大人になって勉強するために重要なこと

「夜更かしは良くない」は耳タコな言葉だけど、ここ最近24時30分過ぎに布団へ向かい、眠れず2時を過ぎてしまう私から見て、夜更かしとは程遠い健全な時間帯に布団でしっかり眠れる人って凄いと思う。日経Womanでタイムスケジュールを公開している会社勤めの人達が掲載されているけれど、時間の使い方がうま過ぎないかい、そして睡眠への導入早過ぎないかい、とあまりの羨ましさから疑い始めているこの頃。

毎日朝に１時間勉強、会社から帰宅後1時間勉強。良く見るこのスケジュールをいざ実践してみると相当しんどい。それは私と掲載されている素敵ウーマンは別人だからというのが結論だろう。

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職場までの距離や、私の優先順位と素敵ウーマンの優先順位等、あげ出したらキリがない当然の違いが多くある。それは当然のことでその中で、一人一人がうまく時間を見つけ気持ちを持ち続けることが大切だという事は百も承知だけど、意外と何より一番重要なのは「一人暮らし／二人暮らし／実家暮らし」という生活スタイルだと思っている

私が二人暮らしをしていた時はとにかく「相手の性格」を考えて、朝夜勉強という選択肢を取ることが難しかった。相手も勉強を進んでするタイプなら或いは、ある程度自分の時間を必要とするタイプだったら、もしかしたらその時間を作ることが出来たかもしれない。でも当時の相手はとにかく一緒に時間を過ごしてい人で「起きる時間、ご飯の時間ならまだしも、テレビを見るのは絶対一緒、昼寝をするのも絶対一緒、買い物は必ず二人で行って、シャワーも二人でいいじゃん。」みたいな人だった。なかなか私と真逆なタイプだったと今になって思う。

勿論、私が「今目標があって実現のために勉強をしている」ともっと事細かく理解を得られる様なプレゼンが出来ればよかったのかもしれないけど実際は、やっぱり気を使い続けていたというのが本音。相手に遠慮もしたし、時間を相手のために、と考えることが負担になっていった。とにかく機嫌を損ねることが嫌で、なら自分が我慢すればいいやと本気で思っていた。

ここ1ヶ月父の入院に合わせて実家に帰ってきていて母と二人でいるけれど、母は多趣味で自分の時間を物凄く尊重するタイプ。だから各々同じリビングで全く別のことが出来ている。私は本を読んで勉強して、母はドラマを見て刺繍をして料理をして。言ってしまえば気質・性格を受け継いだからというのがあるけれど、やっぱり人と暮らすことは少なからずお互い気を使い、譲歩する部分が出てきて、それを理解し容認できるかが重要だと再認識した。

だからよく「大人になってからの学習は自分で時間を見つけるしかない」と聞くけれど、実際誰だってそれが簡単にできるわけではないんだよ、と声を大にして言いたい。誰目線のアドバイスなのか、みんながみんが「よし！今から勉強しよ！」なんてタイミングは作ることが困難だ。それは子供がいれば尚更、恋人といれば尚更、人によっては家族がいれば尚更の時だってある。

兎にも角にも、私がもし次に誰かと一緒の空間で生活をすることがあったら、その時は自分の考えていることや目標、理由、そういったものを嘘なく面倒くさがる事なく誠意をもって伝えようと決めている。そうじゃないとお互いに触れられない点で気を使い、自分にとっての1日を自分のために使えないと思うから。

そしてそれを理解してくれる人と出会えたら、私も同じ様にその人のことを理解してあげたいと思う。理解をしてもらえないのであれば、これからの生活に関わることだから、もう一度、二人の関係を見つめ直すのも一つの手なのだろう。