今年こそやりたいコト、の前に、やりたいことをやるために必要なコト。
2023年の3月末で、二十年以上勤めた職場を辞めた。
それまでは、本当にやりたいことを心の底で封印したまま、限られた選択肢、いや選択肢もほぼないままで、その道しかない状態をひたすら歩んで来た。
でも、不本意ながらも、腐らず、愚直に向き合って生きてきたつもり。
真面目に生きてきた御褒美なのか、お陰さまでその枠の中ではわりと恵まれながら、どうにかこうにかやって来た。
だから、ものすごく不幸な人生を送ってきた感じじゃないの。
でも、これからは、自分の意思だけで物事を決めてゆける。
ようやく、やりたいと思ったことを素直にやればいい自分になった。
さて、何をしようか?と、退職直後の頃は、やりたいことのオンパレードだった。
*
─────── ところが。
なかなか思ったようには過ごせない。
仕事を辞めたら自動的に、元気いっぱい夢いっぱい、時間もいっぱい楽しいな♪♪♪という毎日になると期待したのに、実際にはそうでもなかった。
やりたいことがいっぱいあっても、まず自由時間がいっぱいではない。
働いてないからマシなだけ。
家が絡む人間関係による雑事に捕らわれ、自分の好きなことだけ存分にやれる時間がたっぷりあるわけでもないのだ。
あれやこれやと片付けて、さて、今からやりたいことを、と思っても、もう次の雑事をこなす時間が迫っていたり。
今日こそ好きなことをしよう、と目論んでいたのに、予想外の奇妙な事件に巻き込まれて数日間が台無しになったり。
そんなふうに、本気で好きなことに没頭するのがなかなかできない日々が続いた。
HSP気質のためか、何かと平行しながらよりも、沼ったらとことん集中して沼っている方が自分の能力が発揮しやすいのに。
そして、それまでの無理がたたって、とにかく何をしてもすぐ疲れるし、体調不良の日も多かった。
心と体を休めて元気を取り戻す時間が必要だった。
やりたいことを思いきりやる。
その前に、体調・メンタルも含めて、やりたいことを思いっきりやれる環境に自分がいない駄目なんだ、と悟った。
環境をできる限り整える、やりたいことをやる時間を作る。意識してそういうことから始めないと、たぶんダメ。
そして、そのためには、自分の取説というか、
『 こういうふうに過ごすと疲れてしまう 』
『 こういう環境だと集中できないからダメ 』
と、自分の性質をあらためてよく考慮しないと。
だらだらと無計画に、時の流れのままにやれる時にやりたいことをやるつもりで過ごしていても、毎日毎日、『 今日もコレと言ってやれたことが何もできなかった 』で終わってしまう。
本当にやりたいことなら、そんな理屈っぽいことを言わずとも、自然と身体が動いて取りかかれるものでは?
本来は、そうなるはず、だと思う。
でも、それができない。
わたしが歪んで壊れているからなのか。
あるいは、持っている性質のせいなのか。
例えば、『 英語を勉強したいなら、隙間時間の10分でもアプリか何かで単語を覚えるなどすればいい 』という奴がいる。
けれど、わたしは時間をとって気の済むまでやった方が身につくタイプだし、時間に追われながら少しだけ、という環境に大きくストレスを感じてしまうのだ。
*
そんな日々の中で、さらに陥ったネガティブ思考がある。
退職したことに後悔はまったくない。自分で決断したことだから。
でも、好きな事、やりたい事を仕事にしてきたという同年代の方々が眩しくて羨ましくてたまらない病にかかった。
最低でも10年、年齢を考えたら20年以上、好きなことを仕事にしてキャリアを積んだり、そこから派生したことで世界が広がったりしていたら、アラフォー・アラフィフと人生が進むにつれて、どんなに満ち足りてゆくことか。
そういう方ほど、年齢に関わらず表情豊かで、楽しそうに見える。
歳をとるのも、それほど残念なことではないだろう。
そして、ずっと同じ仕事を続けるにしても、キャリアを生かして他の業界に飛び込んでみるにしても、きっと自力で稼ぎ続けることができる。
経済的な安定、それは人生を楽しむ余裕に必須のもの。
一方のわたし。
これまで生きて来て培ったものがゼロとは言わないけれど、それを職に直結させようとすれば、また『 やりたくない 』分野の職になる可能性が高い。
元の仕事に色々思うところがあって辞めたのに、その世界に簡単に戻ってしまってよいものか。
仮にそれを就職の切り札にするにも、もっと慎重に場所や時期を選ばないと、また無理をして体調不良を引き起こしてしまう。
そんなふうに、人に誇れるような、そして、何よりも
『 これが好きなので 』
『 これが楽しいから 』
と胸を張って言えるような積み上げのない自分。
結局、この歳で一体何をしているのだろう?
