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shi3z note

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#起業

母校にて

母校にて

母校での講演が終わったあと、俺はしばらく放心状態だった。

いや、我ながら頭おかしいとしか言いようがないが、これ以外に母校で話したいことは特になかった。特に、俺の母校、新潟大学教育学部附属長岡中学校は、教員から校長から全員新潟大学の人なので、新潟大学こそが至高の学校であり、新潟大学を愛する愛大学教育みたいなのを受ける。だから俺だって「新潟大学ってまあまあイケてる大学なのかな」と思って育ったのだが、

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最近のつれづれ

最近のつれづれ

20代の頃は絶対こんなタイトルで文章なんか書かない!と思っていたのに、書いてしまっった。「つれづれ」

今日は二日酔いだったのでnpaka大先生とウィークエンドAIニュースやって、その後昨日今日でた最新のLLMをいくつか継之助(AI社長)で試した。レポートはFreeAIのページに

いやー、どっちもすごい。もはやChatGPTと区別つく人いないんじゃないの?しかも無料。まあ、動かすには48GB以上

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AI時代に起業するということ

AI時代に起業するということ

生成AI以前と以後で、会社のあり方は決定的に変化していくのだと思う。
たとえば、昨日はとある会議で、「この(AI)サービスの原価はいくらか」という議論が沸き起こった。

AIサービスなのだから、AIの利用料くらいしかかからないかというとそうでもない。実際、AIを動かすためにはAIそのものにかかるお金以外の人件費がかかる。誰かに売る人の人件費や、システム開発のための人件費や、サポートのための人件費だ

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元旦なので社長(AI)にElyza13Bを使ってクリーンで自由な会話データセットを作ってもらってみた

元旦なので社長(AI)にElyza13Bを使ってクリーンで自由な会話データセットを作ってもらってみた

本日から、AIスーパーコンピュータ「継之助」を社長とした、新しい「自由なAI」を推進する会社、FreeAI株式会社をスタートします。

早速なので、先日発表され、日本語性能はピカイチと名高いElyza13Bに、以前GPT-3で作ったのと同じ、Wikipediaの知識からマルチターンの会話データセットを出力するプログラムを書いてみましたのでご報告いたします。

当社の社長である継之助(A100 80

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AIが社長の会社「FreeAI」を設立しました

AIが社長の会社「FreeAI」を設立しました

これは生成AIアドベントカレンダー向けの記事である。

僕は2003年に最初の会社を作って、以来20年で10社の設立に関わった。
しかし、今年は5社設立して、その全てで社長をやっていない。

なぜかというと、社長を僕がやるのはものすごく非効率的だからだ。

僕は著者で、YouTuberで、研究家で、配達員である。
それぞれが深く連関していて、不可分であり、社長などやっている暇はない。

社長という

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俺に起業の相談をするな

俺に起業の相談をするな

最近よく聞かれるので改めて言っておく。俺に起業の相談をするな。一切受けつけていない。突然事業のアイデアを言われても俺は助けないし助けられない。

俺が相手にするのはUberEatsのユーザーと、昔から一緒に仕事をしている人の紹介だけだ。もうすぐ五十路が見えているというのに新たな人間関係を構築しようとするほど俺は暇でも気長でもない。

相談されるとそれだけで僕の頭脳が無駄に消費される。俺に相談すると

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新番組「AI時代の仕事論」

新番組「AI時代の仕事論」

動画配信プラットフォーム「シラス」における僕のチャンネル「教養としてのAI講座」では、平日ほぼ毎日「デイリーAIニュース」としてその日のAIニュースを見つけ、追体験し、毎週末には「ウィークリーAIニュース」として、一週間のニュースをまとめて紹介している。

これらの番組の見どころは、僕がいつどんなニュースにぶつかるかわからないことだ。僕がどこかで仕入れたネタを見せるのではなく、僕がネタを仕入れる現

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アイデアに価値はない

アイデアに価値はない

生成AIが流行して、昔の知り合いとか、取引先とかから唐突に「アイデアがあるんだけど聞いてくれ」と言われることが増えてきた。まず大前提として、僕にアイデアを話すのはやめてほしい。時間の無駄だ。

僕は自分のアイデアを実現するのに忙しくて、他人のアイデアに耳を傾けるほど暇を持て余しているわけではない。

また、僕の顧問先は多方面にわたる上、そのなかには上場企業専門のコンサルティングファームもあるので、

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もうみんなプログラマーになれるよ

もうみんなプログラマーになれるよ

僕の20年来の親友にnpakaというプログラマーがいるんだけど、彼はもう超凄い。何でもすごい。何でも書けるし何でも早い。本を書くのもプログラムを書くのも、新しいわけわかんない説明書がバグだらけの環境に慣れるのも早い。

んで、これまではちょっとしたことも難しいことも全部npaka(布留川君)に頼んでたんだけど、最近二人とも独立したからつまんないこと頼むのは悪いなと思って「あれはできるんだっけ」くら

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学生起業で絶対に失敗しない方法(増補版)

学生起業で絶対に失敗しない方法(増補版)

増補版前書き

一年も前に書いたエントリが、昨日になって急に100部以上売れた。
東京藝大の八谷和彦先生がXで紹介してくれたおかげだろう。

一年前の内容であることと、僕自身もあの後会社を数社作り、最近はAIを社長にした会社(https://free-ai.ltd)を作ったりしていて、個人的にもアップデートがあるので今売れてることだし増補版を書くこととする。また、僕のnoteの特徴でもあるが、売れ

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負け犬の挑戦

負け犬の挑戦

いやー感動した。感動したね。覆面億万長者。
え、見てない?
見るべきよこれは

このリアリティ番組の主人公、グレン・スターンズは、全米トップのレンドリース会社の創業者で、彼の興した会社、スターンズ・レンディング合同会社は累計15兆円の不動産融資貸付を行う全米トップクラスの金融会社に成長した。

リーマンショック後の2015年にブラックストーン・グループがスターンズ・レンディングの株の過半数を買取り

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