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飛沫防止のパーテーションとパーテーションの隙間から話しかけてくるお客さまたち

今の仕事も前職も、お客さまとの対話ややり取りは、飛沫防止のパーテーションごしでした。

ところが、この飛沫防止のパーテーションとパーテーションの隙間から、話しかけてくるお客さまが後を絶たないんです。

「すいませ~ん」

その様子は、まるで、暖簾(のれん)の隅を片手で軽くよけながら入ってくる、小料理屋の常連客のようです。

大半のお客さまは、ウッカリなんだと思います。このウッカリとは、気持ちの緩みだけではないと思います。コロナが未知のウイルスと世界中の人が恐怖に脅えていた第1波のときも、パーテーションとパーテーションの隙間から話しかけてくる行為はたくさんありましたから。

それに、どこか「自分一人くらいがやってもいいのでは?」という気持ちがあるのかもしれません。

しかし、飛沫防止のパーテーションの《内側》で働いた経験がある人なら分かると思いますが、パーテーションとパーテーションの隙間からお客さまに話しかけられる経験って、実はメチャクチャ多いんです。

どのくらい多いかと言えば、その日一日のお客さまの数にも寄りますが、10人前後でしょうか。

互いにマスクをしていますし、長時間話すわけでもありませんが、コロナはまだまだ未解明な部分もあります。強力な変異株があるかもしれません。

「コロナに感染するのがこわい」
「偏見がこわい」
という段階は、とうに過ぎ去りましたが(少なくとも、わたしやわたしのまわりでは)、飛沫防止のパーテーションの《内側》で働くスタッフにとっては、パーテーションとパーテーションの隙間からお客さまに話しかけられるのは、気持ちの良い行為ではありません。

隙間から話しかけられると、今更ながら
「そもそも、パーテーションを設置している意味わかってます?」
と、お客さまに問いかけたくなります。もちろん、実際は問いかけたりしませんが。

隙間から話しかけられた行為により、パーテーションの《内側》の人がコロナに感染してしまったり、クラスターが発生してしまったら、ほんとうに何のためのパーテーション設置なんでしょう。

大半のお客さまは、パーテーションごしに話しかけてくださいます。ハッキリ言って、お互いに聞き取りにくいです。やりづらいです。互いに何度も聞き返して、聞くほうも話すほうも、疲れ果ててしまうことさえあります。

それでも、パーテーションで防げる感染があるなら、不快感を減らせるなら、パーテーションとパーテーションの隙間から話しかける行為を見直してみませんか。

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