何もしてこなかったわけじゃないけど、
何ができるのだろう?
本当は何をしたいのだろう?
思いついた様々なものを、本当にやってみたいのだろうか?
今さら趣味の範囲でやったところでお金になるとも限らないのに、これから本気でやりたいのだろうか?
一応やってみたいと思っている仕事は、
本当に心から満足できるものなのか?
……… などと、自分が行方不明になっているような時期もあった。
そんなふうに想いを巡らせながら、2023年の4月以降、それほど思いどおりでもない毎日の中を彷徨っていた無職のわたしだった。
わたしの以前の職について。
ぼやかした文章で恐縮ですが、よろしければ ↓
年が明けて、2024年。
やりたいことがあるはずなのに、できないできないといつまでも彷徨っていては、何も始まらないし何も変わらない。
まず、とにかく本当にやりたいことを絞ってやってみよう。
というわけで、環境作りも含めて、今年こそ本当にやりたいコト・10。
環境の整い以外でポジティブにやりたいコトは、
『 心から楽しんでやれること 』
でなければならない。
たいていの人は口を揃えて言う。
「 楽しみながら 」
「 楽しく 」
「 楽しいから 」
「 好きだから 」
だからそれをやる、頑張れる、続けられるのだ、と。
当っっっっったり前のことだけど、こんなシンプルな気持ちで続けてきたと人に言えることが、哀しいことにわたしには見当たらない。
とにかく、心の底から飢えて飢えてたまらないこと、魂がこれをやらねば落ち着かぬと騒ぎ立てることを基準に、やりたいことを選ぼう。
やってみて、何か違う、つまらない、と違和感があるなら、止めればいいだけ。
1 予定を立てる・買い物などは午前中のうちに
一年、一か月、一週間、一日、とそれぞれのスパンの予定をきちんと立てて実行する。
予定を立てるのはわりと好きだし、予定が見えている方が気持ちが落ち着く。
何かの用事の予定がなく思いのままに過ごす日ですら、『 今日は何も用事を入れず好きなように過ごす日 』とあらかじめ定めているくらい。
と、既にそれなりに予定は立てているけど、特に一週間・一日の予定レベルで、とにかく買い物などの近所に出かける用事は午前に終わるようにする。
外出が、実はすごく疲れる。
HSPだからかもしれない。
この日は一日外出しかしない、という場合を除いて、用事は午前中に済ませること。
午後から外出すると、ひどく疲れて帰宅後なにもできなくなるので、どうしても避けられないときを除いて、雑事のために外出しない。
しかも、夕刻がせまってくると、家にいないと気持ちが落ち着かない。
日が暮れた中を忙しなく出歩くのが苦手すぎるから。
2 料理は頑張らない
仕事をしていないから、大人として料理をちゃんとやらなきゃいけない気になっていた。
料理という作業がそれほど好きじゃない。それに、やると疲れる。
先ほどから、苦手だの疲れるだのと申し訳ないけど、たぶんそれがHSPという性質。
疲れた時に料理をしてリフレッシュできる人は神だと思う。人間としての造りがわたしと違う気がしてくる。
『 今日は料理する日! 』
『 この日はお菓子を作ろう! 』
と決めて好きなものを作るのはできる。
でも、毎日毎日食事を考えるのは苦痛。義務にされると面倒でしかない。
だからもう、仕事していようがいまいが、基本的には適当にしかやらないことにする。
とにかく、自分を整えることが先決。
3 運動と睡眠
最近、健康寿命がいかに大切かを痛切に感じている。
身体も知能もガタガタボロボロで、寿命だけ長くても苦痛なだけだ。
そこに生きている意味も悦びもない、とわたしは割り切っている。
