5分だけ」は、
「やれないかも」を「やってみよう」に変える考え方。

とにかく、できるサイズに工夫して小さくしてみる。
大きな事を細切れのサイズに変える。
細切れにして毎日続ける。

日々の実感として大きな変化はないかもしれないけど、
例えば1年、毎日5分を続けてみた結果──

朝のスタートが爽快になってた
覚えられそうにないと思ってたダンスを覚えられた
家の隅々がキレイになった

読んだ本の知識がインストールされた
ゲームも何本かクリアできた

確実に変化は起きている。

1日たったの5分、でもそれを毎日続ける。
すると小さいけど大きな変化が起きてくる!

これに気づいたこと。
それが今年手に入れたいちばん大きなことだった!



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