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毎日、小説に使う画像を選んでいたら、気づいたこと。予想だにしない展開になって、驚いたこと。

100日連続連作小説を毎日投稿しているとき、トップ画像選びで大変お世話になったのが、無料で使えるPixabayというサイトです。

https://pixabay.com/ja/

このPixabayには1,800万点以上の画像があります。

たくさんの画像から選ぶ基準は、

✔その日の小説の内容にいちばん合う
✔タイムラインや新着で他の方の目に付く

ことです。

画像選びに凝りすぎて、小説を書く時間よりも長くかかってしまうことがあるくらいでした。

わたしは、100日連続連作小説を書いているとき、いくつか気づいたことがあり、画像選びの基準を途中で変更しました。

✅妊婦の画像は使わない。
✅新型コロナウイルスの画像は使わない。
✅心象画像を使う。
✅画像で伏線を張る。
✅書くことに行き詰まったら、画像に助けてもらう。
✅自分でも、予期しえない展開になることがある。

✅妊婦の画像は使わない。

他の方の記事を読んだとき、『不妊症の方には、妊婦の画像を見るのも辛い』ということを知りました。なので、産婦人科が舞台の小説であるのにもかかわらず、途中から妊婦の画像は一切使わないことにしました。

✅新型コロナウイルスの画像は使わない。

これも、他の方の記事を読んで、『連日、新型コロナウイルスの映像をメディアを通じて見させられると、ストレスが増す』ことを知り、新型コロナウイルスをテーマとした小説であるにもかかわらず、ウイルスの画像を使わないことにしました。

✅心象画像を使う。

最初の頃は、物語に対して“動作を具体的に説明する”現実的な画像を選んでいましたが、途中からは、登場人物の“内面をあらわす”抽象的な画像を選びをました。

たとえば、彼女の行き先にはいくつもの道があって、これから始まる新たな物語を示唆しました。

なかなか心を開かない訳あり妊婦さんの“後ろ姿”が連日続き、少し心を開くと“横顔”を一日だけ見せることによって、心の変化を画像でも表現しました。

物事に“挑戦”したり、“成功”したり、“振り返り”をしたときは、登山の画像を多用しました。

✅画像で伏線を張る。

画像で伏線を張る遊びにチャレンジしたくなりました。

ある人の視力が一因で、ある物が見えづらかったことが、事件を解くカギでした。

実は、その事件のタネ明かしをする数話前の画像にバッグからメガネが出ています。

ということは、このバッグの持ち主の視力はどうなんでしょう?という風に画像で伏線を張っていました。

✅書くことに行き詰まったら、画像に助けてもらう。

最初に考えたプロットは、
『訳あり妊婦さんを院内に入れたら、新型コロナウイルスの疑いがあった。』
でも、院内に入れてから新型コロナウイルスの疑いが判明したのでは、医療従事者は防護服を着るなどの対策がとれません。

次に考えたプロットは、
『熱もあり、産気づいた妊婦さんが最寄駅から連絡してきて、それで、医療従事者があらかじめ防護服に着替えて待機した。』
でも、お産施設のない産婦人科クリニックは、このような妊婦さんは受け入れることは通常ないそうで、すぐに救急車を手配して、感染症とお産施設のある医療機関へ連携するそうです。

さあ、困りました。最終回は日に日に迫ってきます。

そんなとき、たまたま見つけた画像が、公園で横たわる女性。

そうか!とひらめいて、物語の方向性が決まりました。

✅自分でも、予期しえない展開になることがある。

“訳あり妊婦さんが助けを求めている回”だったことから、わたしは当初この画像を選びましたが、

この『Help Me』って書いたのって、ほんとうは誰だったんでしょうか。

やっぱり、訳あり妊婦さんでしょうか。
それとも、主人公アキナでしょうか。
はたまた、訳あり妊婦さんの子どもでしょうか。
ネットカフェからいなくなったギャルでしょうか。
……、
新型コロナウイルスに悩まされるすべての人だったのでしょうか。

実は、わたし自身わかりません。
わからなくなってしまったのです。
画像と小説がリンクして、
自分でも想像できない世界へ
旅立って行ってしまいました。

以上で、

✔その日の小説の内容にいちばん合う
✔タイムラインや新着で他の方の目に付く

で画像を選んでいたら、

✅妊婦の画像は使わない。
✅新型コロナウイルスの画像は使わない。
✅心象画像を使う。
✅画像で伏線を張る。
✅書くことに行き詰まったら、画像からヒントをもらう。
✅自分でも、予期しえない展開になることがある。

にたどり着きました。

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