だからこそ、今から身体を動かすことをきちんと続ける。
そして、あと3キロ痩せる。
もう少し時間に余裕ができたら、近所の一回数百円のスタジオクラスのエアロビに行く。
そして、毎日11時頃から布団入ってしっかり寝て、朝の5時に起きる
こんなことがやりたいことなのか!?と驚かれるかもしれないけれど、これができなかったくらいに日常生活が狂っていたのだ。
ちなみに、約20年前のわたしは、9時過ぎに寝て3時半に起きるという極めて超朝活生活をしていた。
しっかり睡眠をとったうえでの朝の時間活用は有意義だと、20年近く前から知っている。
4 書くことは絶対に続ける
何も書けないのが一番ストレスで、何かを書くとストレスは解消される。
今年はとにかく、できる限り毎日何かを書く。
何も形にあっていないので大きな声では言えないけれど、自分が唯一、子供の頃から好きで密かに続けてきたことが、『 何かを書くこと 』だから。
5 カメラの勉強をする
一眼カメラは欲しい欲しいと思っていて、昨年買ってようやくいじり始めたところ。
マニュアルを見て、もうちょっとしっかり操作を覚えたい。
6 語学とフラワーアレンジメント
英語とドイツ語、できる範囲で。
フラワーアレンジメントは、行政のカルチャー講座で月一回のコースがあるので、それくらいがちょうどいい。
本当にお花屋さんで働くことになったら、役に立つ…といいのだけど…。
7 通信講座を受講
これは昨年やってみたかったものの、予想外に発生した予定に振り回され、一日30分でも時間をとって続けるような環境になかったので、とりあえずストップしていた。
何を受講しようか、と思いだしてはネットでいろんな講座を見て選ぶのを楽しんでいる。
履歴書に書ける資格を取るのは簡単ではないだろうけど、SNSのプロフに勝手に書いていい感じ(笑)の肩書は充分に見つかりそう(肩書ある方が見栄えするじゃないですか、笑)。
今のところは、webライター、シナリオライター、メンタルや心理なんとか系と終活プランナー系を狙っている。
逆に、あれこれ手を出してどれも続かないと困るので、受講時期には要注意。
8 ハローワークに行く
それこそいつでも勝手に行けばいい。
行く!と宣言するほどのことでもない。
今より時間ができる春以降に一度行ってみる。
9 断捨離
昨年もちょっと進めたけど、今年も捨てられるものは捨ててゆきたい。春以降に手をつける。
断捨離といっても、家のあちこちあるので、それこそ場所と期限を決めてやらないと。
10 フリマで物を売る
断捨離して家が片付いてから。
本当はその辺のフリーマーケットに不用品を出品してさっさと処分したいのだけど……そういう場がなかなか無いので、アプリで売るのだろう。
アプリにアップする写真は見栄えがいい方が売れるらしいので、カメラの勉強と兼ねてやっていく。
と、2024年はこんなわたしで生きてゆこう。
その前に、そういえば確定申告が必要なんだよな……。まずはそれか。
やりたいこととは違うんだけどな(苦笑)
そういえば、二年前にこんな高尚な目標を立てていました(笑)
今見返すと、既にやれるようになったこと、今回の記事に書いたことと似たようなこと言ってて成長してないんじゃ?ってなることと様々ですが(笑)。
これ ↓ を書いてから、仕事の繁忙が激烈に酷すぎて、目標どころじゃなかった年でした。
でも、それなりにできるようになった部分もある。
変えよう、実現しようとする自分を誉めてあげたい。
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