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「ちっぽけでも大丈夫」


仕事を始めた時、周囲のレベルの高さに驚き、私の頭ではとても追い付かないことが多すぎて「この職場で働き続けられないな」と確信していた。でも頑固さを発揮し、そして先輩方に恵まれて何とか今も無事に勤めている。

その中で、実は心を保てている理由は趣味の野球観戦や料理、旅行だけではなくある1つのショートドラマが大きく影響していて、何十回見たか覚えていないくらい大切なものだ。きっと似たような境遇の人やちょいとお疲れな人、或いは雰囲気が好みな人にビシビシ刺さるものなので、記録として共有しようと思います。


「하찮아도 괜찮아 」:ちっぽけでも大丈夫



デザイン会社で契約社員として働く「キム ジアン」が、自分の本当にしたい仕事のために、様々なことに翻弄されながらも日々を一生懸命に生きていくストーリー。締切や人間関係、お金に自由な時間。そういった部分がリアルに描かれているため、現実と重ねて見える点が多い。


働くことは楽しいことばかりではないし寧ろ少ない。お金を貰えるからと妥協する人もいるけれど(というか私もその一人)、本当は自分のしたい仕事を求めている。納得のいかないことばかりでどうしようもない気持ちを抱える帰り道や家の中、慰めてくれる人は誰もいない。格好悪くて誰にも吐き出せない。

そんな時間を多く経験するようになってからその分自分を癒す方法を沢山見つけてきた。このショートドラマはその中でも特別な方法のうちの1つで、私の隣にぴったりと寄り添い、心の中からじんわりと暖めてくれる、そして「キム ジアン」と一緒に頑張ろうと思わせてくれる、そんな作品だ。友人でも何でもない、お話のキャラクターなのに実際に生きているように感じる「キム ジアン」。そして彼女と私の深い繋がりを信じられる。そのリアルさに何度も助けられてきた。


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特に何度も見返してしまうのは


EP3:給料が吹っ飛んでも大丈夫 


EP4:休日が台無しでも大丈夫


EP5:程々の距離感で大丈夫


EP9:頼っても大丈夫


「キム ジアン」視点の心情だけでなく、周囲の心情にも心動く箇所が多い。みんながハッピーなわけではない。それぞれの責任を全うしながらもそれぞれ色がある人生を描こうとしているのだ。

もう一つ好きなポイントは、出てくる洋服や雑貨・家具がとにかく可愛いという所。そして愛嬌たっぷりで可愛らしい性格。


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冗談抜きで、私達は働くことが当然の世界にいるから叱られることは多くても褒められることはほとんどない。それでも絶対に頑張っていることに対して誇りを持たなければいけない。その誇りが薄れてしまった時、一瞬でいいから覗いてみて欲しい。ドンピシャな世代は共感を得られるし、その時代を過ぎた更に大人の人達には懐かしい段階として、当時のこと・踠き苦しんだ瞬間を思い出すきっかけになるだろう。


どこにも行けず安直に人に会いに行けない今、自分を必要以上に卑下することないように。「良いものを良い」とプレゼンし合って良い方向へ気持ちが向かう世の中であって欲しい。



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