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日々の記録

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毎日の思い
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2020年11月の記事一覧

嫌いと尊敬

嫌いと尊敬

中学生の時の部活の先生が死んだ。62歳で大動脈乖離とのことをグループLINEで知った。

自信を持って言えてしまうほど「全国出場」を果たす強豪校だったと思う。だから朝から夜まで、休みは無く、遠征も多かったし、先生の気合に引くことも度々あった。

まだ13、14、15の私にとって、先生は両親よりも1日を長く過ごす一番身近な大人だった。それなのに、タバコ臭いおじさんの匂い・二日酔いのお酒の匂い・褒めず

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上手くいく日の方が少ない

上手くいく日の方が少ない

木曜日が終わりました。今日もお疲れ様でした。

今日はたくさん泣いた日になった。

仕事よりも、人間関係が上手くいかなくて悩むことが多くなって悩み続けた最近、信頼できる大人に全てを打ち明けた。「気がついてあげられなくてごめんね」その言葉を聞いた時「ぶわー」と、本当に擬音付けるとしたら「ぶわー」と、目が痛くなるほど涙が溢れた。

自分のことを責める日々は心のすり減りが早くて、その分心の回復は遅い。「

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下書きフォルダの記録たち

下書きフォルダの記録たち

火曜日が終わりました。今日もお疲れ様です。

スマホのメールの下書きフォルダがよく溜まる。

買い物リストや、気になる本のタイトル、お店で流れていて後で曲名を調べようとメモした歌詞。そういったものがどんどん積み重なっていくため、1ヶ月に1度は整理するようにしている。

全て削除する前にざっと目を通す。「鬱憤の詰まった日記」や「死ぬまでにしたいことリスト」、「子供を産んだら付けてあげたい名前」など、

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母の手作りアップルパイ

母の手作りアップルパイ

子供の頃買い物についていっても、お菓子を買ってもらえなかった。というよりも欲しがらなかったと思う。お菓子を食べたいという選択がもともとないかのように、選択肢がグレーアウトしていた。

母はお菓子を買わない代わりに、簡単なデザートを沢山作ってくれた。それが当然のように感じていたし楽しみだったのだ。

先日実家による用事があり、久しぶりに2人でキッチンに並びアップルパイを作った。何十回と作ってきたアッ

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大切な友達の誕生日を毎年間違えるのは

大切な友達の誕生日を毎年間違えるのは

少しの残業とともに水曜日が終わりました。今日もお疲れ様です。

中学時代からの友達が誕生日だということを思い出して、朝一番に「お誕生日おめでとうライン」送ろうとした。

『 いや、待て。 』

送ろうとした瞬間、冷静な自分が現れストップをかけた。というのも、私は彼に毎年誕生日じゃない日に「お誕生日おめでとうライン」を送るという前科のある人間だ。なので今年は、おめでとうを伝える前に探りを入れてみた。

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指輪は自分の心を繋ぐための物であってほしい

指輪は自分の心を繋ぐための物であってほしい

高校生の時、母親が誕生日に指輪を買ってくれたのが私にとって人生初ジュエリーとなった。

まだ数回しか行ったことのなかった憧れの都内の横道に入り、短い階段を降りるとあるお店。

「SERGE THORAVAL」

どうして母があのお洒落なお店を知っていたのかは分からない。当時はインスタグラムはなかったから、雑誌か何かで情報を得たんだと思う。娘の誕生日のために調べてくれていたのかもしれない。

こじん

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読了記録1:ぼくたちは習慣で、できている。

読了記録1:ぼくたちは習慣で、できている。

11月8日購入→11月15日読了

私はいつも同じことを繰り返して後悔する。

一番最初に頭に浮かぶ後悔は、疲れたり、イライラしたりするとカフェに入ってしまう事だった。もともと珈琲は好きだけど、珈琲を飲みたいだけならば早く家に帰って豆を轢けばいいだけのことなのにわざわざお店に入ってしまう。(実はさっきまで、カフェに入ってパソコンと向き合っていた。)

じゃあどうして同じ行動を繰り返してしまうのか。

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黄色い世界の中の野球少年達

黄色い世界の中の野球少年達

昨日はノー残業で仕事を終え退社した時、11月中旬ということを全く感じない暖かさで、上野駅で途中下車。これ以上寒くなると足が遠のいてしまうから今しかないな、と思い上野公園へ。

大好きな場所、上野恩賜公園店でのスタバでティーラテをテイクアウト。
辺りは落ち葉が積もっていて、仄かに銀杏の匂い。

せわしなく過ぎた今日も、きっとあっという間に通り過ぎてしまう明日も、しっかりと意味のある時間が流れている。

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逃げることは恥ではないよ、と日記の私が言う

逃げることは恥ではないよ、と日記の私が言う

今日朝の情報番組で、コロナ禍で自殺者が増えている、という特集を観た。それは他人事じゃない、わからなくない。私も辛かった。コロナで職を失って金銭的に苦しむ人もいる。逆に私のように、残業を毎日当たり前のように強いられ精神的苦痛を感じている人もいる。大切な人に会えない寂しさが胸を支配している人もいる。

当たり前が急に変わってしまったら、自殺とか死なんてそれほど遠くないなって、私も思った。私は誰かに相談

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