マガジンのカバー画像

書き出し用__アステリアの鎖

502
休載してしまった小説をぼちぼちとかきあげるマガジン。 最終的には加筆修正バージョンをのこして、作業用の小話は消す予定です。
運営しているクリエイター

2023年11月の記事一覧

書き出し_休載小説の話をなんとか終わらせよう_アステリアの鎖 420

 暗黒種は、謎が多い。  上位世界にアクセスしても、確定している情報は、その気になればデ…

書き出し_休載小説の話をなんとか終わらせよう_アステリアの鎖 444

 標的のいない暴走する渦は、やがて力を失い形すらも失うのだが。 ――ざあああああぁ。  …

書き出し_休載小説の話をなんとか終わらせよう_アステリアの鎖 443

「プラスとマイナスの魔力をぶつけ合い、疑似的なブラックホールを作る魔法か。どうして、この…

書き出し_休載小説の話をなんとか終わらせよう_アステリアの鎖 442

 ティアはカーラの迷いを気にしつつも、アレイシアとの攻防に終始する。次元刀のスキルで背後…

書き出し_休載小説の話をなんとか終わらせよう_アステリアの鎖 441

 カーラは丹田に力を入れて、体内のマナのめぐりを集中させる。ティアのユニークスキルが頼れ…

書き出し_休載小説の話をなんとか終わらせよう_アステリアの鎖 440

 長かったと――人間に近い思考を魔王は身に着けた。  魔王は自分が無敵の存在ではないこと…

書き出し_休載小説の話をなんとか終わらせよう_アステリアの鎖 439

 魔王が幽閉された異次元は、機械と有機物が融合したおぞましい生物たちで溢れていた。生物たちは突然現れた、巨大ロボットを100年観察し、自分たちに害がない存在と分かると、酸で溶かし捕食しようと試みる。  これでは、500年後のシンギュラリーポイントまで機体を維持することは不可であり、機体に取りついた異次元生物を定期的に駆除することにした。  魔王AIにとって解せないのは、異世界生物に対してアレンが無関心であり、彼女はてっきり異次元生物に対する駆除に難色をしめすと予想していた。

書き出し_休載小説の話をなんとか終わらせよう_アステリアの鎖 438

 スタッフによって、勇者と魔導姫に世界の仕組みを打ち明けられる。  一応、以前から開示さ…

書き出し_休載小説の話をなんとか終わらせよう_アステリアの鎖 437

――解(かい)。  勇者アレンことアレイシアの願いは、みんなを救いたいという抽象的で狂気…

書き出し_休載小説の話をなんとか終わらせよう_アステリアの鎖 436

 魔王AIは思考する。  500年前に下された命令――人類の繁栄に貢献せよと。  現状、シンギ…

書き出し_休載小説の話をなんとか終わらせよう_アステリアの鎖 435

「カーラ、迷わないで! 生き残りたいのなら、戦うしかないわ!」 「は、はい」  ティアの…

書き出し_休載小説の話をなんとか終わらせよう_アステリアの鎖 434

 紫の瞳を見開いて唇を震わせる顔に、ティアの中で疼く部分。  自分が切り捨てた――造られ…

書き出し_休載小説の話をなんとか終わらせよう_アステリアの鎖 433

「させない!」  そこへ躍り出たのは魔導姫アステリアだ。  彼女は蜂巣模様の魔力障壁を張…

書き出し_休載小説の話をなんとか終わらせよう_アステリアの鎖 432

「人格二個持ちなんて、とんだキメラだね。流石、あたしだ。やることがえげつない」 「「黙りなさい、勇者アレン! オルテュギアーを、この世界を、貴女の好きにはさせない」」 「あははははっ! それでいいんだよ。イーダスは本当に臆病者だった! 自分の罪に向き合わずに、あたしのいいようにされたんだからね」 「――!」  優越感を滲ませた紫の瞳は、アマーリエだった部分を刺激した。  いつもいつも自分を見下し、愛されていることに優越感に浸っていた幼い瞳。無邪気さゆえの残酷さで姉たちを傷つ