「フライドポテトが冷えると美味しくありません」と言えない関係
深夜残業が確定したので、経営者が一人につき1,000円ずつ夜食代をくれました。こういうのはほんとうに有りがたい。
小麦粉がダメなわたしは、お寿司、インスタントのフォー、お惣菜を買って美味しくいただきました。
先輩が買ってきたのは、マックのハンバーガーやフライドポテトなど。あまりの良い匂いに、食べ終わったばかりなのに食欲をそそられてしまいました。
それで、すぐに先輩は食事を始めるのかと思ったら、マックには一切手をつけず、そこから仕事を始めるのです!
先輩の中で
「食事前には、ここまで仕事を片付けたい」
という気持ちが強かったと思うのですが、マックのハンバーガーやフライドポテトの匂いがプンプン立ち込める中で、一切それを食べずに黙々と仕事をつづけるその姿は、尊敬を通り越して、まさに社畜そのもの。狂気の沙汰としか思えませんでした。
5分、10分、15分経過。あんなにも美味しい匂いが立ち込めていたのに、薄まってきたような気がします。
匂いが薄まるだけならいいのですが、マックのハンバーガーやフライドポテトは出来立てがいちばん美味しいに決まっています。
というか、冷えたフライドポテトほど、まず⚫️のはないと思うのです。レンジでチンをしたくらいでは、あのホクホクサクサク感は簡単には蘇らないと思います。
「先輩、ハンバーガーやフライドポテトが冷えてしまいます。温かいうちに食べてください」
そんなセリフを言えば、きっと先輩は
「じゃあ、あなたが代わりに仕事をやれば?」
と怒るに決まっています。
ええ、その仕事、やらせてもらえるならやりますが、責任感が強すぎる先輩はわたしに激怒しつつも、絶対、仕事を譲ったり、任せたりしないんだろうな。
マックでハンバーガーやフライドポテトを買ってから30分以上も経ち、先輩はようやく夜食を摂りました。
が、やっぱり、冷えたマックはまず⚫️ったのか、先輩はほとんど手をつけず、その後、仕事を数時間やりつづけた後、マックのハンバーガーとフライドポテトを持ち帰りました。
「先輩、やっぱり、マックは出来立てがいちばんです!」
そんなセリフを言ったら、やっぱり、先輩の逆鱗に触れるんだろうなぁ。
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